ココナッツオイルの10の健康機能

ココナッツオイル

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ココナッツオイルの10の健康機能をご紹介。体内での消化が容易。すぐエネルギーになるから、脂肪になりにくい。しかも抗菌性や抗真菌性が高い。カンジダ対策にうってつけ。抗炎症性や抗アレルギー性が強いのも特徴。こうしたココナッツオイルの効果を最新の研究とともに網羅しています。

ココナッツオイルのアップ

ココナッツオイルはアトピー改善、完治に不可欠な
健康機能の高いスーパーフード

ココナッツオイルは飽和脂肪酸を大量に含むことから、「動脈を詰まらせる」「生活習慣病の引き金を引く」といったレッテルを貼られ、これまで忌まれていました。

けれどもいまではその誤解も解け、世界中で「スーパーフード」として親しまれています。

ココナッツオイルの働きは、

  • 肥満の改善
  • 脳機能の向上
  • 肌の健康状態を改善、維持
  • 抗菌、抗真菌作用

など多岐にわたるからです。

そもそも海外では何十年もまえから、病院で重症患者の点滴に混ぜていたり、粉ミルクの成分に使っていたりするのです。米国食品医薬品局も「安全な自然食品」とみなしています。ココナッツオイルが地球上でいちばん健康な食品のひとつだと証明する研究も1500以上ある。

ただそれらがきちんと認知されていなかっただけ。いまさらなんだ、という感はあります。

アトピーの改善にも非常に役立ってくれた、そうわたしは感じています。

この記事の狙いは、ココナッツオイルがアトピーの改善や完治に必要な理由を、ココナッツの10の健康機能とともにしっかりお伝えすることにあります。

1.ココナッツオイルはいろんな作用を持つ脂肪酸を含む

最初に書いたように、ココナッツオイルは飽和脂肪を豊富に含みます(全体の90%にもおよぶのは下表のとおり)。

脂肪
飽和脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸など)
飽和脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、ステア一価不飽和脂肪酸(オレイン酸など)
多価不飽和脂肪酸(リノール酸、アルファリノレン酸、DHA、EPAなど)
ココナッツオイル
92%
6%
2%
オリーブオイル
14%
77%
9%
キャノーラ油
6%
62%
32%
コーン油
13%
25%
62%
大豆油
15%
24%
61%
牛脂
52%
44%
4%
ラード
41%
47%
12%
バター
66%
30%
4%

このため過去、健康に悪いといわれ、白眼視されていました。

飽和脂肪酸とは?

動物性脂肪などに多く含まれています。コレステロールを増やしたり、血液の粘度を高めたりする性質があり、脳梗塞や心臓病など生活習慣病の原因になるといわれています。

反対に、植物性脂肪に多い不飽和脂肪酸には、コレステロールを減らしたり、血をさらさらにする作用があるとされています。

が、動物性脂肪が悪玉で、植物性脂肪が善玉という説は昨今、少しずつ影を潜めつつあります。関係ないのでくわしく書きませんが、糖質制限の記事などで触れているはずです。

しかしながら、事実は正反対でした。

ココナッツオイルの飽和脂肪酸が無害であることが、研究であきらかになったのです。約35万人もの人びとを対象にした21の研究(1)で、心臓病との関連性は見つかりませんでした。

そもそもココナッツオイルの豊富脂肪酸は、やチーズなどの脂肪とは毛色が異なります。ココナッツオイルの脂肪の90%以上はヘルシーな飽和脂肪で、全体の60%以上は中鎖脂肪酸。この中鎖脂肪酸というのは、

  • カプリル酸
  • ラウリン酸
  • カブリン酸

の3つで、健康面でのメリットはこのとおり。

  • 簡単に消化できる
  • 体内で即、エネルギーに変わる
  • 脂肪として蓄積されにくい
  • 抗菌性、抗真菌性がある
  • 抗炎症性がある
  • 抗アレルギー性がある

