アトピーを簡単に改善する方法
このブログにはアトピーを癒やすための多くの手当て方法があります。
全部を読んで理解し、最初からきちんと実践するのは荷が重いかもしれません。無理だと感じる方も多いと思います。でも、わたしも一気にすべてを一気に実践したわけではないのです。治ったあとに試したことや学んだことも逐一記事にしていますからね。
アトピーを完治させるため、とにかくいろんな治療法や食事療法を渡り歩いてきました。カロリー制限からマクロビオティック、菜食主義、グルテンフリー、温泉療法、瀉血療法、小食、1日1食、断食、低炭水化物ダイエット(糖質制限)……。ほかにもありますよ。やっていないのは、死海療法とか寄生虫療法くらいです。
そして新しいことを試すたび、自分の身体をこまかくチェックしてきました。このブログにはその成果がぎゅっと濃縮して詰まっています。
ほとんどのアトピーはここまでやらなくてもほぼ治る、あるいはかなりよくなると思います。
というのは、わたしがめざしたのは「完治」だからです。身体のどの部分にもアトピーの症状が一切ないという状態です。完治を求めなければ――夜ぐっすり眠れるようになるとか、ぱっと見ではアトピーとわからない程度までなら、もっと簡単に回復すると感じています。
なお、この記事は大人を対象にしています。赤ちゃんや子どものアトピー、湿疹にはミスマッチです。
ここにまとめた方法は、アトピーの悪化、重症化に苦しめられていた昔の自分へのアドバイスです。アトピーという病(というより状態)について知り抜いているいまのわたしなら、あのころの自分を簡単に救えるからです。
そう伝えてやりたい。ほかの記事の手当て方法を試すのは、生活習慣の大切さを肌で(まさに!)知ってからでもまったく遅くないのです。
食事方法
朝食
朝食は食べないで、水か青汁だけにする。1杯の朝のコーヒーはOK。
昼食
果物だけにする。目安はリンゴ1~2個。リンゴ、ぶどう、すもも、みかん、キウイフルーツなどで、旬のものを選ぶ。よく洗って、皮はむく。輸入物は避けて、かならず国産にする。食欲がない日は無理に食べない。
仕事や遊びで肉体を酷使する日だけは、果物の代わりに盛りそば1人前かおにぎり2個を食べてもOK。おにぎりはなるべく自分で塩むすびを握ること。できれは玄米おにぎりが望ましいが、なければ白米でも可。もしコンビニで買うことになったら、梅か鮭、納豆巻きにする。肉や魚や揚げ物の入ったものはNG。食品添加物と化学調味料が極力少なそうなものを選ぶ。
夕食
魚を中心にすること。焼き魚や刺身、イワシやサンマの水煮缶などがベター。
お肉は週2~3度なら食べてもOK。ただし国産の鶏肉(もも肉はNG、ささみと胸肉はOK)か、オーストラリア産の牛肉(赤身)またはラム肉にする。これを200グラムを超えない範囲で食べる。このとき、肉は蒸すか直火で焼くかする。フライパンで焼くなら、油はオリーブオイルかココナッツオイルを使う。それを塩だけで食べる。
そのあと、納豆と大盛りのサラダ(千切りのキャベツとタマネギとニンジン)、乳酸菌食品(ぬか漬けかザワークラウト)をかならず食べること。ヨーグルトはNG。
サラダには、市販のドレッシングをかけず、塩かしょうゆをかける。オリーブオイルかココナッツオイルをまわしかけてもOK。お酢はリンゴ酢のみ可。乳酸菌食品は、ぬか漬けもザワークラウトも用意できないなら、ビオフェルミンでOK。それ以外の整腸剤や乳酸菌サプリメントは使わない。
それでも足りないときは、玄米ごはんを茶碗に軽く1杯とお味噌汁を食べてよい。玄米が用意できないなら、白米でもいいが、冷や飯にすること。
その他
毎日、コップ1杯の水を8~9回に分けて飲む。さらに昼と夜の食事の前後にも1杯ずつ飲む。忘れないようにスマホで1時間おきにタイマーをかけておくとよい。1日2.5リットルが目標。水道水は避けて、ミネラルウォーターを利用すること。
酒と煙草はこの期間は禁止。どうしても飲みたい日は、焼酎かウイスキー、ウォッカ、ジンの水割り、ウーロン割りを適量ならOK(氷は入れない)。ビール、日本酒、ワイン、カクテル、リキュール類はNG。煙草は1日5本までに。
