腸の健全化が、アトピー完治のカギ

弱った腸と元気な腸

ご注意)この記事は古いものであり、現在の健康法とは異なるものです。参考のために保存しています。

腸に休息を与え、善玉菌を増やしてアトピーを治す

弱った腸と元気な腸

アトピー根治のカギは、腸の健全化です。弱った腸が健康になれば、アトピーは治ります。

罹患歴十数年のわたしが、最後の100日間の手はじめに実践したのはこの3つです。

①1日2食&少食 5章「根治療法①」へGO!
②週1回の断食 5章「根治療法②」へGO!
③食前の生菜食 5章「根治療法③」へGO!

①は、消化器に休息時間を与えてあげる、ということです。②も同じ。丸1日、固形物を食べないでいると、消化器はずいぶんと休まるようで、これを繰り返すことでぐんぐんよくなっていきます。アトピーの完治まで絶食できれば一番いいのでしょうが、それでは命にかかわります。そこで③。キャベツやタマネギ、ダイコンなど、消化を手助けしてくれる野菜を食前にナマで食べ、胃腸の負担を極力減らしてあげるのです。

次に着目したのは、腸内環境を整えるということです。善玉菌を増やそうという計画です。そのために実践したのがこちら。

昔はどの家にもかならずあった「ビオフェルミン」。これを毎食後に飲むだけでアトピーが治ったという人もいるようです。ヨーグルトや味噌、納豆、漬け物などの発酵食品も多く摂るように心掛けました。

運動と油、この2つもアトピー改善の重要な要素

次に大切なのが、体を動かすということです。毎日しっかり運動して筋肉を鍛え、食べたものが体内でだぶつかないよう基礎代謝をあげてやる。同時に汗をたっぷりかき、老廃物や有毒物質、ステロイドの残留物などを体外へ排出することは完治への近道です。というわけで、

ということになります。

最後になりましたが、これもとても大切な改善要素です。

⑥食べていい油、ダメな油を知る 5章「根治療法⑥」へGO!

体内でのアレルギー反応には摂取した油の種類が大きく関わっている、ということはいまや常識です。くわしいことは後述しますが、ひらたくいえば、サラダ油をたくさん摂っているとアレルギーが悪化し、青魚(オメガ3系脂肪酸を多く含む)をたくさん食べていれば、アレルギーを抑制してくれますよ、というお話です。

以上がアトピーの根っこから治すための手当てとなります。これらにくわえて、当面の症状を抑えるための手当て同時並行で行なっていけば、根治までの時間をさらに縮めることができるはずです。

なお、前者は、3章で紹介した、脱ステ期に試した方法もいくつか含みます。振りかえってみれば、惜しいセンまできていたのがよくわかります。ただ、そのすべてが当面の症状を抑え手当てに終始していて、たとえば食生活を魚中心の和食に変えたのは正解だけれど、根治の根幹である1日2食&少食が欠落しています。ある程度まで改善しながら完治にいたらなかったワケがいまはよくわかります。

わたしが実践した手当てについて、次章からさらにくわしく解説していきます。

食品添加物と化学調味料

煮干しと昆布の出汁

ビスケットの添加物

アトピーなら、食品添加物に目を光らせる

コンビニやスーパー、宅配の弁当や惣菜を食べて、胃もたれしたり、おなかが張ったりした経験、だれにでもあることと思います。

日持ちするよう防腐剤が使われていて、そういうものが胃や腸の粘膜を刺激するからです。

健康のためにと思ってランチに追加したパック入りサラダは、じつは殺菌剤の水槽で何度も消毒されているし、あのシャキシャキ感はpH調整剤でつくられたものだったりする。

おにぎりみたいにシンプルな食べ物なら添加物も少なかろうと思っている方も少なくないけれど、じつは添加物がうん十と入っていたりする。

そのままでは家畜のエサにしかならないような食材だって、添加物を使えば人間の食べ物に生まれ変わる。

食品添加物の働き

食品添加物にはざっとこんな働きがあります。

  • 腐敗防止(日持ちする)
  • 味がよくなる
  • 製造原価がさがる
  • 見た目がきれいになる

添加物の役割をもうちょっとくわしくみてみます。

日持ちさせる
保存料、防かび剤、殺菌剤、防虫剤、酸化防止剤、アルコール
風味や見た目をよくする
調味料、たんぱく加水分解物、酵母エキス、ビーフエキス、ポークエキス、かつおエキス、昆布エキス、発酵調味料、酸味料、甘味料、香料、苦味料
食感をよくする
加工でんぷん、大豆たんぱく、乳たんぱく
品質を高める(色つやをよくする、変色を防ぐ)
増粘剤、糊料、乳化剤、結着剤、pH調整剤、着色料、酸化防止剤、カラメル色素、漂白剤、発色剤、光沢剤、着色安定剤
工場での作業効率をあげる
凝固剤、膨張剤、軟化剤、抽出剤、溶剤

