カモミールティーは腸の炎症を抑え、腸内を殺菌

カモミールティー

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自然療法家たちは慢性皮膚病の治療用にカモミールを使います。湿疹やかゆみ対策にいいとか。が、それより注目なのは、胃腸の炎症を癒やし、腸内を殺菌する働きです。アトピーを癒やすのにぴったりです。淹れ方、注意点などをお伝えします。

カモミールティーの茶葉

ハーブとして愛されているのは、葉っぱや茎でなく花。りんごのような甘い香りがあります。

カモミールティーの効果

カモミールティーは、皮膚疾患の自然療法によく使われている飲み物。そればかりでなく、さまざまな症状に幅広く使われる万能ハーブティーです。

手持ちの事典『食の医学館』を引くとこう書いてあります。

おもな働きは鎮静、保温、発汗、抗炎症作用などです。具体的症状としては、不眠症、イライラ、初期の風邪、頭痛、生理痛、胃炎、吐き気、にきび、湿疹、かゆみの改善に有効。

煮汁には「かゆみどめの効果が高い」ともありました。しかし「アレルギー体質の人は皮膚炎を起こすことがある」とも。わたしはかゆみ対策に使ったことはありません。

飲用してみて感じたのは、こんな症状にかなりよさそうだぞ、ということ。

  • 胃腸(消化吸収)の不調
  • 便秘(排泄不良)

カモミールティーは胃腸に作用して、胃やの炎症をしずめる働きがあります。とうことは、アトピーなら、まっ先に注目すべきハーブティーといえます。アトピーは腸の機能低下が原因で、皮膚に炎症が起きているから。カモミールティーの常飲によってこれをやわらげることができそうです。

カモミールは、傷の消毒にも使われています。腸の殺菌剤としても有名。これもアトピーなら見逃してはいけないポイントです。腸内環境を整える働きが期待できます。

自然療法の世界では、乾癬の治療にカモミールティーはマストアイテムだとか。肌の症状が改善するまで飲みつづけ、治ってからも排泄促進のためにたまに飲むそうです。

乾癬は、慢性皮膚炎の一種。強いかゆみがあり、皮膚がうろこ状になったり、赤く腫れたり、ひどい落屑に悩まされたりするそうです。アトピーにとても似ている。自然療法家たちは、アトピーも乾癬も大本の原因は同じで、現われ方が異なるだけ、と言います。

カモミールティーの淹れ方

カモミール茶葉

  1. 茶さじ4分の1杯をコップに入れて、熱湯をそそぐ。
  2. 15~30分くらい放置する。
  3. 濾して飲む。
茶さじ1杯何グラム?

小さじすりきり1杯強くらい(5cc)。ティースプーンだと山盛り一杯ほど。茶さじ1/4は、1cc強。

つくりおきはダメ。毎回新しく淹れて、肌がきれいになるまで欠かさず飲みつづけます。飲むのは、夜か就寝前です。甘みがほしいときは、砂糖でなくオリゴ糖を入れます。善玉菌も増やせて一石二鳥。

カモミールティーの風味

カモミールティー

おいしいです。リラックス効果が高いといわれていますが、納得。毎晩ベッドに入るまえに飲むようになって、ぐっすり眠れるようになった気がします。お酒よりずっといいかもしれません。

当ブログの健康法の基本は、腸壁の健全化と正しい食事、体内浄化(排泄力アップ)。カモミールティーやスリッパリーエルム茶はこれらを支え、アトピーの治癒を早めるのにもってこいの理想的なハーブティーなのです。

さいごに

最後にアトピーを癒やしてくれる飲み物を挙げておきますね。

コーヒーお酒はNG。