6か月後に容態をこまかくチェックする

軌道修正のための容態チェック法

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当ブログがめざした完治とはどういう状態なのか。あるいは治りきらないケースで考えられる理由、原因、さらにすぐに再発してしまったケースなどで考えられる要因について、わたしなりの見解をつづっています。その対策にいつも考えていきます。

チェックリスト

完治とはどういう状態か?

わたしはアトピー(というか、健康へ戻ろうとする、一連の肉体的プロセス)を、

  1. 原因が特定できない湿疹やじんましん、赤み、腫れなどの皮膚炎
  2. 強烈なかゆみ(かいても消えず、ますます強くなる)

と考えています。

したがってこの2つが消滅すれば、それは完治です。

ほんとうにおめでとうございます。心からお祝いさせていだきます。ぜひコメント欄にてご報告くださいませ。色素沈着はそう易々と消えませんけれど、数か月も経つころには、薄くなって目立たなくなりました。気になる方は、ひまし油を使うと、色素沈着が薄くなるそうです。

では完治すれば、発症前のようになんでも食べられるようになるのか。そういう期待をもたれている方はがっかりなさるかもしれませんが、残念ながらそう甘くはない。

腸が壊れているあいだに発症した過敏症(遅延型食物アレルギー)は、半年やそこらでは収束しないからです。先天的なものではありませんので、数年単位で除去していればスコアが徐々に下がっていく可能性はあります。

ただそれまでは、抗原を知らずに口にすると(たとえば卵や乳製品などは思いもよらない食べ物に使用されているケースがある)、わたしの場合、ニキビや吹き出物ができたり、頭が重くなったりします。

抗原が多く、それぞれのスコアが高い方ほど、完治してからも食生活上の制約が多くつきまとうといっていい。つまのアトピーを患っていた期間が長ければ長いほど、完治後も長くそのツケを払い続ける必要があるともいえます。

だからこそアトピー(リーキーガット)は1日も早く克服しなければいけないと、わたしは繰りかえしているわけです。

完治しないのはなぜか?

食生活を見直し、生活習慣をがらりとチェンジしているのに治らないというなら、わたしはまず次のような可能性を疑います。

1.心理的な問題を抱えている。

心理的な問題の最たるものは、治ることを無意識で拒絶しているというものです。

治療効果が見えだしてくると養生をやめてしまい、再発する方がわりといます(わたしの知り合いにもいる)。依存体質の方や、家族や周囲がやさしく、不幸な身の上に同情してくれていたといった方に多いケースです。アトピーが治ることで、これまでのような配慮が期待できなくなることを無意識下で恐れているのです。

もちろん治したいという気持ちはあるはずです。けれども同時に、他者からの気遣いという特典を失いたくないという気持ちもある。心理的な板ばさみになっているのです。

この自己矛盾に気づき、自分をありのままに見つめることで回復が見込めるとわたしは考えます。

このほかの心理的な問題についてはこちらの2つの記事がくわしいです。

このような心理的問題がない場合、すなわち心の底から治癒を望んでいる場合、治らない理由は次の3つのいずれかにあるように考えます。

2.食べ物に対する過敏症(遅延型食物アレルギー)

可能性が高いのは、過敏症(遅延型食物アレルギー)です。

即時型のアレルギーとちがい、食後すぐに反応があらわれないことが多く、特定は困難です。一度、検査してみるほか手がありません。

3.全身性の重度のカンジダ症

カンジダ症(腸カンジダや皮膚カンジダ)が長引くと、場合によっては血流に入りこみ、生きたまま体内に潜りこんで、体内のあちこちに深く根を張り、真菌症を引き起こすことがあるといいます。

ガンの原因はじつはカビだという科学者もいるくらいです。とても興味深い話ですが、アトピーとは直接の関係がないからここでは割愛します。

カビという連中は、バイオフィルムと呼ばれる保護膜をつくりだすことができます。そして生息環境が悪くなると、そのなかに潜伏して、反撃の機会を窺っている。

こうなると善玉菌も免疫細胞も彼らに手出しはできません。ニンニクやオレガノオイルなど、抗真菌効果の高い食べ物でも同じです。そして食生活が乱れたり、生活リズムが狂ったり、仕事でストレスを溜めたりして、宿主の免疫力が落ちてくると、バイオフィルムからこそこそと這いだしてきて、ここぞとばかりに活動を再開するのです。

食養生を中心とした健康法がすでに身についているなら、腸粘膜もだいぶ修復されているはずです。体内の炎症のレベルもぐっとさがっているはず。わたしも完治後のタイミングで本腰を入れ、徹底したカンジダクレンジングにとりくんだのでした。

4.腸の変形による排泄トラブル

最後にもうひとつ、お伝えしておきたいお話があります。といってもさしたる話ではありません。が、知っておいて損はないはずです。

体内の浄化に不可欠なのは、正常な排便とお話ししてきました。少なくとも日に1回以上あるのがふつうです(わたしは2回ある)。

排泄トラブル(便秘)の原因でいちばん多いのは、食生活の問題です。これは矯正がききます。しかし以下のようなケースでは、自分ひとりの力ではどうにもなりません。すみやかに専門家に相談する必要があります。

腸が変形しているケース

腸内に腫瘍ができていたり、腸管の一部がせまくなっていて、便秘が慢性化しているケースがあるそうです。

大腸が伸びきってしまい、通常(1.5mほど)よりずっと長くなっているケースもあると聞きます。これは「過剰結腸」と呼ばれ、便の排泄を遅らせるために腸内環境が悪化する。このために腐敗毒素が腸内に充満しやすく、毒素が腸壁を傷つけているのです。

腸の異常にはこんなパターンがあるようです。

  • 部分的に肥大化し、そこへ便がたまっていく。
  • 部分的に便の通り道がせまくなり、その直前の部分に便がたまる。
  • そういう箇所が複数あり、あちこちに便がたまっている。
  • 脱腸(上部の管が下部の管を圧迫)で、便の流れが非常に悪い。

こうした例は稀だそうですが、もしご自分の生活習慣に完璧な自信があるのに、アトピーが治らないというなら、腸の変形を疑ってみるのも手です。その際はかならず内科医の判断を仰いでください。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。