※一部、食品衛生法上は添加物に分類されないものも含む。

食品業界に添加物は必要だが、アトピー完治には無用

食品添加物のおかげで、「食」の利便性が担保できているのも事実なのです。いろんな添加物があるから、現代の外食産業や食品業界はなりたっています。

添加物をぶちこめば、修行を積んだ職人なんぞいなくとも、だれでも簡単にそれなりのものがつくれてしまうし、自然食品のようにすぐに腐ってしまうこともありません。

おかげでわたしたちはその日の気分に合うお店に行き、好きな食べ物で胃袋を満たせるし、経済的かつ時間的なコストを考えると自炊するよりずっと安くつくわけです。昔のように毎朝、弁当を手づくりする手間もいらなくなったから、そのぶん別のことに時間を使えるようになったのです。

外食や中食(お店で買ったものを家庭やオフィスに持ちこんで食べること)は、忙しい現代人にはもはや不可欠といえます。

添加物は毒、だから徹底的に排除すべき。

そういって騒ぐ人たちもいます。けれど、いまの食糧事情を考えるとナンセンスです。

食品添加物をゼロするなんて事実上、不可能です。食品産業や飲食業界はたちまちたちゆかなくなります。

でも――。

アトピーの身体には、食品添加物は荷が重い。

アトピーの方の腸の免疫システムは脆弱(もろくて弱い)です。いろんな添加物が体内へ侵入してくるのをブロックできないし、解毒能力も低下しています。

安全性はたしかめられていない

だからアトピーが治るまで、わたしは食品添加物を厳に避けることにしたのです。

食品とちがって、食品添加物は人間が食べだしてからほとんど時間がたっていません。「安全性は確認ずみ」と当局や学者はいいますが、すべて短期間の動物実験で判断しているだけ。人間で調べているわけではない。

memo

動物実験でわかるのは、がんができるかとか、内臓や皮膚にあきらかな異常が起きるかとか、目に見えて衰弱するかとか、はっきりした影響だけ。わたしたちが添加物を摂ったときに起こる頭痛や腹痛、消化器の違和感、さまざまなアレルギー症状といった、口で説明しないと伝わらないデリケートな変化についてはわかりません。動物は人間の言葉を話せませんから。

まして長い歳月にわたって摂取しつづけた場合のリスクや、複数の添加物を組み合わせて摂取した場合の影響についてはまったくわかっていません。

せっかく健康的な食事を実践しているのに、そんなものを摂取していたら、せっかくの努力が水の泡です。

もちろん食品添加物以外にも、注意すべき化学物質はたくさんあります。排気ガスやトリハロメタン(水道水中の発がん性物質)、水道水の塩素、合成洗剤、殺虫剤、さまざまな薬品類、エトセトラ。

でも、いちばん避けるべきなのは、食品添加物。ほとんどの加工食品にどっさり使われているため、ほかの化学物質より摂取量がケタ違いに多いからです。

1日どのくらいの添加物を食べているのか?

日本人が1日に摂取している添加物は、10グラムといわれています。月に300グラム、年に3~4キロですね。

アトピーの子どもが昨今急増している背景には、こうした添加物の存在があると指摘する専門家も少なくありません。

ともあれ、アトピーの方は腸が弱りきっています。食べた添加物はそのまま体内に吸収されてしまう。それはとても怖いことだとわたしは思いました。

注意すべき食品添加物

食品添加物は山とありますので、全部を知ることは不可能です。

ですから、面倒でも原材料表示を確認し、見慣れぬものが入っていたら、都度、カタカタとネット検索するようにしています。基本的によくわからないものが入っていたら、わたしは買いません。

食べないよう気をつけている添加物

以下はとくに気をつけて避けている添加物です。発がん性があるといわれています。

  1. 発色剤の亜硝酸Na
  2. 着色料のカラメル色素
  3. 人工甘味料のアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテーム、サッカリン
  4. 改良材の臭素酸カリウム
  5. 合成着色料のタール色素12品目(赤色○号の類)
  6. 防カビ剤のOPP、OPP-Na
  7. 殺菌剤の次亜塩素酸Na
  8. 酸化防止剤の亜硫酸塩
  9. 合成保存料の安息香酸Na
  10. 漂白剤の過酸化水素
  11. 化学調味料のアミノ酸、グルタミン酸ナトリウム、核酸
発がん性とアトピーは無関係、と思う向きもあると思います。

が、さきほども書いたように、動物実験でわかるのはがんなどのわかりやすい症状だけです。アトピーへの影響を含む、身体への微妙な影響なんて調べようないのです。

そもそも「がん」というのは、人間の肉体に起きるいろんなトラブルの最終形態です。体内毒素を解毒システムが処理しきれなくなると、最後にお出ましとなるのが「がん」。がん細胞は毒素を包みこむように増殖します。宿主の延命のためです。

発がん性物質がアトピーの症状を悪化させていることは容易に想像できます。

①発色剤の亜硝酸Na

発色剤の亜硝酸Na

添加すると色鮮やかになりますから、ハムやソーセージ、ベーコン、明太子やたらこ、いくらなどで大活躍しています。が、こうした製品の成分と化学反応を起こし、発がん性物質に化けることがあるのです。

