生姜には身体を温め、内臓を元気にし、消化を助けるという健康機能があります。さらに血行をよくし、強い殺菌作用や、免疫力を高める作用まで持ち合わせています。アトピーの改善、完治には欠かせない食材。アトピーにいい食べ物の代表格なのです。
生姜の薬効を食事だけでなく、飲み物からも享受してしまおうというのが、生姜紅茶と生姜湯です。1日に1~3回程度、飲んでいました。飲むとぽかぽかして、発汗がうながされます。わたしは、半身浴やリンパマッサージをしながら飲んでいました。
つくり方は簡単なのです。こんな感じ。
生姜紅茶のつくり方
①熱々の紅茶に、生姜汁5~10ccかおろし生姜1~2つまみを入れます。
②お好みの量の甘味料を入れたら完成。
生姜湯のつくり方
①おろし生姜を3つまみ程度、コップに入れ、熱いお湯をそそぎます。
②少量の黒糖で甘みをつけます。
③くず粉(かたくり粉で代用可)を小さじ1杯入れ、とろみがつくまでかきまぜたら、できあがり。
腸内細菌に与える影響を考えると、ほんとうは黒糖は使わないほうがいいのですが、少量ならOKとしました。
黒糖には保温発汗と便通改善の効果がありますから、老廃物や毒素の排泄を助けてくれます。さらに体温をあげて、老廃物や脂肪、糖分の燃焼を早めてくれますから、血液の浄化にもつながります(くず粉にも血液を浄化する作用がある)。ビタミンB1、B2のほか、亜鉛、カルシウムなどのビタミンとミネラルを豊富に含む、天然のサプリメントなのです。
紅茶やコーヒーのカフェインには利尿作用があり、排尿をうながしてくれますし、緑茶とちがって、身体を温めてくれます。ただし、カフェインが入っているので、就寝前は生姜紅茶でなく、生姜湯がおすすめです。
生姜紅茶や生姜湯には、こうした食材の効能をまとめて得られる利点があるのですね。