アトピーに悪い食べ物

アトピーに悪い食品(砂糖、白米、小麦、添加物、乳製品、辛いもの、冷たいもの)

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アトピーの方が口にしてはいけない食品について解説します。砂糖や白米、パン、麺類などの精製糖質のほか、食品添加物、加工食品、乳製品、辛いもの、冷たいものなどを遠ざけ、血糖値をあげず悪玉菌の仲間も増やさない甘味料や玄米、おそばなどに切り替えます。その理由についてもきちんと解説します。

いますぐやめるべき、アトピーに悪い食べ物

ここにあるのは、いますぐやめるべき食べ物です。

が、いきなり全部を中止するというのは難しいものです。

2~3か月かけて、徐々にこうしたスタイルに切り替えていく、というのが現実的なセンではないかと思います。

1.精製された甘味料(砂糖など)がアトピーを悪化させている

甘いものを控えると、それだけで症状がぐんと楽になります。

血糖値が急激にあがると、炎症に拍車がかかるからです。わたしだけでなく、アトピーの方はみんな、(気づいていなくても無意識下で)経験的にこのことを知っているはず。

わたしはまず、砂糖を中心とした精製糖質を完全に中止しました。

アトピーでも問題なく使えるのはこのあたり。

エリスリトール、キシリトール、マルチトール、ステビア、オリゴ糖、生蜂蜜

左へ行くほど血糖値をあげません。

とくにエリスリトールとステビアは、人体でほとんど代謝されませんから、血糖への影響はほぼゼロ。カンジダのエサになることもないのです。キシリトールなどはむしろカンジダの増殖を抑える働きがあります。

ただし善玉菌のエサにもならない。つまり毒にも薬にもならない。この点、オリゴ糖や生蜂蜜(ローハニー)は善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれるという利点が期待できますね。

生蜂蜜

わたしの最愛の生蜂蜜。オーガニックです。常温で固まっていますが、これこそ安心のしるし。常温でさらっとしたものは、収穫時期の早すぎる(熟成度の低い)ものが多く、添加物を足していることも少なくないと聞きますからね。

中国産蜂蜜

中国産の蜂蜜。キッチンの片隅にうち捨てられていました。室温で液体状。妻によると、1000円を切っていたとか。安いけれど、中国産は要注意。人工甘味料や水あめなんかでかさを増しているものが多いとか。数年前の中国政府の検査では「純粋はちみつ」のラベルをつけていながら、規約に反して人工甘味料などの混入が疑われた商品が検査対象の約2割にのぼったそうです。

黒糖

波照間島の黒糖。波照間には、石垣島からフェリーに乗って行ったことがあります。キビ畑の広がる、のどかで美しい島でした。島内の黒糖工場の見学もしました。そういう記憶から、この黒糖を気に入っています。沖縄の黒糖は島ごとに風味が異なり、食べ比べると楽しい。本物の黒糖はビタミンとミネラルを非常にバランスよく含んでいます。砂糖とくらべるとずっとヘルシーです。が、アトピーが治るまではやめるべきなのです。

甘味料についてもっとくわしく知りたいなら、この記事をチェックしてください。なにが大丈夫で、それはどういう理由か、あるいはなにがダメで、どうしてそれがダメかがきちんとわかるはずです。

2.精製された糖質(精製されたお米、小麦)はアトピーによくない

精製糖質――いわゆる白い炭水化物(穀類)はすべて中止しました。

白米やパン、さらに白い小麦粉を使った麺類(ラーメン、パスタ、うどん、そうめんなど)です。

この手の食物は、精製過程でビタミンとミネラルがすべて削られてしまいます。純粋な糖質です。強い甘みこそありませんが、からだのなかでのふるまいは砂糖となんら変わるところがない。

だからあっという間に吸収されて血流に流れこみ、血糖値を急上昇させます。すると炎症レベルも急上昇。肌荒れとかゆみがすぐガツンとやってきます。このとき血液はどろどろになっています。カンジダたちも大喜びしていることでしょう。

これは、アトピー悪化因子の最たるものです。

さらに悪いのが、血糖値をさげるためにからだが大量のインスリンを分泌して、今度は血糖値が急激にさがることです。その結果、疲労感やいらいら、不眠、集中力の欠如、気分の落ちこみなどがあらわれます。

そして甘いものがよけい食べたくなる。白砂糖は麻薬、といわれるゆえんです。白米やパンなどでも同じことが起こるのです。

インスリンの過剰分泌を繰り返していると、すい臓と副腎が弱り、しまいには糖尿病予備軍や副腎疲労になります。

くわしく知りたい方はこの記事をどうぞ。

アトピー完治をめざす方がすぐにやめるべき穀類は、具体的には次のようなものです。

  • 白米
  • 食パン、菓子パン、惣菜パン
  • うどん、そうめん
  • ラーメン、焼きそば(中華麺)

