何でも自由に食べられる食事スタイルをめざして

食事制限

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田舎暮らしでアトピーが完治した。こんな話をよく耳にします。しかしわたしたちに必要なのは、いまの生活環境で治すこと。治ったあとは食事制限と訣別し、自由な食事ができること。食事会や飲み会に参加できるようになること。はたしてそれは可能なのでしょうか。

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この記事では、食事制限の具体的な方法ではなく、当ブログのめざす先(食事制限からの開放)についてつづっています。アトピーを改善、完治させるための食事法についてはこちらの記事でお話ししています。

現在の生活環境でアトピーを治さなければ意味がない

田園

わたしが知るかぎりでも、都会に出て発病し、しかたなく田舎に戻って、生まれ育った土地の新鮮なお米や野菜をたくさん食べ、きれいな空気を吸って、きれいなをたくさん飲んでいたら治った、というケースは少なくありません。みんなきれいな肌に戻っています。

アトピーを癒やす食事や体内浄化が自然とできてしまうからでしょう。

でもこの流動化社会において、わたしたち全員が郷里にとどまり、アトピーの克服に理想的なスローライフを送るなどいうことはとうてい不可能(都会育ちの方などはそもそも帰るべき田舎さえありません)。

一人ひとりに現在の暮らしがあり、人間関係があり、仕事があるのです。

だから、「いまの環境でアトピーを治し、それを維持したい」と願う方がほとんど(最近は田舎も都市化が進んでいるため、かならずしも田舎暮らしで治るとはかぎりませんが)。

わたしもそのひとりでした。

このブログは、そういう方々ためにあります。現在の環境で健康を取り戻す。そのために毎日口にするものを目利きし、易きに流されない正しい生活習慣を身につけるための生活の知恵です。

たとえば温泉地などで、アトピーが楽になることは多いです。温泉の治癒効果や、リラクゼーション効果が大きいのだと思います。わたしも群馬・草津や栃木・中善寺の温泉で、肌の状態が見違えるようによくなったことを記憶しています。

数週間、湯治にでも行けば、かなりの軽快が見込めるのではないかと思います。ただ都会の生活に戻れば、すぐもとに戻ってしまう。やはりこれでは意味がないのです。

草津温泉

この写真をみると、家族旅行の思い出より先に、脳裏に「お湯のなかにもコーリャ、花が咲くヨ。チョイナ、チョイナ」という湯もみ唄が去来します。そう、草津の湯の花です(笑)。

治ってからも食事制限は必要か?

焼き肉

いったんアトピーが完治してしまえば、その後は厳しい食事制限から開放されます。ただし、自分の身体に必要な食事を知り抜くことが必要です。

「食」は、社会生活を営むうえで、もっとも大切なコミュニケーションの手段です。料理を囲み、お酒を飲みながら語り合えば、人との距離はぐっと縮まるものです。人間関係を良好にするうえで、欠くことができません。

アトピーを治し、その状態を維持しようとするとき、どうしても必要なのが厳しい食事制限です。治るまではしかたない。身体を壊した責任は自分にある。わたしも重症のころは「治るならなんでもします。神さま、お願いだからなんとかして!」と神社で祈っていました(笑)。

問題は、治ってからも節制をつづけないといけないのか、ということです。再発の影におびえながら、びくびく暮らしていかなければならないのか。

わたし自身は、厳しい食事制限によってアトピーを克服したあとも長らく、それを中止したりはしませんでした。

再発を恐れたからです。

こういう生活を送っていると、外食や人づきあい自体がちょっとしたストレスです。ここは花の都、東京。まわりの都会人たちは、今夜もどこかで華やかな時間を謳歌している、そう思うと、自分だけがとり残されたような、切ない気分を味わうわけです。

そういっても、友人知人ともごくたまには会うようになりました。ただ昔のように(週3、4度は飲み歩いていた)ひんぱんには会えない。もっと困るのは、仕事上のつきあいです。

気の置けない友人なら事情を話せばすみます。けれども相手が仕事関係者だとそうはいかない。せっかくの宴席で「これは食べません」「お酒はけっこうです」とは、なかなか言えません。かならず「どうしてですか?」と聞かれ、しかたなく事情を説明すると、ほとんどの場合、場が白けてしまうのです。

そういうこともあり、ある時期から新しい食事療法(最近流行中の糖質制限)に飛びつきました。これで、お肉ががんがん食べられるようになった。お酒も好きに飲めるようになった。反対に、ご飯やめん類、甘いもの、果物などは一切食べられなくなった。締めのラーメンなんてもってのほか(うまいのに……)。

そういう日々のなかで、わたしはいよいよ「なんでも(それなりに)自由に食べられる」食事スタイルを求めるようになったのです。

めざすのは、厳しい食事制限からの開放

いまは食生活上の制約からわりと自由になりました。

  • 朝食を食べる(別に必要ないので、果物くらい)。
  • 夜は満足いくまで食べる。
  • お肉も食べる。
  • 甘いもの(和菓子など)もたまに食べる。
  • 果物は毎日食べる。
  • 外食もたまにする。
  • 旅行にもよく行く。
  • サプリメントは一切、飲んでいない。
  • お酒を飲み、煙草も吸う。
なんでも無頓着に食べているわけではありません。食物アレルギーのあるものは当然、避けます。そもそも「食」に対する意識も昔とは一変しましたから、ファストフードやジャンクフードは口にしません。が、食事制限中のひもじさ、みじめさを味わうことはもうありません。

再発の兆候や気配はありません。かりに再発したとしても、すぐ元に戻せる自信があります。これこそ、わたしが求めていた最終到達点でした。

このブログにまとめているのは、この最終到達点へいたる道のりです。そこへ到達したあかつきには、「なんでもそれなりに自由に食べられる」食事スタイルが自然に身についているはずです。

序章「はじめに」はこれでおしまいです。

前置きがちょっと長くなってしまいましたが、次章から実践的な記事となります。

次の第一章には、当ブログの考えるアトピーの原因をまとめています。まずはそこをしっかり押えておくことがとても大事。

アトピーがなぜ起こったのかきちんと理解しているなら、第一章はすっ飛ばし、第二章「完治に必要な5つのステップ」へどうぞ。


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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。