②着色料のカラメル色素

着色料のカラメル色素

ソース類や炭酸飲料、ジュース類、カップ麺、お菓子などに使われています。発がん性のある成分が含まれています。

③人工甘味料のアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテーム、サッカリン

人工甘味料のスクラロース、アセスルファムK

お菓子やジュース類、カロリーオフ製品などでおなじみの甘味料。砂糖の数百倍(ネオテームは7000~1万3000倍)の甘さがあることから、加工食品全般で重宝されています。

体内で消化吸収されず、血糖値にも影響がないとされていますが、ホルモン分泌異常や血糖かく乱などの可能性も指摘されています。

動物実験で腫瘍発症リスクがあることが確認、指摘されているものも少なくありません。

天然甘味料ならいいのか?

甘味そのものがアトピーにはよくありません。わたしは摂ると確実に症状がひどくなるのを感じました。というわけで、天然甘味料もほどほどにするのが正解。

とくにぶどう糖果糖液糖(異性化液糖、高果糖コーンシロップとも)は要注意。あるゆる加工食品で見かけますが、ほとんどは遺伝子組み換えトウモロコシからつくられています。がんやアレルギーのリスクがあがります。なにより砂糖以上に血糖値を急上昇させます。

ブドウ糖果糖液糖

このブドウ糖果糖液糖、米国では近ごろ使用禁止運動が盛んです。

④改良材の臭素酸カリウム

パン生地や魚肉ソーセージなどで使用されてきましたが、発がん性が指摘されてからは、世界各国の政府が使用を禁止。日本ではパンにだけ例外的に使用が認められています(現在はほとんど使われなくなりましたが)。

⑤合成着色料のタール色素12品目(赤色○号の類)

着色料は、漬け物から食肉や魚肉の加工食品、お菓子、シロップ、ジュース類まで幅広く使われています。発がん性の疑いがあるのは、赤色3、40、102、104、105、106号、黄色4、5号、青色1、2号、緑色3号。

もっとも危険なのは、着色料の赤色2号。かき氷のシロップとして有名ですね。原材料表示には「着色料(赤2)」と表記されます。発がん性がとくに高い。米国では使用禁止になりましたが、日本では使われています。

⑥防カビ剤のOPP、OPP-Na

輸入もののかんきつ類(レモン、オレンジなど)に使用されています。発がん性が非常に高いことがわかっています。

⑦殺菌剤の次亜塩素酸Na

おもに、コンビニやスーパーのカット野菜やサラダなどに使われています(表示義務がないので、原材料表示には書かれていません)。殺菌と消毒のためです。ほかの用途で有名なのは、カビ落とし。カビーキラーの主成分です。

有機物と化学反応を起こすと、発がん性物質が生まれます。

最終商品に残留しない、ということを条件に食品への使用が認められいいます。が、ファミレスのサラダバーや居酒屋の料理などから塩素臭を感じることがあります。あれ、きっと落としきれていないはず。

⑧酸化防止剤の亜硫酸塩

酸化防止剤の亜硫酸塩

酸化防止剤のほか、防腐剤や保存料としても役立ちます。ワインにはほぼかならず使われていますし、ドライフルーツの漂白剤としても利用されます。

亜硫酸塩は、胃腸炎や腎臓トラブルを引きおこす恐れがあります。アレルギー症状を悪化させる可能性も指摘されています。

アトピーの症状軽減のために糖質制限を行なっている方のなかには、ワインを常飲するケースもある思いますが、飲みすぎには注意が必要。

⑨合成保存料の安息香酸Na

調味料、果汁、清涼飲料水や栄養ドリンクなどで使用されます。ビタミンCと化学反応を起こし、白血病の原因となるベンゼンに変わることがあります。

⑩漂白剤の過酸化水素

タケノコの水煮やしらすなどの漂白に使用されます。発がん性があるとわかっています。食べ物に塩素のような味やにおいを感じたら、そのままゴミ箱へ放りこんでいます。

⑪化学調味料のアミノ酸、グルタミン酸ナトリウム、核酸

化学調味料のアミノ酸、グルタミン酸ナトリウム、核酸

原材料の欄には「調味料(アミノ酸等)」などと表記されていますが、正体はグルタミン酸ナトリウム。「味の○」や「だしの○」の主成分ですね。いまやありとあらゆる食品に使われています。

グルタミン酸ナトリウムは昔から赤ちゃんの脳障害の原因となるとか、成長ホルモンや生殖機能、甲状腺の障害を引き起こすとかいわれていて、米国のFDA(日本の厚労省に相当)が「奇形誘発性と発がん性が認められる」と日本の厚労省に通告してきたという経緯もあります。家族にも一切食べさせないようにしています。

