アトピー改善のためのビタミンとミネラル

ビタミンとミネラル

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アトピーを癒やすのに必要なビタミンとミネラルを解説。食事療養で不足しがちなビタミンとミネラルを効率よく補い、症状軽減に役立つ栄養素も同時に摂取する、その意味でサプリメントも強い味方です。

アトピーサプリメント

アトピー改善に役立つビタミンとミネラル

アトピーの症状を抑え、治癒を早めるにはどのビタミン、ミネラルを摂ればいいのか。くわしく説明していきます。

なお、アトピーが治るまでと割り切って、わたしはサプリメントを利用しました。野菜をたっぷり食べているとはいえ、少食にしています。たまに断食も行ないます。長患いでぼろぼろの身体――腸や皮膚を癒やし、デトックスを促進するためには、現在の摂取量ではとても足りないと考えたからです。

治癒に役立つ栄養素をサプリメントで手っとり早く補えば、アトピーの完治までの時間を早められる、そう考えたわけです。

もちろんサプリメントなどでなく、栄養素はほんとうなら食べ物からしっかり摂取すべき。わたしもそう思って、いろんな食品の栄養素の含有量を調べたのですが、やはりまったく足りないことがわかりました。いちおう、各栄養素を多く含む食べ物もあわせて紹介しておきます(アトピーには悪い食べ物も含まれますのでご注意ください)。

ビタミンB群

ビタミンBのサプリメント

最初にわたしが注目したのは、ビタミンB群。そのなかでもビタミンB12は重要です。アトピーの炎症を悪化させる一酸化窒素を除去するのに役立ちます。

わが国の厚労省の定めたビタミンB12の必要摂取量は2.4μg。アトピーの場合は1000μgくらい摂らないと意味がないという専門家もいます。ビタミンB12はほかのビタミンB群と一緒に摂取することで、効率よく働きます。

ビタミンB群で次に目を向けるべきなのが、まずビタミンB1。ビタミンCとタッグを組んで、副腎の働きを促進させます。体内で自前の副腎皮質ホルモン(ステロイド)を分泌するのを手助けするのです。また、ビタミンB5は有害物質の排泄に役立ちます。1日50mg程度が摂取の目安といわれています。

ビタミンB2とB6は、アトピー特有の赤ら顔を改善する、という指摘があります。摂取目安はそれぞれ1日50mg。ちなみにビタミンB2が不足すると、皮膚炎が起きやすくなるそうです。ビタミンB6は、肌の潤いに欠かせないセラミドの生成に使われるビタミンです。

ビタミンB群のサプリメントを摂りはじめてからというもの、肌がしっとりしてきたように感じました。

ビタミンB群が豊富な食べ物(数値は100g中の含有量)
●B12/干しのり77.6μg、カタクチイワシ64.5μg、シジミ62.4μg、赤貝59.2μg、筋子53.9μg●B1/豚ヒレ肉1.22mg、ボンレスハム0.9mg、たらこ0.71mg、炒りごま0.49mg、玄米0.41mg●B2/豚レバー3.6mg、牛レバー3mg、脱脂粉乳1.6mg、アーモンド(フライ)1.11mg、どじょう1.09mg●B6/ニンニク1.5mg、ピスタチオ(炒り)1.22mg、ひまわりの種(フライ)1.18mg、マグロ(赤身)1.08g、唐辛子1mg

ビタミンC

岩城製薬のアスコルビン酸原末

強力な抗酸化作用をもつビタミンです。皮膚のバリア機能を低下させる活性酸素を除去してくれます。

副腎の副腎皮質ホルモン(ステロイド)分泌に欠かせないビタミンでもあります。ステロイドは肌荒れを治し、湿疹を抑えるのに不可欠です。自分の身体がつくりだすステロイドにはもちろん、外用薬や内服薬のような副作用もありません。

ステロイドを長期間使用した方は、副腎疲労(副腎の機能低下)を起こしている可能性が高い。わたしも10年前、外用薬を数年間使いましたから、ビタミンCは大量に補給することに決めました。朝昼晩と就寝前の1日に4回、計5グラムをサプリメントから摂取していました。ビタミンCを多く含む柿の葉茶を飲んだり、ブロッコリーを食べたりもしていました。