ココナッツオイルは、消化管からすぐに肝臓へ届けられます。つまり脂肪としてたくわえるのではなく、エネルギーとして即時使われる。アトピーなどの炎症を増幅させる内臓脂肪を増やさないのです。

抗菌性、抗真菌性が高いという点は、とくにアトピーの方に朗報。大切な話なのであとでくわしく書きますが、で繁殖している細菌や悪玉菌を減らすのに役立ちます。カンジダ治療の際は殺傷能力の高い武器として使えます(わたしもお世話になった)。

抗炎症性、抗アレルギー性が高い点も、もちろんアトピーには◎。

この時点ですでに、アトピーの方は家に常備すべきオイルといえますね。

ココナッツオイルでアレルギーは起きないのか?

ほかのナッツほどではありませんが、ココナッツに食物アレルギーのある方もおられます。

が、ココナッツオイルは脂肪。たんぱく質を含みません。食物アレルギーの原因はたんぱく質ですから、ココナッツオイルにアレルギーが起きるケースはほとんどありません。

なお、ココナッツによる接触性皮膚炎はわりと一般的です。ココナッツ由来の成分を含有したシャンプー、保湿剤、石けんなどで、接触性皮膚炎などを起こすケースは少なくないようです。なかにはココナッツオイルで皮膚がかぶれる、ということもあるそうです。

2.ココナッツオイルをたくさん食べているひとは健康

先進国ではココナッツは、健康への意識の高い人たちが食べる、エキゾチックな食べ物といった印象。でも世界には、ココナッツを昔からずっと食べてきた地域がいくつもあるのです。

代表的なのが、南太平洋に暮らすポリネシア人。

たとえばトケラウ島とプカプカ島の人びとの総摂取カロリーのそれぞれ63%、34%は、なんとココナッツが占めている。彼らには先進国に多い血管系の疾患がほとんど見られず、とても健康なのです(2)。

こうした例はほかにもある。

パプアニューギニアのキタバ島でも、ココナッツをよく食べる。そこでは、脳卒中や虚血性心疾患(心臓病)は存在しないといいます(3)。さらに糖尿病や認知症も皆無。

熱帯の楽園に暮らす先住民たちは、概して身体が丈夫で健康。がんや心臓病、糖尿病、関節炎にかかるひとなんてめったにいないのです。

3.ココナッツオイルは、脂肪を燃やすのを助ける

日本も含めた先進国ではいま、肥満、とくにメタボがいちばん大きな健康問題となっています。

メタボ腹にわんさかたくわえられている中性脂肪は常時、炎症を起こしています。そこからは炎症性物質が放出されている。これがアトピーの炎症に拍車をかけている可能性が高い、とわたしは思う。

内臓脂肪はとにかく、もっとも危険な脂肪として知られていて、さまざまな慢性疾患に密接にかかわっているのです。

肥満やメタボのいちばんの原因はカロリーの摂りすぎとよくいわれますが、じつは本当に重要なのはなにからカロリーを摂取するか。同じカロリーを含む食べ物でも、わたしたちの身体やホルモンに与える影響はさまざまだからです。

ココナッツオイルのMCTオイル(カプリル酸とカプリン酸のこと)は、同量のほかの脂肪とくらべて、体内のカロリー燃焼をより多く助けてくれることがわかっています(4)(5)。ある研究では、1日15~30グラムのMCTオイルが、24時間のエネルギー消費を5%もあげることもわかりました(6)。

メタボな女性40人を対象とした実験では、1日あたり大さじ2杯のココナッツオイルを補給すると、12週間でBMIと胴囲の両方が目に見えて減少したそうですし(7)、肥満男性20人の別の実験では、1日あたり大さじ2杯のココナッツオイルを4週間摂取したら、胴回りが2.86cmも減少したといいます(8)。