煮干しと昆布の出汁

わが家の味噌汁の出汁は、こんぶと煮干しの水出しが基本です。前日の晩に冷蔵庫へ入れておけば、翌日には上品な出汁がとれます。こんぶは捨てるのが惜しいので、佃煮にしたり、大豆と煮たりしています。
「天然だし」「化学調味料無添加」と書いてある商品を最近よく見かけますが、一部に天然だしを使用しているだけだったり、化学的な処理で抽出したうま味成分(たんぱく加水分解物など、食品衛生法上は添加物に分類されないもの)を使っているだけだったりします。

なお、原材料表示に「調味料(アミノ酸等)」「pH調整剤」「乳化剤」などと書かれている場合、そのなかには複数の添加物が含まれているケースが多い、ということも知っておくべきです。

現行の法制度では、使用目的が同じならまとめて表示してもいい、ということになっているからです。このため実際にどのくらいの添加物が入っているか、わたしたちはわからないのです。

表示免除について

添加物の開示をまぬかれるケースもあります。原材料に使われている添加物や、ばら売りの食品(パン屋さんのパン、ビール袋に自分で詰める魚など)、店内製造の食品(スーパーがつくった弁当や惣菜など)です。

買い物の際は、原材料をかならず確認する

コンビニ弁当やカップラーメンなど、わかりやすいものを避けるだけでは、自分や家族の健康は守れません。

しょうゆや味噌、ドレッシング、焼き肉のタレ、カレールーといった調味料から、味つけのお肉や魚、お漬け物、納豆(付属のだし)にまで幅広く使われているからです。スーパーにあるごくふつうの加工食品にも添加物はたっぷり。

でも、無数にある添加物をすべて覚える必要なんてないのです。

  • 購入前に食品の裏をチェックするクセをつける。
  • 台所にないものがたくさん書かれていたらそっと棚に戻す。
  • 安いものに、安いという理由だけで飛びつかない。
  • 安いものにはかならずワケがあると心得る。

これだけで、身体に入ってくる添加物はずいぶん減らせるはず。

ちなみに食品の買いだしは、仕事が忙しいとネットスーパーやネット通販を利用することが多くなります。でも、原材料表示までしっかり記載してくれているお店はごくまれです。

その点、イトーヨーカドーのネットスーパーなら、セブンプレミアム(自社開発商品)については原材料表示の写真を掲載してくれているので、パソコン画面で確認が可能です。ありがたいですね。

無添加の漬け物、ケンコーコム

健康系のネット通販サイトなどでも、全商品の原材料をきちんと表記しているところがあります。写真の無添加の漬け物や梅干しは、そういうお店で定期的にまとめ買いしています。

食品購入時は、原材料をかならずチェックします。食品添加物や、リノール酸を多く含む植物油脂(安いものはトランス脂肪酸も含む)、トランス脂肪酸たっぷりのマーガリン、ショートニングを使ったものは避けます。

健康に長生きするため、アトピーが完治してからも続けています。

乳酸菌サプリメントと整腸剤

乳酸菌サプリのイメージ

乳酸菌サプリのイメージ

乳酸菌サプリや整腸剤を利用する目的

1.整腸と排泄

乳酸菌は善玉菌を増やし、悪玉菌を減らして、腸内細菌のバランスを整えてくれます。

そうして便通がよくなると、古い便が体内に溜まらないようになります。さらに腸内が善玉菌優性に変化すれば、弱ったの修復も早まります。

2.消化

乳酸菌に消化を手助けをしてもらい、アレルギーの原因となるたんぱく質をしっかりと分解。そうすることで、体内への異物侵入をシャットアウトできるようになります。

3.免疫力アップ

乳酸菌には腸粘膜を刺激し、免疫細胞の働きを強める作用があります。過剰な免疫反応――アレルギー反応がやわらぐことが期待できます。

アトピーに直接働きかけるものではない

乳酸菌はアトピーの肌荒れやかゆみを直接癒やすものではありません。

乳酸菌が身体の内側から湿疹や肌荒れを治してくれるわけではなく、腸内環境が整うことで腸粘膜の修復が進み、皮膚の炎症の原因となっている異物が体内に侵入しなくなるという文脈です。

整腸剤にもサプリにも、症状の即時改善を期待してはダメ。当ブログの読者の方も口をそろえてそういいます。

「夜眠れないかゆみに」というサプリ会社のキャッチコピーや、「サプリでかゆみが消えた」というブログなどをたまに見かけますが、たんなる宣伝です。エビデンスがあるとしても、それはプラシーボ効果(精神的なもの)でしょう。

乳酸菌を摂ったからといって、すぐにかゆみがなくなるわけがないですからね。自然の摂理、人間の生理に反します。

便通がよくなったとか、時間をかけて腸内の細菌バランスが変わっていったというのなら、理解できますけれど、何年あるいは十数年かけてバランスの崩れた細菌バランスや免疫システムが、錠剤やカプセルひとつで簡単にもとに戻るはずがない。

アトピーの治癒には長い目と根気が必要だということをお忘れなく。

乳酸菌サプリと整腸剤を選ぶポイント

乳酸菌サプリメントや整腸剤を選ぶときは、次のようなことを念頭に置きます。

1.菌が強い(生きたまま腸まで届く)