ではこれらの代わりに主食として、なにを選ぶか。

  • 玄米
  • そば(十割のみ)
  • オートミール
  • 黒パン(ライ麦パン)
  • ひえ、あわ、きび、押し麦(雑穀)
  • キヌア
  • アマランサス
ちなみに小麦にも、玄米のように未精製のもの(全粒小麦)があります。全粒小麦からできたパンや麺類ならOKではないのか、わたしも以前はそう考えていましたが、現在は小麦はすべからくやめたほうが治癒が早い、と考えています。

小麦たんぱくのグルテンは、腸壁を傷つけるからです(詳細は以下の記事にゆだねます)。食べていいおそばを「十割そば」のみとしているのも、それ以外は精製小麦が使われているからです。

白米おにぎり

主食を玄米にするというのは、家族がいるとなかなかハードルが高いものです。なんとなく面倒そうですし、風味にもひと癖ありそうですからね。でもやってみると、さして手間はかかりませんし、白米にはない食感と味わいがあります。

3.食品添加物はアトピーにとても悪い

アトピーがきっかけで、わたしは買い物の際、原材料表示をいちいち確認する習慣を身につけました。

日本は食品添加物の天国です。企業の利益優先で、規制がとてもゆるい。認可されている添加物の数はヨーロッパの国々と比較するとひと桁くらい多く、あらゆる食品に危険な添加物がたっぷり入っています。知らないうちにそうしたものをどんどん体内へとりこんでしまっているのです。怖いですね。

アトピーや花粉症が急増している背景には、こうしたことが大きく関わっている、といわれています。

「食」に関して、日本は比較的安全だと思っている方も多いようですが、本当はちがいます。

菜食主義者などが多い欧州や米国には総じて健康意識の高い人がたくさん暮らしているため、オーガニック商品や無添加食品、ローフード(加熱しない食材を使った加工食品で、酵素やビタミンがそのまま摂れる)が多く製造販売されています。選択肢は豊富。需要があるから価格も抑えられています。

けれども、日本は需要そのものが少ないため、選択肢がほとんどありません。

スーパーにならぶ商品はどれも食品添加物たっぷり。オーガニックや無添加商品というと、山の手の奥さまが特別な自然食品店で大枚はたいて買うもの、という感覚ですよね。狂牛病しかり、食品偽装しかり、食品添加物しかり、放射能しかり、ニッポンの「食」の安全神話はとうの昔に崩壊しています。

自分のからだは自分で守る、わたしはこの意識を大切にしています。

ちょっと熱くなってしまいましたが、わたしがとくに避けているのは以下のようなものです。

発色剤、着色料、人工甘味料、改良材、合成着色料、防カビ剤、殺菌剤、酸化防止剤、合成保存料、漂白剤、化学調味料

ここに全部は書ききれませんので、次の記事を参考にしてみてください。

4.加工食品もアトピーにかなり悪い

こうした食品添加物は、おもに加工食品にたっぷりと使われています。

これは、商品をひっくりかえして、裏側の原材料表示をチェックすればすぐわかります。見慣れぬカタカナがずらずらならんでいますから。

加工食品に使われる油もアトピーの方には大敵です。アレルギーを悪化させるリノール酸や、トランス脂肪酸などがたくさん使われています。

とくに避けるべき加工食品というのは、

  • 食肉加工品(ソーセージ、ハム、ベーコン、成型肉など)
  • 魚肉練り製品(かまぼこ、はんぺん、つみれ、さつま揚げ、ちくわなど)
  • レトルト食品(カレー、パスタソース、丼物の具、ハンバーグ、ミートボールなど)
  • 缶詰食品(肉、魚、果物、おつまみ、スープ、ソース)
  • 調味料(ドレッシング、焼き肉のたれ、麺つゆなど)

このほか、冷凍食品やお菓子にも食品添加物がたくさん使用されています。

納豆やがんもどきなども加工食品です。添加物(納豆の場合はタレに)が使われていることが少なくないので、わたしは注意しています。

大切なのは、買い物の際に原材料表示をしっかり確認するということ。アレルギーのある食べ物を避けるうえでも欠かせませんからね。

慣れてくれば、そんなに時間もかかりません。わたしなんて、妻が「これ大丈夫?」といって持ってくる商品をさっと裏返し、1秒とかからず合否判定をくだせるまでになりましたので(笑)。

