白菜の中華煮

「白菜の中華煮」のレシピ

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中国生まれで、明治以降に日本へやってきた白菜は、アブラナ科の野菜。キャベツのお仲間です。アブラナ科の野菜には、発がん性物質の発生を押さえこむ働きがあります。ビタミンCとカリウムも豊富。白菜をとてもおいしく、手軽に食べるレシピです。

「白菜を軒に並べて農閑(しづ)か」(矢頭萩花)

わたしの好きな句です。凜としてうら寂しい農村の冬が、まぶたの裏に浮かんできますね。

白菜は冬の味覚。わが家では寒い季節になると毎週末、大きい白菜をまるごとひと玉買って、1週間ほどかけて食べきります。

お鍋に入れていただくのがポピュラーな食べ方です。でもわが家でもっとも多いレシピは中華風のあんかけ。白菜のみのシンプルなレシピですが、フライパンで簡単につくれますし、妻も娘も「鉄板だなあ」「おいしいなあ」と喜んで食べてくれるのです。

白菜は食物繊維が豊富な野菜。100グラム中に1.3グラムと、ゴボウの6グラムに比べるとやや少なく感じますが、一度の食事でゴボウよりずっとたくさんの量をいただけますから、腸内を掃除したり便通を改善したり、腸内の善玉菌を増やす力は強い。

ぬか漬けにしてもおいしいです。ぬか床のないご家庭の場合、塩漬けがおすすめ。塩に漬けておくだけでも、白菜には乳酸菌が繁殖し、整腸作用がうんと増すのです。

どんな野菜もそうですが、栄養価が一番高いのは芯の部分です。ちょっと硬いのですが、煮こんでやればくたっとして食べやすくなりますよ。

用意するもの

白菜の葉5~8枚、無添加の粉末出汁小さじ2杯、ナンプラー大さじ2杯、200cc、水溶き片栗粉(水大さじ2杯+片栗粉大さじ2杯)、お酒大さじ1杯

白菜の中華煮のつくり方

  1. 白菜をよく洗って、ひと口大にカットします。
  2. お鍋にお水と白菜を入れて、火にかけます。
  3. 沸騰したら、粉末出汁を入れて、蓋をします。
  4. 中火で5分煮たら、火をとめて、水溶き片栗粉を投入します。
  5. ナンプラーとお酒を入れて、ゆっくりかき混ぜながら、強火で1分。
  6. 熱々をいただきます

白菜の中華煮

あいかわらずうまい。娘は玄米のご飯にどっさりかけて食べています。翌朝、トイレで「出たよ~、見て~」と大声を張りあげていました。立派なのがお出ましになると、かならず妻やわたしに見せたがる、妙な子なのです。

アトピーの方も、グルテンフリー糖質制限を実践なさっている方も安心して召しあがっていただけます。