2016年1月1日
カンジタのことをいろいろ調べていましたらこちらにたどり着きました。
幼少時からアトピーがあり、何もわからずずっとステロイドを塗って33歳の時までそれで過ごしてきました。
今から9年ほど前の33の時に脱ステを始め、玄米や米、添加物をやめ、減農薬野菜にして、肉や魚も食べて、(小麦粉はとってましたが)半年ですごくキレイになりました。
それから4年ほどずっとこのままで過ごしてきましたが、今から5年前くらいからものすごく悪化してきました。
実は悪化する前の1年前に手術をしました。生まれつき腫瘍があったそうですが、出産を期にそれが出て来て膀胱と繋がっていたためそこからばい菌が入り、膀胱炎が慢性化してしまったのです。
炎症を抑えるために抗生剤を飲み、痛みと戦ってましたが、限界が来て腫瘍を取る手術をしました。
その1年後から今に至ります。
カンジタが原因の皮膚炎なのではないかと気付いたのがほんの半年近く前です。
食事のご指導を頂きたくメッセージを送らせて頂きました。
今は玄米、白米、小麦粉もやめてます。もともと痩せてますが大食いで、これをやめるのも過酷なのですが。
朝はヨーグルトにリンゴとバナナをトッピングし、オートミールと少々の甜菜糖をかけて食べちゃってます。
昼はおからや10割蕎麦を納豆かけて食べたりしてます。
夜は魚や肉に生野菜を取ってます。
間食に果物(みかんやバナナ、りんごなど)を食べてしまいます。
波平 41歳
まず、今回の悪化の背景にカンジダ症があるのではないかという見立てですが、わたしも同感です(あくまで私見ですが)。抗生剤の連用が、腸内常在菌のカンジダを爆発的に増殖させるのはよく知られた話です。
カビ(真菌)の一種の寄生によって起こる病気。口腔・皮膚・膣・気管支・肺・消化器などに病変を起こし、ときに敗血症・髄膜炎・心内膜炎を発する。カンジダは健康なときも常に体内に存在するが、抵抗力が弱まると発症する。モリニア症とも。(カンジダ症をご存知ない方のご参考までに『広辞苑』から引用)
その結果、
- 腸内の細菌バランスが崩壊。
- 善玉菌が激減。
- 悪玉菌が増殖。
- 悪玉菌の毒素が腸粘膜を傷つける。
- 本来は日和見菌(無毒)のカンジダも毒素を放出。
- 腸粘膜がぼろぼろになる。
- さまざまな食物たんぱくが、腸壁から体内へ侵入。
- 既存のアレルギー症状が悪化していく。
- さらには、あらたな食物アレルギーも発症する。
- 免疫力がどんどん落ちてゆく。
といった負のサイクルにおちいっていくのです。
こう書いてくるともうおわかりのように、症状悪化の引き金を引いたのはカンジダであるにしろ、やはり原因は腸内細菌のバランスやぼろぼろの腸粘膜にあるといえます。この際やるべきことも、このブログに書いているまっとうな食生活に切り替えることだろうなあと思う次第です。
すでに波平さんはそういった食事を実践されているご様子。まずはそれで様子をみられたらいいのではないでしょうか。カンジダ対策としては、こんなものもよく使われています。
ちなみにカンジダクレンジング(カンジダ治療)の具体的な方法はこちらに書いています。
それでもダメなら、糖質制限をやる、という手があります。腸内のカンジダは糖質を使って増えます。体内の深奥部に侵入したカンジダは血中のブドウ糖を使って増えます。彼らのエサを完全に断ち、兵糧攻めにしてやるわけです。
ブドウ糖代謝障害の記事に書いたとおり、糖質制限には「生活習慣病の予防」「体内の炎症を軽減」「副腎を休ませる」といったメリットもあります。
アトピーがなかなか治りきらないという方には、やせの大食いを自認される方が少なくないようです。食欲旺盛でなかなか食欲を抑えられない、わたしも以前はそうでした。こんな方にとってのブレイクスルーは、食欲を上手に散らす方法を身につけることではないかな、とわたしは感じています。
1日も早くよくなってくださいね^^