柿の葉茶の効果
ビタミンCといえば、わたしたちはまっ先にレモンやミカンを思い浮かべます。が、じつは柿の葉茶のほうがずっと豊富にビタミンCを含んでいるのです。
ビタミンCは万病の予防と治療に欠かせません。こんな働きがあります。
- 身体の抵抗力アップ
- 強い抗酸化力
- 酸素の新陳代謝に役立つ
- 副腎皮質ホルモンなどのホルモン分泌促進
- 皮膚の内側の細胞を健全にする
- 毛細血管をよみがえらせる
アトピーなど慢性的な炎症に侵されている人は、ビタミンCがまったく足りていません。柿の葉茶はそれを補うのに役に立ちます。
焙煎後の柿の葉(茶葉)のビタミンC含有量は、100グラム中に1700ミリグラムほど。1日分10グラムとすると、170ミリグラムのビタミンCが含まれることになります。緑茶と違ってカフェインを含みません。そして弱酸性。だから胃への負担がほとんどありません(緑茶は弱アルカリのため、飲みすぎると胃を痛めます)。
天然ビタミンCは安定性が高い
同量のビタミンCの入った「柿の葉茶」と「合成ビタミンCを溶かした水」の10日後のビタミンC残存量を測定した実験では、柿の葉茶のビタミンCがほとんど減っていなかったのに対し、合成ビタミンCのほうは10分の1になっていたそうです。
柿の葉茶の淹れ方、飲み方
- 1リットルのお湯を沸かす。
- ティーバッグ1~2袋(5~10グラム)を入れる。
- 色が出たら(数分後)、ティーバッグをとりだす。
- 100~150ミリリットルずつ飲む。
- 生姜紅茶、生姜湯:免疫力を高める
- ニンジンリンゴジュース:身体を浄化する
- 青汁:腸の善玉菌を増やす
- グリーンスムージー:腸内環境を整える
- ルイボスティー:アレルギーを抑える
- カモミールティー:炎症を抑える
- どくだみ茶:デトックス
- スリッパリーエルム茶:腸粘膜を守る
- パウダルコ、タヒボ、紫イペ:カンジダを除菌する
ポイントは、煮出さないということ。ビタミンが壊れてしまうからです。抽出には、陶器製かガラス製のティーポットを使います。金属製はNGです。ビタミンCは金属に触れると化学変化を起こします。
ビタミンCが豊富と聞くと、さぞや酸っぱいのだろうと思われる方もいることでしょう。でも柿の葉茶に酸味はありません。果物の酸味の元はクエン酸ですからね。マイルドな風味でとても飲みやすいお茶です。
さいごに
柿の葉茶はカフェインを含みませんが、タンニンを含みます。でも緑茶よりかなり少なめ。食事やサプリから摂取したミネラルの吸収を阻害することもありませんよ。
参考:アトピー改善に役立つハーブティーなど