死んだ菌でもそれなりに整腸作用があることがわかっています。が、やはり生きたまま腸まで届けたいのが人情。胃酸に負けず腸へ届く強い菌をチョイスします。

2.菌の数が多い(1日分60億以上)

菌の数については、ヨーグルトを基準にしました。

わたしは以前、ヨーグルトを昼と晩にそれぞれ300gほど摂取していました。菌数換算すると、60億以上となります。

3.アシドフィルス菌とビフィズス菌を含有

アシドフィルス菌には、アレルギーを抑制する効果があります。カルピス社の実験でも、アシドフィルス菌を長期間摂取すると、アトピーの症状が軽くなることがわかっています。

ほかにも、アレルギー症状を緩和させる乳酸菌として、LGG乳酸菌やL-55乳酸菌、KW3110、クレモリス菌(カスピ海ヨーグルトの菌)などが有名です。

とはいえ、乳酸菌全般に免疫力を高める働きがありますから、こうした菌はたまたま研究が進んでいるだけ、とわたしは考えています。

ただし、アシドフィルス菌やビフィズス菌はカンジダを食べてくれます。という理由から、アシドフィルス菌とビフィズス菌が入っていることを必須条件としました。

ビフィズス菌ついでにいうと、以前はビオチンを消費するビフィズス菌やフェカリス菌を避けていました。

ビオチンは皮膚の炎症を防いだり、皮膚や爪、毛髪の健康に関わっているビタミンで、「アトピーの人の半数近くがビオチン不足」とか「ビオチン不足アトピーの原因」といった話をよくネットで見かけたからです。

しかしよく考えてみると、アトピーである以上、腸内環境はぼろぼろ、肌もぼろぼろ。ビオチンだけでなく、ほかのビタミンやミネラルも不足しがちです(ビタミンをつくりだす善玉菌も腸にあまりいない)。

それに、ビオチンはもともと腸内の善玉菌がつくりだしたり使ったりしているものです。本来、必要な量は自分でまかなえるのです。腸内細菌のバランスが崩れ、一時的にビオチンをつくる乳酸菌(アシドフィルス菌など)が減っていても、腸内環境を改善すれば一挙に問題解決。

ビオチン不足がアトピーを悪化させるのではなく、アトピーが悪化するとビオチンが足りなくなる、というのが妥当な見方だと思います。

というわけで、ビオチンについては現在はまったく気にかけていません。気にするならむしろ、煙草お酒、不規則な生活、食べすぎ。このほうがずっと、ビオチンを減らします。

そういえば脱ステ中、ビオチン療法(ビオチンのサプリを飲む)を試してもなにも変わらず、反対にフェカリス菌が入ったサプリを飲みつづけてもなんの問題もなかったですね。

以上のようなことを踏まえ、ここからアトピーに向いた乳酸菌サプリや整腸剤それぞれについて、乳酸菌の種類と量、1日あたりの価格などをチェックしていきます。

整腸剤

新ビオフェルミンS錠 540錠

新ビオフェルミンS錠ビフィズス菌18mg、フェカリス菌18mgのほか、腸内でビオチンを産生してくれるアシドフィルス菌18mgを含有(1日服用量中、以下同)。それぞれ18mgと菌数はかなり少ない様子。2100円前後。1日服用量9錠。1日あたり約36円。

新ラクトーンA 1080錠

新ラクトーンAビフィズス菌40mg、フェカリス菌40mg、アシドフィルス菌40mgのほか、乳酸菌の発育をうながす乾燥ビール酵母を含有。乳酸菌の組み合わせは、ビオフェルミンと同じ。菌数はこちらが上。1700円前後。1日服用量18錠。1日あたり約28円。

スーパビール酵母Z 660粒

スーパビール酵母Z腸内環境を整えてくれるビール酵母を含有。含有量は不明。ビタミン9種とミネラル10種を添加。乳酸菌は入っていません。1400円前後。1日服用量15粒。1日あたり約31円。

ミヤリサン 630錠

ミヤリサン腸のバランスを正常に保ち、ビオチンとの相性もいいといわれる酪酸菌(宮入菌)を180mg含有。酪酸菌は乳酸菌の友人のようなバクテリア。乳酸菌の増殖を手助けします。1000円前後。1日服用量18錠。1日あたり約28円。

エビオス錠 2000錠

エビオスビタミンやミネラル、良質なたんぱく質、食物繊維などを含むビール酵母7125mgを含有。ビール酵母には、乳酸菌を増やす働きがあります。乳酸菌そのものは入っていません。1800円前後。1日服用量30錠。1日あたり約27円。

整腸剤にはロングセラーが多く、ビオフェルミンなど定評のあるものも少なくありません(わたしは便秘になりましたが)。

ただ、総じて菌数が少ないのがネック。整腸剤のなかでは比較的配合量の多いラクトーンのアシドフィルス菌でも40mg。菌数でいうと4億個。ビール酵母の整腸剤などは、はなから乳酸菌が入っていません。

