アトピーに悪い飲み物
飲み物に関してブログのいろんなところに書いています。あっちこっちに散らばってしまっていましたので、ひとつにまとめました。アトピーなら飲むべきではない飲み物について。
1.牛乳
牛乳は消化にとても悪い。消化しづらいというのはつまり、腸内で腐敗しやすいということ。このため悪玉菌を増やして、腸内細菌のバランスを崩すのです。
牛乳たんぱくのカゼインが乳製品のアレルギーを引きおこしやすい、という点にも注意が必要です。さらに乳製品の減量である牛乳には、カビや農薬が残留している可能性が少なくありません(乳牛の餌が汚染されているため)。アトピーの完治をめざすならやはり避けたほうが無難、わたしはそう考えました。
2.炭酸飲料
炭酸水をのぞき、炭酸飲料には砂糖などの甘味料、食品添加物(人工甘味料、人工香料、着色料、保存料など)がたっぷりと使われています。
こうした飲み物は、アトピーの身体には毒でしかないと心得ましょう。アトピーの治癒の決め手は、なんといっても血液の浄化です。アトピーでなくても、炭酸飲料は肝機能にダメージを与えています。1日コップ1杯でも多すぎる、と指摘する専門家もいます。
炭酸飲料が飲みたいなら、天然の炭酸水(ペリエ、サンペレグリノなど)あるいはただの水に炭酸ガスをくわえたものを飲みましょう。レモンかライムを絞ると、体内浄化を強力に促進してくれるビタミンC飲料に早変わりします。
炭酸飲料ではありませんけれど、スポーツドリンクも砂糖がたっぷりです。
3.果汁(フルーツジュース)
市販のフルーツジュースはNGです。砂糖や添加物(保存料や着色料)が添加されているもの――いわゆる「果汁入り飲料」はもちろんのこと、わたしは果汁100%ジュースも基本的に飲みません。アトピーの身体にとって、果物に含まれる果糖は負担が大きいからです。体内で中性脂肪に変わり、炎症を加速させます。果物はある程度なら許容範囲ですが、大量摂取は悪化を招きます。
それ以上に問題なのが、市販のフルーツジュースが熱殺菌されていることです。ビタミンや成分が壊れている、あるいは変性している可能性が高い。そもそも原料の果物がどんなものかもわかりません。わたしが加工業者なら、新鮮で高品質の果物などまず使いません。ジュースにするには惜しいから。加工食品には基本的に鮮度の落ちた、安価なものが利用されています。
熱殺菌
市販の飲料は熱殺菌を行なうことが、食品衛生法で義務づけられています。ペーハー4.0未満なら、65℃で10分以上とか厳格に決められていますので、生のフルーツジュースを家庭に届けることはできないのです。
どうしてもフルーツジュースが飲みたいとき、わたしは新鮮な果物を買ってきて、ジューサーで絞っていました。手づくりのニンジンリンゴジュースはおすすめです。ヘルシーなうえに掛け値なしにおいしい。
同じような理由から、市販の野菜ジュースも利用しませんでした。
4.乳酸菌飲料
わたしのアトピーを癒やしてくれたのは、乳酸菌です。が、ほとんどの乳酸菌飲料には砂糖が添加されています。牛乳や乳成分が入っているものもあります。熱殺菌されていますから、乳酸菌は死んでしまってます。死菌でも、腸内環境を整える働きは期待できますが、わざわざ買って飲む必要はありません。
5.コーヒー
缶コーヒーはやめました(昔は1日2~3本飲んでいました)。低品質の豆を使っていることは容易に想像がつきますからね。香料が入っているものが多いのは、なによりの証拠。コーヒーの農薬とカビについて学んでからは、コーヒーチェーン店にも近寄らないようになりました。豆の品質が心配だから。コーヒーは、農薬とカビの汚染リスクがきわめて高い農作物なのです。
わたしは現在、安心できる生豆を買い、自分で焙煎して淹れるようにしています。なお、肌がぼろぼろのときは、コーヒーは飲まないのが正解。治癒が確実に遅れます。
6.アルコール飲料
アトピーを完治させるために払った犠牲のなかで、もっともつらかったのが禁酒でした(禁煙ですが……)。ビールを始め、アルコールはすべて断つことにしました。
アルコールは体内でアセトアルデヒドという毒素に変わります。夜にお酒を飲むと、肝臓は朝までその解毒に追われ、ほかの毒素処理に手がまわらなくなってしまうのです。貴重な解毒排泄タイムである「睡眠時間」が無駄になってしまう。これも治癒を確実に遅らせます。
とにかく療養開始後2~3か月は、正しい食事をきちんと続けていく必要があると感じます。それで肌がきれいになってたきら、少しずつ以前の食べ物を食卓にプラスしていくのはOK。症状がぶり返したら、すぐ元の食生活に戻り、それまでより時間をかけるべきです。身体が適切に毒素を処理できるようになっているかどうかを注意深く見極めていく必要があります。
治ってからも1年くらいは養生をつづけるのが無難と感じます。皮膚の症状は消えていても、腸は完全には癒えていなません。なにより食物アレルギーは依然としてそこにあるからです。