このことから、ココナッツオイル中のMCTオイルは、長期的に摂取すると大幅な減量と、メタボの解消につながる可能性があります。

4.ココナッツオイルはカンジダなど有害な微生物を殺す

ココナッツオイルの脂肪酸の約半分はラウリン酸。ラウリン酸が消化されるとき、モノラウリンと呼ばれる物質を形成します。

ラウリン酸とモノラウリンの両方に、細菌やウイルス、カビといった、人体に有害な微生物を殺す働きがあります(9)。

ココナッツオイルにはこのラウリン酸のほか、7%のカプリン酸と8%のカプリル酸というほかの中鎖脂肪酸も含まれています。これら中鎖脂肪酸が殺す細菌の一覧はこのとおり。

細菌この細菌が引きおこす病気
ブドウ球菌感染症、食中毒など
ピロリ菌胃潰瘍、胃がんなど
アクネ菌ニキビなど
グラム陽性菌胃腸炎、中毒症、破傷風など
クラミジア性器感染症、結膜炎など
ナイセリア淋病、髄膜炎など
連鎖球菌肺炎、リウマチ熱、虫歯、喉の感染症など

つまり、非常に強力な、天然の抗生物質なのです。しかも安全。悪い細菌は殺すけれど、腸内の善玉菌(乳酸菌など)は殺しません。

処方薬の抗生物質は危険

病原菌だけでなく、善玉菌もいっしょに殺してしまいます。すると抗生物質の効かないカンジダ菌などのイースト菌が無制限に増えてしまう。これが腸内にあふれかえると、感染が起きます。感染は何年もつづき、頭痛から消化不良、慢性疲労、アレルギーや皮膚炎など、いろんな症状を引きおこします。アトピーが重症化、難治化する理由のひとつもこれ。

さらにアトピーの方が着目すべきは、黄色ブドウ球菌(アトピーにはやっかいな病原体)やカンジダを死滅させることが、研究ではっきりわかっている点(10)(11)。

カンジダが異常増殖すると、相対的に善玉菌は減少しますし、彼らが出す毒素で腸粘膜が破壊される。腸壁が隙間だらけになって(リーキーガット)、腸内環境が悪化していく。さらに胃酸が減り、胃炎や消化不良を引きおこす。

ココナッツオイルはこうした症状(アトピーの根本原因)の改善にも役立つのです。

いますぐココナッツオイルに助っ人をお願いするべきかもしれません。

医薬品でない、天然の物質でいちばんカンジダを抑える働きが強いのは、ココナッツオイルからとれるカプリル酸です。

カプリル酸には、抗真菌薬として病院でよく処方されるナイスタチンと同等の作用があり、副作用がないという報告があります。

カプリル酸はサプリメントも出ていますし、MCTオイルも多く含んでいます。どくだみ茶の主成分もこれです。皮膚が真菌感染を起こしている場合、これらを塗り薬に使う手もあります。

MCTオイル

わが家のMCTオイルは、15ml中にカプリル酸を8.4g含んでいます。

5.ココナッツオイルは食欲を抑える

ココナッツオイルのおもしろい特徴のひとつに、空腹を減らすと、いうのがあります。肝臓で中鎖脂肪酸から生成されるケトン体に、食欲を減少させる働きがあるからです(12)。

いくつかの実験でも、MCTオイルを食べると食事量が減らせることがわかっています(13)(14)。

このことから、ココナッツオイルの脂肪酸は食欲を大幅に低下させる可能性があり、長期的に摂取すれば、体重をぐんと減らせる可能性があるわけです。肥満の気になる方には願ってもない話。

アトピーを治すため少食にしている方にとっても、ありがたい話。

6.ココナッツオイルの脂肪酸はケトンに変わり、発作を減らすことができる

ココナッツオイルの脂肪酸が、肝臓でケトン体(ブドウ糖とならぶ、人体のエネルギー源)に変わることで、てんかんやアルツハイマーといった脳障害の治療に役立つことがわかっています。

ケトン食という食事療法が昨今、日本でも注目を浴びていますす。炭水化物を極端に減らし、摂取エネルギーの6~9割を脂肪でまかなうというもので、血液中のケトン濃度が大幅に上昇します。これが、てんかんなどの発作を抑えるのに非常に役立つのです(15)。