間食と夜食はやめる。昼間どうしてもお腹がすいたら、ミックスナッツ(無添加で素焼きのもの)をひとつかみ程度ならよしとする。くるみ、アーモンド、マカダミア、カシュー(ピスタチオ、ピーナッツはNG)。コーヒーもやめること。難しい場合、1日2杯までならOK。
口にしてはいけないもののリスト
- 砂糖、お菓子、甘いもの
- 小麦食品(パン、パスタ、ピザ、うどんなど)
- 加工食品、冷凍食品
- 乳製品
- 卵
- 辛いもの
- 化学調味料(うま味調味料)
入浴方法
お湯の塩素除去
水道水の塩素はかならず除去する。薬局で売っているアスコルビン酸(ビタミンC)を1グラム入れると浴槽内の塩素は消滅する。シャワーは使わない。塩素のないお湯で身体も頭も洗うこと。
無添加の石けん、シャンプー
スキンケアはとくに必要ない(保湿したければしてもよい)。ただし、石けんは無添加(合成界面活性剤不使用)のものを使う。高いものでなくてOK。全身をそれで洗う。シャンプーやリンスを使う場合も、無添加のものを。洗濯用洗剤も無添加に変える。
お風呂では毎日、30分間の半身浴を行なう。たっぷりと汗をかくことで、デトックスが進む。かゆみがひどいときは、自然塩で患部をマッサージする。そのときは痛むが、かなり楽になる。
運動
毎日30分、早歩きかジョギングをかならず行なう。仕事や遊びなどで十分に身体を動かした日は、運動はしなくていい。
その他
便秘が続く場合、週に1~2度、浣腸(家庭用浣腸)を行なう。
また週1度、リンゴしか食べない日をつくる。その日は、リンゴ6~8個を好きなときに分けて食べていい。りんごの皮はきちんとむく。
ステロイドなどの薬を使用中の場合、そのまま継続して使用する。断薬すると、反動でむしろ急激に悪化する可能性が高い。
補足と注意点
なんのためにこんなことをするのだ? と疑問に思われるかもしれませんが、すべてに理由、意味があります。でもいまは理解しなくて問題ありません。
なお、このガイドはアトピーの炎症を効率よく抑えるため、軽い糖質制限とカンジダ治療を組みこんでいます。カンジダ(腸内にいるカビの仲間で、アトピー悪化の大きな原因のひとつ)の餌となる食べ物を減らし、体内の炎症レベルを一気に下げるという点で、現状もっとも有効な方法だからです。
半面、糖質制限は不合理な食事療法です。短期間なら成果があがりますが、数か月というスパンでやると身体がおかしくなります。わたしの経験則です。このガイドの内容を1か月ほど続けてみて、症状に改善が見られたら、ぜひともこの記事から目を通してみてください。そしてきちんとした生活改善に取り組んでください。
さいごに
心得ておいていただきたいのは、
ということです。少しだけなら平気と思うかもしれませんが、たとえばカビやカビ毒、アレルギーのある食べ物(気づいていないことが多い)は、どんなに微量しか食べなくてもかならずダメージを受けることになります。
完ぺきにやらなければ治らない、といっているのではないのです。
でも、なにが心身のパフォーマンスを高め、なにが微量でも体調を損なうのかをしっかり理解していなければ、アトピーは完治しないということです。
はじめまして。アレルギーが多く最近首、関節が異常に痒くなることが多く仕事上見られるのでアトピーを認めたくなくてステロイド飲み薬といくつかアレルギーの薬を多めに飲んでます。ステロイドの飲み薬も徐々に減らしていったほうが一気に痒みが出ることを回避できるんでしょうか?
アトピーというのは「原因がわからない」という意味です。認めたくないのはとてもよくわかりますが(わたしもそうでしたから)、その症状はアトピーそのもののように思います。
これはあくまでわたしの経験上のお話ですが、薬をいきなりやめると猛烈なかゆみが襲ってきます。かといって少しずつ減らしても、やはり最終的には強いかゆみがやってきて、また薬を使うことになるかと。
早急に腸をきれいにすることに目を向けていくべき、というのがわたしの見解です。