弱ったからだを守り、これまでの努力を無駄にしないようにするために、食品の原材料表示は習慣づけていく必要があります。

合成保存料で強引に新鮮さを保ち、家庭料理では考えられないくらい長い賞味期限のある加工食品は食べないのが正解。

5.反栄養素もアトピーにはよくない

じつはふつうの野菜や穀類、ナッツのなかにも、からだを害したり腸粘膜を刺激する成分(反栄養素という)を含んでいるものがあります。

反栄養素は気にしすぎるとキリがないですから、わたしもあまり神経をとがらせてはいません。ただ、ナス科野菜のたんぱく質「レクチン」だけは注意したほうがよさそうです。消化吸収を阻害したり、小腸の粘膜を傷つけ、炎症を引きおこしたりするといいます。

ナス科の野菜:トマト、ナス、ピーマン、パプリカ、ジャガイモ、胡椒、唐辛子

わたしは当時、そんな話は知りませんでしたもので、トマトやピーマンなどはよく食べていました。減らすかやめるかしていたら、腸が癒えるのがもっと早かったのかもしれません。

この記事にもっとくわしく書いています。

6.乳製品はアトピーに向かない

乳製品(ヨーグルト)もよく食べていました。それもアトピーを治すのに効果があると信じて(笑)。残念ながらそれは大きなまちがいだったとあとで知りましたので、そのことをこの記事に書いています。

簡単にいうと、乳製品は腸内で腐敗しやすく、腸内細菌のバランスを崩しやすいうえ、カゼイン(乳たんぱくの一種)が腸粘膜の炎症や食物アレルギーを引きおこす原因になるというのが理由です。

7.冷たいもの、辛いものはアトピーには刺激が強すぎる

冷たいものは消化に悪いうえ、ほかの食物が消化される際にその足を引っ張ります。

辛いものはわたしの好物です。おそばには七味唐辛子をまっ赤になるくらいかけていましたが、きっぱりやめました。

トウガラシのカプサイシンなどは本来は排毒効果が高く、血液や腸内を浄化してくれるのですけれど、傷ついた腸管には刺激が強すぎる。粘膜をさらに傷つけます。

8.酵母を含む食品と飲料はアトピーなら避ける

酵母は、カンジダと同じ真菌の仲間です。

カンジダが腸内で繁殖している場合、カンジダに対するアレルギーを発症していることが多く、さらにほかの酵母菌にもからだが反応してしまうケースが少なくないようです(わたしもスコアは低いもののそのひとりですし、このブログの読者の方のなかにも同様のケースがとても多い)。

というわけで、酵母を使う食品のほか、きのこ類(これも真菌類)にも注意が必要。

酵母が使われる食品には、パンやビール、発泡酒(ノンアルコールも)、ワイン、日本酒、みりん、お酢、かつお節などがあります。

日本酒とみりんは大丈夫です。ぬか漬けや味噌には乳酸菌と酵母が仲よく暮らしていますが、これも大丈夫。あくまでわたしのケースですが、そういう方をほかにも知っています。日本人のからだは日本の伝統食にはわりと寛容といわれています。

ですが、お酢とかつお節はダメ。

だから、かつお節はカビつけされていないものを使います。お酢についてはリンゴ酢(カンジダをやっつける働きがある)だけは大丈夫ですので、これを使っています。

加工食品に近ごろよく「酵母エキス」という調味料が使われるようになりました。酵母に敏感な方はこれも避けるべきかもしれません。

酵母系食品については食したあとの様子を見ながら、どれをよしとし、どれをやめるかを判断していくしかありません。人によって反応が変わるからです。たとえばさきほど、食べていい穀類として黒パンを挙げました。玄米やそばは問題ないのに黒パンを食べるとなにか変だ、というなら、パン酵母に反応している可能性が高いわけです。

さいごに

最後になりましたが、アトピーが治るまでお酒は完全にやめました。

強いお酒は胃腸を荒らしますし、冷えたお酒は胃腸の働きをにぶらせます。

キンキンに冷えたビールなんて最悪です。度数こそ低いものの、冷たいし、醸造酒にはもともとからだを冷やす性質がある。腸内環境を確実に悪化させます。同じ醸造酒の仲間の日本酒やワインなんかも同様ですね。

といいつつ、以前は夜な夜なジンやウォッカを酩酊するまで飲んでいたものですから、最初はかなりつらかったですけれど(笑)。

アルコールについては第五章でくわしく説明しますので、このへんで――。

第四章はこれでおわりです。

第五章では体内に溜まった毒素の強制排泄――デトックスを進めていきます。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。