カモミールティーの効果
カモミールティーは、皮膚疾患の自然療法によく使われている飲み物。そればかりでなく、さまざまな症状に幅広く使われる万能ハーブティーです。
手持ちの事典『食の医学館』を引くとこう書いてあります。
おもな働きは鎮静、保温、発汗、抗炎症作用などです。具体的症状としては、不眠症、イライラ、初期の風邪、頭痛、生理痛、胃炎、吐き気、にきび、湿疹、かゆみの改善に有効。
煮汁には「かゆみどめの効果が高い」ともありました。しかし「アレルギー体質の人は皮膚炎を起こすことがある」とも。わたしはかゆみ対策に使ったことはありません。
飲用してみて感じたのは、こんな症状にかなりよさそうだぞ、ということ。
- 胃腸(消化吸収)の不調
- 便秘(排泄不良)
カモミールティーは胃腸に作用して、胃や腸の炎症をしずめる働きがあります。とうことは、アトピーなら、まっ先に注目すべきハーブティーといえます。アトピーは腸の機能低下が原因で、皮膚に炎症が起きているから。カモミールティーの常飲によってこれをやわらげることができそうです。
カモミールは、傷の消毒にも使われています。腸の殺菌剤としても有名。これもアトピーなら見逃してはいけないポイントです。腸内環境を整える働きが期待できます。
乾癬は、慢性皮膚炎の一種。強いかゆみがあり、皮膚がうろこ状になったり、赤く腫れたり、ひどい落屑に悩まされたりするそうです。アトピーにとても似ている。自然療法家たちは、アトピーも乾癬も大本の原因は同じで、現われ方が異なるだけ、と言います。
カモミールティーの淹れ方
- 茶さじ4分の1杯をコップに入れて、熱湯をそそぐ。
- 15~30分くらい放置する。
- 濾して飲む。
小さじすりきり1杯強くらい(5cc)。ティースプーンだと山盛り一杯ほど。茶さじ1/4は、1cc強。
つくりおきはダメ。毎回新しく淹れて、肌がきれいになるまで欠かさず飲みつづけます。飲むのは、夜か就寝前です。甘みがほしいときは、砂糖でなくオリゴ糖を入れます。善玉菌も増やせて一石二鳥。
カモミールティーの風味
おいしいです。リラックス効果が高いといわれていますが、納得。毎晩ベッドに入るまえに飲むようになって、ぐっすり眠れるようになった気がします。お酒よりずっといいかもしれません。
当ブログの健康法の基本は、腸壁の健全化と正しい食事、体内浄化(排泄力アップ)。カモミールティーやスリッパリーエルム茶はこれらを支え、アトピーの治癒を早めるのにもってこいの理想的なハーブティーなのです。
さいごに
最後にアトピーを癒やしてくれる飲み物を挙げておきますね。
- ルイボスティー(アレルギーを鎮める)
- パウダルコ、タヒボ、紫イペ(抗カンジダ)
- スリッパリーエルム茶(腸を癒やす)
- どくだみ茶(身体をきれいにする)
- 柿の葉茶(ビタミンCたっぷり)
- 青汁(便通の改善)
- 生姜紅茶、生姜湯(免疫力が高まる)
- ニンジンリンゴジュース(デトックス)
- グリーンスムージー(ビタミン補給と便秘の改善)