なお、ビタミンCは歯を溶かします。かぶせ物の歯科金属も溶けます。飲んだあとは、しっかり口の中をすすぐようにします。

ビタミンCが豊富な食べ物(数値は100g中の含有量)
グァバ220mg、赤ピーマン170mg、芽キャベツ160mg、パセリ120mg、ブロッコリー120mg、ゴーヤ76mg、キウイ69mg
ビタミンC治療の権威として知られるカスカート医師(米国)によると、アレルギー疾患の持つ人にはビタミンCの大量摂取が有効だそうです。1日最大で50グラムのビタミンCを4~8回に分けて摂取することをすすめています。くわしい話はこちらに書きましたので、興味のある方はご覧ください。

ビタミンD

ビタミンDのサプリメント

ビタミンDは動物性食品からコレステロールとして体内に取り込まれ、日光をたっぷり浴びることでビタミンD3に変わります。免疫システムを強化し、糖尿病や心疾患、腎臓病、高血圧、不眠症、がんなどのリスクを低下させることで知られています。アトピーの改善あるいは悪化にも深く関わっています。

ところが現代人は総じてビタミンDが不足しがち。成人も子どもも半数以上が必要レベル未満だそうです。ましてや食事制限をしていたり、あまり外出しない方は、ビタミンDの不足傾向がかなり強い。摂取目安は、1日1000~2000IU。わたしはサプリメントから1日2000UIを摂取するように心がけました。

ビタミンDが豊富な食べ物(数値は100g中の含有量)
白キクラゲ(乾)970μg、白キクラゲ(茹で)93μg、しらす干し(半乾燥)61μg、身欠きニシン50μg、筋子47μg、鮭32μg

亜鉛(銅入り)

亜鉛のサプリメント

亜鉛は皮膚の健康と密接に関わっています。体内の約300種類の酵素の産生にも不可欠ですし、肌のコラーゲンの生成にも大きく関わってきます。痛んだ皮膚の修復に役立つ、ということです。摂取目安は、1日15~30mg。

亜鉛を摂取する際に注意すべきなのは、同時に銅を摂ることです。構造が似ているため、亜鉛をたくさん摂ると、銅の相対的な不足が起きることがあるそうです。亜鉛と銅の摂取比率は15対1が理想です。

亜鉛のサプリメントを飲むことで、傷の修復が早まった感じがありました。

亜鉛が豊富な食べ物(数値は100g中の含有量)
牡蠣13.2mg、豚レバー6.9mg、鶏レバー6.9mg、ワタリガニ3.7mg、牛もも肉4mg、牛レバー3.8mg、ホタテ2.7mg

カルシウム

カルシウムのサプリメント

完治まで、乳製品ヨーグルト以外)を断っていました。症状がひどいときはお魚も食べませんでした。すると問題になってくるのは傷の修復が早まったが、カルシウムの不足です。これを回避するには、サプリメントが手っとり早い。1日850mgを摂取しました。食事に含まれるぶんも加味すれば、1日の必要摂取量は楽々クリアーできます。

カルシウムが豊富な食べ物(数値は100g中の含有量)
干しエビ7100mg、カタクチイワシ(煮干し)2200mg、桜エビ(素干し)2000mg、パルメザンチーズ1300mg、炒りごま1200mg
ついでながら、わたしたちは子どものころ「骨をつくるため」といって牛乳を毎日飲まされていましたが、ほんとうはヒトの身体は牛乳のカルシウムを利用できないそうです。逆説的ですが、カルシウム豊富な牛乳を飲んでいると、カルシウム不足を起こすのです。事実、牛乳を飲むと骨粗鬆症のリスクがあがることがわかっています。「カルシウムパラドックス」と呼ばれる現象で、昨今はよく知られるようになってきましたね。

さいごに

ビタミンAも皮膚や粘膜の修復、維持に欠かせない栄養素です。欠乏すると、肌荒れや粘膜のトラブルが起きやすいことで知られています。わたしはニンジンリンゴジュースで毎日たっぷりビタミンA(ベ-タカロテン)を摂っていましたので、ここにはリストアップしませんでした。

ほかに乳酸菌オメガ3のサプリも利用しました。


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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。