オリゴ糖は善玉菌を増やし、腸を元気にする

オリゴ糖

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アトピーの完治後も唯一つづけているのがオリゴ糖です。一般的なオリゴ糖は純度30%程度ですが、アトピーの方の最大のウィークポイントである腸内環境を改善していくには、純度100%が望ましい。さらにさまざまな種の乳酸菌たちが喜ぶよう、複数のオリゴ糖を配合しているものを選ぶのがベストです。

オリゴ糖

善玉菌のエサとなって、腸を元気にしてくれる

最近、オリゴ糖のすごさを再認識しましたので、記事にしたためておきます。

そのまえにオリゴ糖について、さらりと説明しておきます。

オリゴ糖は腸内細菌のエサです。食べると、腸内の善玉菌が活性化し、数が増えていきます。元気になった善玉菌たちは乳酸や酢酸をたくさんつくり、これがを刺激します。その結果、腸内環境がよくなっていくのです。

便秘解消を目的に飲まれる方が多いのは、そのためですね。

腸内環境をよくするには、ぬか漬けザワークラウトなどの乳酸菌食品や乳酸菌サプリを利用する手もありますが、

  • 腸内にもともといる乳酸菌との相性を気にする必要がない。
  • 熱に強く、熱々の飲み物に入れても大丈夫。

という2点においては、オリゴ糖に軍配があがります。

難消化性というのもポイントです。精製された白砂糖は、アトピーの悪化原因のひとつですが、オリゴ糖は胃や小腸で消化されずに大腸まで届きますから、アトピー悪化の心配は無用です。

ただし、市販品のほとんどがオリゴ糖を3割くらいしか含んでいなかったりするなど、商品選びの際はいくつか注意すべき点があります。

が、それはあとまわしにして、先に、わたしがどうしてオリゴ糖のすごさを再確認したのかについて書きたいと思います。

オリゴ糖の力にいまさらながら気づいた

今年のお正月、妻と娘と連れだって、1週間ほど里帰りしていました。

その際、いつも飲んでいる乳酸菌サプリを携行しませんでした(というか、最近は毎日飲んでいないため、単に忘れただけなのですが)。そうしたら、3日目くらいから便秘になってしまい、滞在中はかなりつらい思いをすることになりました。

帰り道は、有楽町のパチンコ店火災に巻き込まれ、新幹線で車中泊する羽目になりました。一晩中、檻のなかのキツネのように、座席とトイレを行ったり来たりしました。結局、便は顔をだしてくれませんでした。

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ところが帰宅後、冷えきった身体を温めようとハーブティーを飲んだら、わずか1時間後にはおなかがごろごろしはじめて、大量のお通じがあったのです。

それで、気がついたのです。

現在、わたしはアトピー療養期のように徹底した食事制限を行なっていません。お肉やお魚もいただきます。サプリメントは乳酸菌サプリをのぞいて全部やめました。ベストな腸内環境を自力で維持できている、と思っていましたが、これはまちがいだったのです。

毎日欠かさずつづけているものが、ひとつだけありました。

オリゴ糖でした。

ルイボスティーどくだみ茶だったかも)には、いつもの習慣で、食卓にあるオリゴ糖を入れたのです。

意識してオリゴ糖を摂取してきたわけではないのですが、コーヒーや紅茶にはグラニュー糖でなく、オリゴ糖を入れる、というのが、もはやわたしの習い性となっています。考えてみれば、大さじ一杯ほどを毎日摂っています。知らす知らずのうちに、これが健康な腸内環境の維持に役立っていたのですね。

アトピーが治るまでさまざまな方法を同時に実践していたので、オリゴ糖の力添えにまるで気がついていませんでした。

複数のオリゴ糖が使用されている、純度100%のオリゴ糖を選ぶ

腸内環境の健全化にとりくんではいるものの、まだ結果がでない、という方は、オリゴ糖に一度、着目してみるのも手です。

わたしがオリゴ糖を選ぶときの基準は、

  • 純度100%
  • 複数のオリゴ糖をブレンドしている

この2つ。

スーパーにならんでいるオリゴ糖は甘味料目的で製造されているため、混ざりものが多く、純度30%程度のものがほとんどです。これだと、オリゴ糖のメリットも7割減。それどころか悪玉菌やカンジダを増やしてしまう。純度100%のものなら、オリゴ糖のメリットをフルに享受できます。

また、腸内の乳酸菌とオリゴ糖のあいだには、乳酸菌同士のような相性がないと先述しましたが、厳密にいうと、乳酸菌はオリゴ糖を選り好みします。つまり、大好きなオリゴ糖が入ってきたときは、奪い合ってがっつく――活性効果が最大になる、というわけです。乳酸菌もグルメなのですね。

そういうわけですから、なるべくいろんな種類のオリゴ糖をブレンドしたものが望ましいというわけです。

オリゴ糖を選ぶ際は、この2つに着目すると失敗しなくてすむと思います。

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