しかも整腸剤は基本的に小さな錠剤タイプ。胃で溶けてしまう。乳酸菌の多くは、胃酸や胆汁酸などの消化液に殺されてしまうことでしょう。

健康な人が健康維持のために飲むなら十分ですが、ぼろぼろの腸粘膜を再建するという大役を担うには少々心もとない印象です。

次の乳酸菌サプリメントで、菌の数はぐっと増えます。実際に試して合格点をつけたものを厳選して紹介します。

乳酸菌サプリメント

Acidophilus Three Billion

now-foods-acidophilus-three-billion-stabilized-180-tablets以前から気になっていた海外産のアシドフィルス菌サプリ。アシドフィルス菌を1日分に90億も詰めこんだサプリはなかなか見当たりません。アシドフィルス菌は熱や酸に強く、生きたままで腸へ到達。試したところ、悪くない。が、肉を食べたら、うーん、出ないぞ、という日もありました。16.56ドル。60日分。1日あたり約28セント。

ラブレ

ラブレ京都が誇るお漬け物「すぐき漬け」に棲んでいる乳酸菌を配合。植物性の乳酸菌は、乳製品などの栄養豊富な環境で暮らしている乳酸菌より強く、生きたまま腸まで達し、人間の腸に定着する確率が高いことが知られています。栄養が少ない環境でも元気に生きている菌ですからね。漬け物の菌だから、日本人の腸とも相性バッチリのはず。5028円(送料込み)。30日分。1日当たり約168円。

米のしずく

米のしずく神戸は灘の老舗酒蔵である菊正宗酒造の酒蔵にいる天然の乳酸菌「LK-117」を1日分に100億個封入。この乳酸菌は、神戸大学でアトピーやアレルギーの抑制効果、整腸作用、肌をきれいにする作用などの研究が行なわれているそうです。日本酒にいる植物性乳酸菌だから、やはりわたしたちの腸とは相性がよさそうです。初回1500円。送料無料。15日分。1日あたり100円。

善玉菌のチカラ

善玉菌のチカラカスピ海ヨーグルトの乳酸菌「クレモリス菌FC株」がひと袋に1000億個入っています。ということは1日分に約32億個。クレモリスFC株には、アレルギーと関係のあるIgE抗体の血中量を減らし、さらにアトピーの症状を改善する効果があることが研究でわかっているそうです。31日分。初回1950円。送料無料。1日あたり63円。

ヘルスエイドビフィーナEX

ビフィーナビフィズス菌100億個、アシドフィルス菌とガセリ菌を計10億個封入。ビフィズス菌は大腸で働く菌。ほかの2つは小腸で働く菌。だから腸全体の健康に貢献してくれるというわけです。特殊なカプセルで菌をガードしており、生きたまま腸へ。どの菌ももともとヒトの腸内に棲んでいる菌だから、腸にしっかり根を張って増えます。初回3980円。送料無料。30日分。1日あたり約133円。

乳酸菌革命

乳酸菌革命アシドフィルス菌、ブルガリクス菌、ガセリ菌、ブレビス菌、カゼイ菌、ヘルベティカス菌、ビフィズス菌ほか、全部で16種もの乳酸菌を使用。ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖も配合。2730円。62粒入り。送料無料。31日分。1日あたり約88円。

まとめ

ヨーグルトから乳酸菌サプリへ切り替えるきっかけとなったのは、「乳酸菌革命」でした。説明書きにある乳酸菌の数がどこにも記載されていなかったので、発売元に問い合わせてみました。

「乳酸菌は乳酸菌生成物質として使用しているので、生菌そのものは含まない。でも有胞子乳酸菌(普通の乳酸菌よりも熱や胃酸に強く、働きもパワフル)が1000億個入っている」(発売元)

1000億個! このサイトではじめて感嘆符を使いました(笑)。

当時、サプリの小さなカプセルにカスピ海ヨーグルト600gに匹敵する力があるのか、と疑惑のまなざしを向けていましたが、1000億個と聞いて飛びついていました(笑)。

乳酸菌生成物質ってなに?

菌の習性を上手に利用し、何種類もの微生物を同時に効率的に増殖させる「共棲培養」という技術を使ってつくるもの。

乳酸菌生成物質には乳酸菌そのものは含まず、乳酸菌が増える際に分泌する成分が中心だそうです。

そう聞くと、なんだ、乳酸菌は入っていないのか、ダメじゃん、とか思いがちですが、それは早とちり。共棲培養はヒトの腸内で起きている現象を外界で再現するもの。善玉菌を増やす働きは、結局この乳酸菌生成物質が担っているようです。

NHKで特集されたことも手伝って、最近は巷間で話題です。

なお、いろんなサプリを試してみて感じるのは、商品の説明書きだけではよくわからない、ということ。乳酸菌50億個のサプリが100億個に劣るかというと、そうそう単純なものでもない。菌の種類や組み合わせ、そして自分との相性、加工方法などにちがいがある身体と思います。乳酸菌の「生きのよさ」みたいなものにも差があるのかもしれません。