ココナッツオイルのMCTオイルは、肝臓でケトン体に変わるため、てんかん患者のケトン食によく用いられています(16)。

がん対策

がん細胞はブドウ糖をエサにして増殖します。ケトン体は使えません。このことから、ケトン食は、がん患者にとっても福音となる可能性が指摘されています。先に書いたように、ココナッツオイルはピロリ菌を殺せます。胃がんのリスクを減らす可能性も指摘されています。

7.ココナッツオイルは血中コレステロール値を改善する

ココナッツオイルにはヘルシーな飽和脂肪が含まれています。これが善玉コレステロールを増加させ、悪玉コレステロールを減らすことがわかっています(17)。

どろどろの血液を改善したり、コレステロールの酸化を防ぐという動物実験の結果も出ていて(18)、心臓病の予防や改善に役立つとされています。

どろどろの血液がさらさらになる、という点は、アトピーの方も着目したいところ。アトピーの血液がどろどろなのは、わたしが瀉血によって確認ずみですもので。

8.ココナッツオイルはアトピーの肌を保湿、保護し、日焼けどめにもなる

熱帯地域に暮らす人びとは何世紀ものあいだ、伝統的な保湿剤としてココナッツオイルを活用しています。

昨今は欧米や日本でも、ココナッツオイルをスキンケア目的で利用するひとが増えています。肌と髪の健康、さらには美しさを保つのに役立つからです。

事実、最近の研究でもココナッツオイルで保湿ができる(乾燥肌を癒やす)ことが証明されました。皮膚の水分や脂肪量を安全に改善するというのです(19)。

アトピーで弱った肌、乾燥した肌、感染症を起こした肌のケアにも力を貸してくれそうです。

とくにココナッツオイルのラウリン酸やカプリル酸は皮膚内外の炎症をやわらげます。肌を守り、酸化を防ぎ、肌を癒やします。

さらにココナッツオイルは、太陽の紫外線の約20%が遮断でき、日焼けどめとして使えることもわかっています(20)(21)。

SPFは「7」。さして高くありません。が、市販の日焼けどめのように肌が荒れることもないので、わたしは海水浴にいつもココナッツオイルを持参。直射日光を半日浴びても、以前のようにヒリヒリしたり、まっ赤にはれあがったりすることがなくなりました。

肌が敏感なアトピーの方にうってつけの日焼けどめといえますね。

ちなみにわたし、日焼けどめは肌によくありませんので使わない主義。昔はサンオイルをがんがん塗っていました。

9.ココナッツオイルは口臭を予防する

ココナッツオイルでうがいをすれば、口のなかの有害な細菌を殺し、歯の健康を手助けしてくれます。口臭を減らすことにもつながります(22)(23)(24)。

この健康法は、インドの民間療法として何千年も利用されてきました。インドの方はごま油などを使っているようですが、どんなオイルでも同じ結果が得られます。オイルでうがいをする、という点がミソなのです。

大さじ1杯のココナッツオイルを口に含み、15~20分ゆすいだから吐きだす。それから歯を磨く。これだけでしつこいプラークまで除去できるそうです。

9.ココナッツオイルの脂肪酸はアルツハイマー患者の脳機能を高める

アルツハイマー病は高齢者やその家族にとって、非常にやっかいな病気。最近は低年齢化も進んでいます。

原因のひとつは、脳の特定の部分が、ブドウ糖をエネルギーとしてきちんと使えなくなることだそうです。

研究者らは、ブドウ糖の代わりにケトン体を供給すれば、脳がこれをエネルギーとして使えるから、脳機能不全がやわらぎ、アルツハイマー病の症状も軽減すると推測しています(25)。

事実、ある研究では、MCTオイルを摂氏揺することで、軽度のアルツハイマー患者の脳機能が即時、改善したそうです(26)。

10.アトピーの炎症を軽くする

いくつかの動物実験で、ココナッツオイルを食べると、体内の炎症をぐっと抑えられることがわかっています(27)(28)(29)。

ヒトに対する研究でも、ココナッツオイルを食べることで、ほかの不飽和脂肪酸とくらべて、酸化ストレスや炎症マーカーを減少させる可能性があることがわかっています(30)(31)。

