腸壁の修復、腸内環境の正常化の基本ルール

腸壁の修復、腸内環境の正常化

この記事の重要度:

少食やたまの断食(症状が重い場合)を行ない、腸に十分な休息期間を与えてやりました。薄化・多孔質化した(薄くなり穴の開いた)腸壁を癒やすためです。乳酸菌をとることで、腸内の細菌バランスを整えました。これも腸壁の穴をふさぎ、分厚くするのにかなり役立ったはず。腸壁修復に役立つおいしいハーブティーも活用しました。

アトピーとはなにか。とても大切なことですから、もう一度書きます。

  • アトピーとは、体内毒素が皮膚にあらわれたもの。
  • 症状の発生源は皮膚でなくて、腸。

だから対策の軸はこうなる。

  1. 腸壁を修復する正しいステップを踏む。
  2. 腸内の細菌バランスを正常化する。
  3. あらたに体内に毒素を入れない。
  4. 体内に溜まった毒素をすみやかに排出する。

「腸壁の修復、腸内環境の正常化」の中心的方法

最初のステップ(ステップ1)の目的は、1の腸壁修復と2の腸内環境(細菌バランス)の正常化です。ここがアトピー完治のカギを握る部分。もっとも大切です。

弱った腸が元気になれば、かならずアトピーは治る。そのためにわたしが手はじめに実践したのは、次の3つでした。

①の1日2食と小食は、消化器に休息時間を与えてやるのが狙いです。②の断食も同じ。丸1日、固形物を食べないでいると、消化器はずいぶん休まるようです。これを繰り返すことで、ぐんぐんよくなっていきます。

俳優の江本孝明さんが以前、30日間の断食を敢行して話題になっていました。「不食(断食)すると、体調がすこぶるよい」と話していました。断食には自然治癒力や免疫力を最大限に引きだす力があるのです。

というわけで、わたしは現在も体調がわるいときは断食します。ただ通常の断食はきつい。頭がぼんやりして、なにも手につかなくなる。もっと楽ちんで、同等の効果を得る方法(りんごダイエット)を知りましたから、いまはそれを採用しています。

極論すれば、完全に絶食するのがいちばんなのかもしれない。でも命にかかわる。

そこで、③の生菜食(生野菜を食べる)。キャベツやタマネギ、ダイコンなど、消化を助けてくれる野菜を食前にナマで食べ、胃腸の負担を極力減らしてやるのです。

腸壁修復の次に着目したのは、腸内環境を整えることです。善玉菌増殖計画に着手したのです。そのために実践したのがこれ。

昔はどこの家にもかならずあった「ビオフェルミン」。毎食後に飲むだけでアトピーが治った、なんて人もいるようです。味噌や納豆、お漬け物、ヨーグルトなどの発酵食品も多く摂るよう心がけました。さらに乳酸菌のエサとなるオリゴ糖も摂ることにしました。

健康な腸では、善玉菌と悪玉菌の比率は2:1といわれます。7:3という説もあるようですが、いずれにしろ善玉菌が悪玉菌の2倍以上いるわけです。このほかに日和見菌(非病原性の大腸菌やバクテロイデス、カンジダなど)がいる。これがいちばん多い。その名のとおり強い側につく菌ですから、悪玉菌優性の環境では悪さを働いています。

善玉菌、悪玉菌も日和見菌の理想バランス

腸内の微生物は100種100兆個とか1000種1000兆個とかいわれますが、とにかく全部で1.5キロほどにもなります。これに対し、人間ひとりの細胞数は60兆個。数のうえでは腸内細菌のほうがずっと多いわけです。しかも微生物が棲息しているのは腸内だけではない。そう考えると、わたしたちのからだは微生物でできているといってもいいくらい。

腸内細菌バランスがおかしくなっているのが、わたし(アトピー人)の腸内。乳酸菌の助けを得て、善玉菌を増やすのが狙いです。

ただし人間のからだというのは、菌やウイルスなど微生物の共存共栄でなりたっています。悪玉菌も日和見菌も必要。大切なのはバランスです。

実施スケジュールの目安

実施スケジュール

いきなり朝食を抜いて食べる量を減らすと、体重は激減します。周囲に心配されること間違いなしです。力も出なくなります。わたしのように自宅療養の身ならともかく、からだを使うお仕事をされている方はまず継続できないでしょう。

まず朝食をニンジンリンゴジュースや青汁だけにする。その後、徐々に食事量を減らしていく、というふうに、1~2か月かけてからだを少しずつ慣らしていってもよかったのではないかと思います。助走期間をつくるわけです。

ちなみにわたしの場合、現在はたとえ夜までなにも食べないでいても仕事に集中できますし、その間に30分程度のジョギングもこなせます(さすがに筋トレは無理ですが)。小食にからだが順応したおかげです。少ない食事でも、栄養をしっかり吸収できるようになったのだと感じます。

断食も同様。いきなり週1回かならずやるのだと気負う必要もなかったかなと思います。まあ、当時はなんの手掛かりもなく、暗闇のなかで手探りしていたのだからしかたないですが。

ただし、食前の生菜食と乳酸菌の摂取に関しては、最初からやっていてよかったと思います。

「腸壁の修復、腸内環境の正常化」の補助的方法

このほか、ハーブティーも活用しました。

ハーブティーもいろいろですが、腸壁保護に役立つスリッパリーエルム茶や、腸内殺菌作用のあるカモミールティー、カンジダを減らすパウダルコ茶などをよく飲んでいまし。ちなみにスリッパリーエルム茶とパウダルコ茶は「ザ・薬草茶」といった味わい。お世辞にもおいしいとはいえません(笑)。

まとめ

腸というのは、食べ物のカスの排泄だけでなく、肝臓から送られてくる毒素の排出も担っています。

腸が弱っているとと、これがうまくいかない。食べ物が長時間、腸内にとどまって、食べかすは腐敗し、毒ガスが発生します。宿便がたまり、これがまた毒ガスを発生させます。

すると腸壁が傷つきます。さらに食毒(飲食物に含まれている毒素)といっしょに体内へ吸収されていきます。

それだけでなく、肝臓から腸へ排泄のために送られてくる毒素まで、破損した腸壁からふたたび体内に逆流していくのです。

腸の健全化は、最優先課題なのです。

これが成功すれば、体内にたまっている毒素も、新たにつくられた毒素も自由に流せるようになります。さらに次のステップ「食養生」で体内浄化が進めば、肝臓は、血液とリンパ液をろ過してきれいにするという、いちばん大切な仕事をきちんと果たせるようになるのです。

こうしてよごれきったからだの浄化がはじまるのです。

浄化が進めば進むほど、アトピーの治癒も早まります。

補足~カンジダ症について

最後になりましたが、だいぶ前の記事でお話ししたように、この健康法はカンジダ対策も兼ねています。パウダルコ茶だけでなく、カンジダを減らすさまざまな方法を組みんでいます。そうはいっても、カンジダの恐ろしさを第一章でしつこく説明しましたから不安に感じる向きもあるかもしれません。くわしくお知りになりたい方は、以下の記事をご覧になってご安心ください(笑)。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。