菌数1兆個だろうと10兆個だろうと(そんなのはう○ちくらいしか存在しませんが)、自分で試すまでヘタに尻尾はふらないことにしています。

さいごに

乳酸菌サプリだけでアトピーが治ることは絶対にありません。食事と生活習慣を見直す、ということが必要不可欠で、それなくして現状打破は望めません。

オリゴ糖

オリゴ糖

オリゴ糖

善玉菌のエサとなって、腸を元気にしてくれる

最近、オリゴ糖のすごさを再認識しましたので、記事にしたためておきます。

と、そのまえにオリゴ糖について、さらりと説明しておきます。

オリゴ糖は善玉菌のエサです。食べると、腸内の善玉菌が活性化し、数が増えていきます。元気になった善玉菌たちは乳酸や酢酸をたくさんつくり、これがを刺激します。その結果、腸内環境がよくなっていくのです。

便秘解消を目的に飲まれる方が多いのは、そのためですね。

腸内環境をよくするには、ぬか漬けザワークラウトなどの乳酸菌食品や乳酸菌サプリを利用する手もありますが、

  • 腸内にもともといる乳酸菌との相性を気にする必要がない。
  • 熱に強く、熱々の飲み物に入れても大丈夫。

という2点においては、オリゴ糖に軍配があがります。

難消化性というのもポイントです。精製された白砂糖は、アトピーの悪化原因のひとつですが、オリゴ糖は胃や小腸で消化されずに大腸まで届きますから、アトピー悪化の心配は無用です。

ただし、市販品のほとんどがオリゴ糖を3割くらいしか含んでいなかったりするなど、商品選びの際はいくつか注意すべき点があります。

が、それはあとまわしにして、先に、わたしがどうしてオリゴ糖のすごさを再確認したのかについて書きたいと思います。

オリゴ糖の力にいまさらながら気づいた

今年のお正月、妻と娘と連れだって、1週間ほど里帰りしていました。

その際、いつも飲んでいる乳酸菌サプリを携行しませんでした(というか、最近は毎日飲んでいないため、単に忘れただけなのですが)。そうしたら、3日目くらいから便秘になってしまい、滞在中はかなりつらい思いをすることになりました。

帰り道は、有楽町のパチンコ店火災に巻き込まれ、新幹線で車中泊する羽目になりました。一晩中、檻のなかのキツネのように、座席とトイレを行ったり来たりしました。結局、便は顔をだしてくれませんでした。

有楽町記事

ところが帰宅後、冷えきった身体を温めようと紅茶を飲んだら、わずか1時間後にはおなかがごろごろしはじめて、大量のお通じがあったのです。

それで、気がついたのです。

現在、わたしはアトピー療養期のように徹底した食事療法を行なっていません。お肉やお魚もいただきます。サプリメントは、ビタミンCと乳酸菌サプリをのぞいて全部やめました。ベストな腸内環境をほぼ自力で維持できている、と思っていましたが、これはまちがいだったのです。

治療期から毎日欠かさずつづけているものが、ひとつだけありました。

オリゴ糖でした。

紅茶には、いつもの習慣で、食卓にあるオリゴ糖を入れたのです。

意識してオリゴ糖を摂取してきたわけではないのですが、コーヒーや紅茶にはグラニュー糖でなく、オリゴ糖を入れる、というのが、もはやわたしの習い性となっています。考えてみれば、大さじ一杯ほどを毎日摂っています。知らす知らずのうちに、これが健康な腸内環境の維持に役立っていたのですね。

アトピーが完治するまでさまざまな方法を同時に実践していたので、オリゴ糖の力添えにまるで気がついていませんでした。

複数のオリゴ糖が使用されている、純度100%のオリゴ糖を選ぶ

腸内環境の健全化にとりくんではいるものの、まだ結果がでない、という方は、オリゴ糖に一度、着目してみるのも手です。

わたしがオリゴ糖を選ぶときの基準は、

  • 純度100%
  • 複数のオリゴ糖をブレンドしている

この2つ。

スーパーにならんでいるオリゴ糖は甘味料目的で製造されているため、混ざりものが多く、純度30%程度のものがほとんどです。これだと、オリゴ糖のメリットも7割減。それどころか悪玉菌やカンジダを増やしてしまう。純度100%のものなら、オリゴ糖のメリットをフルに享受できます。

また、腸内の乳酸菌とオリゴ糖のあいだには、乳酸菌同士のような相性がないと先述しましたが、厳密にいうと、乳酸菌はオリゴ糖を選り好みします。つまり、大好きなオリゴ糖が入ってきたときは、奪い合ってがっつく――活性効果が最大になる、というわけです。乳酸菌もグルメなのですね。

そういうわけですから、なるべくいろんな種類のオリゴ糖をブレンドしたものが望ましいというわけです。

オリゴ糖を選ぶ際は、この2つに着目すると失敗しなくてすむと思います。

ニンジンリンゴジュース

人間の身体には約30種のビタミンと、約100種のミネラルが必要です。これらすべてを含むのが、ニンジンです。とくに、万病のもとである活性酸素をとりさるベータカロテンの含有量は相当なもの。