アトピーの体内では、のべつまくなしに炎症が起きている。これが減らせるわけです。

ココナッツオイルの話のさいごに

これでおしまいです。

ココナッツオイルがアトピー、ひいては健康にいいのは知っていましたが、ことほどさようにいろんな働きがあるとは思いもよりませんでした。身体の内外からアトピーを癒やすのに役立つことがはっきりしました。

書き忘れましたけれど、副作用がほとんどない、というのも大きな特徴です。ただし、ココナッツオイルの健康機能を最大限に享受するため、わたしはオイル選びには注意をはらっています。

といっても、目利きのポイントは3つだけ。

  • 自然な方法で抽出されている(低温圧搾)
  • オーガニック(無農薬
  • エキストラバージン

オーガニックでエキストラバージンで低温圧搾のココナッツオイル

わたしが最近使っているのはもちろん、これらの条件をすべて満たしています。しかも安い。iHerbで、1530グラム入りで2500円前後。日本で買うと、500ml(460グラムくらい)で1500円くらいします。大さじ1杯をブラックコーヒーに入れて、ブレンダーでかき混ぜて飲んでいます。

いろいろ試してみて、ココナッツオイルと意外に相性のいい飲み物だとわかったのが、どくだみ茶パウダルコ茶グリーンスムージーなど。ほとんどのお酒青汁はダメでした(笑)。

関連記事


(1)「Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease1,2,3,4,5」(Patty W Siri-Tarino, Qi Sun, Frank B Hu, and Ronald M Krauss)、(2)「Cholesterol, coconuts, and diet on Polynesian atolls: a natural experiment: the Pukapuka and Tokelau island studies.」(I A Prior, F Davidson, C E Salmond, and Z Czochanska)、(3)「Apparent absence of stroke and ischaemic heart disease in a traditional Melanesian island: a clinical study in Kitava.」(Lindeberg S, Lundh B.)、(4)「Thermic effect of medium-chain and long-chain triglycerides in man.」(Seaton TB, Welle SL, Warenko MK, Campbell RG.)、(5)「Postprandial thermogenesis in lean and obese subjects after meals supplemented with medium-chain and long-chain triglycerides.」(Scalfi L, Coltorti A, Contaldo F.)、(6)「Twenty-four-hour energy expenditure and urinary catecholamines of humans consuming low-to-moderate amounts of medium-chain triglycerides: a dose-response study in a human respiratory chamber.」(Dulloo AG, Fathi M, Mensi N, Girardier L.)、(7)「Effects of dietary coconut oil on the biochemical and anthropometric profiles of women presenting abdominal obesity.」(Assuncao ML, Ferreira HS, dos Santos AF, Cabral CR Jr, Florencio TM)、(8)「An Open-Label Pilot Study to Assess the Efficacy and Safety of Virgin Coconut Oil in Reducing Visceral Adiposity」(Kai Ming Liau, Yeong Yeh Lee, , Chee Keong Chen, and Aida Hanum G. Rasool)、(9)「Fatty Acids and Derivatives as Antimicrobial Agents」(Jon J. Kabara, Dennis M. Swieczkowski, Anthony J. Conley, and Joseph P. Truant)、(10)「Equivalence of lauric acid and glycerol monolaurate as inhibitors of signal transduction in Staphylococcus aureus.」(Ruzin A, Novick RP.)、(11)「Equivalence of lauric acid and glycerol monolaurate as inhibitors of signal transduction in Staphylococcus aureus.」(Ruzin A, Novick RP.)、(12)「The effects of a low-carbohydrate ketogenic diet and a low-fat diet on mood, hunger, and other self-reported symptoms.」(McClernon FJ, Yancy WS Jr, Eberstein JA, Atkins RC, Westman EC.)、(13)「Covert manipulation of the ratio of medium- to long-chain triglycerides in isoenergetically dense diets: effect on food intake in ad libitum feeding men.」(Stubbs RJ, Harbron CG.)、(14)「Influence of medium-chain and long-chain triacylglycerols on the control of food intake in men.」(Van Wymelbeke V, Himaya A, Louis-Sylvestre J, Fantino M.)、(15)「The ketogenic diet for the treatment of childhood epilepsy: a randomised controlled trial」(Elizabeth G Neal, Hannah Chaffe, Ruby H Schwartz, Margaret S Lawson, Nicole Edwards, Geogianna Fitzsimmons, Andrea Whitney)、(16)「Medium-chain triglyceride (MCT) ketogenic therapy.」(Liu YM.)、(17)「Effects of dietary coconut oil on the biochemical and anthropometric profiles of women presenting abdominal obesity.」(Assuncao ML, Ferreira HS, dos Santos AF, Cabral CR Jr, Florencio TM.)、(18)「Influence of virgin coconut oil on blood coagulation factors, lipid levels and LDL oxidation in cholesterol fed Sprague?Dawley rats」(K.G. Nevin, T. Rajamohan)、(19)「A randomized double-blind controlled trial comparing extra virgin coconut oil with mineral oil as a moisturizer for mild to moderate xerosis.」(Agero AL, Verallo-Rowell VM.)、(20)「Effect of mineral oil, sunflower oil, and coconut oil on prevention of hair damage.」(Rele AS, Mohile RB.)、(21)「Potential of herbs in skin protection from ultraviolet radiation.」(Kora? RR, Khambholja KM.)、(22)「Effect of oil pulling on Streptococcus mutans count in plaque and saliva using Dentocult SM Strip mutans test: A randomized, controlled, triple-blind study」(S Asokan, J Rathan, MS Muthu, Prabhu V Rathna, P Emmadi, Raghuraman, Chamundeswari)、(23)「Effect of oil pulling on plaque induced gingivitis: A randomized, controlled, triple-blind study」(Sharath Asokan, Pamela Emmadi, Raghuraman Chamundeswari)、(24)「Effect of oil pulling on halitosis and microorganisms causing halitosis: A randomized controlled pilot trial」(Sharath Asokan, R Saravana Kumar, Pamela Emmadi, R Raghuraman, N Sivakumar)、(25)「Hypometabolism as a therapeutic target in Alzheimer’s disease」(Lauren C Costantini,corresponding author1 Linda J Barr,1 Janet L Vogel,1 and Samuel T Henderson)、(26)「Effects of beta-hydroxybutyrate on cognition in memory-impaired adults.」(Reger MA, Henderson ST, Hale C, Cholerton B, Baker LD, Watson GS, Hyde K, Chapman D, Craft S.)、(27)「Virgin coconut oil supplementation ameliorates cyclophosphamide-induced systemic toxicity in mice.」(Nair SS, Manalil JJ, Ramavarma SK, Suseela IM, Thekkepatt A, Raghavamenon AC)、(28)「The addition of medium-chain triglycerides to a purified fish oil-based diet alters inflammatory profiles in mice.」(Carlson SJ, Nandivada P, Chang MI, Mitchell PD, O’Loughlin A, Cowan E, Gura KM, Nose V, Bistrian BR5, Puder M)、(29)「Anti-inflammatory, analgesic, and antipyretic activities of virgin coconut oil.」(Intahphuak S, Khonsung P, Panthong A)、(30)「Antioxidant components of naturally-occurring oils exhibit marked anti-inflammatory activity in epithelial cells of the human upper respiratory system.」(Gao M, Singh A, Macri K, Reynolds C, Singhal V, Biswal S, Spannhake EW)、(31)「A diet rich in coconut oil reduces diurnal postprandial variations in circulating tissue plasminogen activator antigen and fasting lipoprotein (a) compared with a diet rich in unsaturated fat in women.」(Muller H, Lindman AS, Blomfeldt A, Seljeflot I, Pedersen JI)