リンゴはビタミン類のほか、種々のミネラルや酵素、有機酸をバランスよく含みます。放射性物質を体外へ排出してくれるペクチンや、腸内の乳酸菌やビフィズス菌を増やすオリゴ糖なども含んでいます。

だから、ニンジンとリンゴからつくったジュースは朝の栄養補給源として、大変なすぐれもの。わたしがアトピーを完治させるにあたってはほんとうに欠かせないものでした。イギリスやメキシコではがんの治療に、ニンジンリンゴジュースを用いていて、かなりの成果をあげているそうです。

ニンジンリンゴジュースのつくり方

①ニンジン2本とリンゴ1個を用意。

ニンジンとリンゴ

ニンジンのベータカロテンは皮の部分に多く含まれます。有機栽培なら皮ごと安心して使えます。わたしはいつも有機ニンジンを使用。が、リンゴはさすがに有機栽培ものは稀少かつ高価すぎて手がでません。が、普通のリンゴは農薬の使用量が多い。だから皮をむいて使っています。

②ニンジンの皮は栄養に富むので、タワシで洗い、皮ごとカット。

ニンジンを切る

これで大きめのニンジン2本分。搾ると、200ccくらいになります。

③リンゴの皮をむき、同じくカットします。

④ニンジンとリンゴをジューサーで絞り、ジュースにします。

juicer

ニンジンの搾りかすは、蒸しパンやピザ生地にしたり、ふりかけをつくったり、チャーハンに混ぜこんだりしてフル活用しています。食物繊維のかたまりです。捨てるのは惜しい。リンゴの搾りかすは、甘味料とともに煮込めば、自家製ジャムになります。

⑤すぐに、レモン汁かリンゴ酢を少量くわえてください。

サワードリンク

レモンとリンゴ酢でつくった自家製サワードリンクです。ジュースに少し入れます。

ココナッツオイルかオリーブオイルを数滴落とし、ゆっくり噛みしめるように飲みます。わたしはえごま油を使うことが多かったですね。もちろん炎症を抑えてくれる油(オメガ3系脂肪酸)を摂るためです。

じつは、ニンジンにはビタミンCを破壊する酵素が含まれているのです。レモンやお酢のクエン酸がその働きを弱めてくれます。ニンジンのベータカロテンは脂溶性。だから油といっしょにとると、ぐっと吸収がよくなるのです。

300cc juice

わっ、と小さく叫んでしまうほど美味です。乾いた身体のすみずみに染みわたります。わたしはこれで毎朝起きるのが楽しみになりました。

リンゴが手に入りにくい季節は、ストレートジュースを使う

市販のニンジンジュースやリンゴジュースは使いません。生きものは、ほかの生きものの命をいただいて命を長らえさせている、というのが自然の摂理です。身体を癒やすためにいただくのであれば、生きている、つまり「生」のニンジンと「生」のリンゴからできたジュースをいただくべきと考えます。

ふつうの濃縮還元ジュースは、長時間の熱処理によってペースト状になるまで水分を蒸発させてから冷凍保存。その後、解凍し水をくわえてパック詰めされます。それはもう生きているとはいえません。実際、酵素なども死活しています。

葉とらずりんご

生リンゴが入手しづらい夏場などは、100%ジュースで代用するのも仕方ないと思います。そのときは濃縮還元でなく、ストレートジュースを使っています。絞りたてのリンゴをそのままパック詰め(食中毒対策として、ごく短時間の熱殺菌処理をすること)。味わいはもちろん、見た目の色つやもまるで別物です。

ミキサーでなく、スロージューサーを使う

ニンジンリンゴジュースをつくるのに欠かせないのは、スロージューサーです。食材をすりつぶし、水分だけを搾る機械です。

どこの家庭にもあるミキサーは素材を粉砕するだけですから、カスこそ出ませんが、ジュースにはなりません。ニンジンとリンゴをまるごと食べるのと同じことですので、午前中は胃腸を休めたいというニーズに適しません。グリーンスムージーなどをつくるときに使っています。

ちなみにジューサーにも安価なものがあります。高速分離方式というものです。が、これは金属刃で素材を切り刻むしくみ。その際に熱が発生するほか、大量の空気も混入します。ニンジンやリンゴが酸化したり、栄養素が破壊されたりしてしまうようです。

小麦グルテン

指の炎症

指の炎症

完治してひさしい、とある昼下がり、左手中指に虫刺されのような腫れが出現しました(写真はすでに治りかけのものです。このときは写真を撮ることなど思い浮かびませんでしたので)。

かゆみはありません。けれども、いつまでたっても治りません。やがて、偏頭痛と胃腸の不快感がやってきました。

家庭用の医学書を引っ張りだしてすみずみまで読みましたが、よくわかりません。食事が乱れていたわけでもありません。やがて、ひじの内側に大きな発疹がひとつできました。

まさか再発? しかし、発疹がそれ以上広がることはありませんでした。ただ、指とひじ裏の2か所の湿疹は癒えず、頭痛はますますひどくなり、胃腸の不調は胃酸逆流のような激しい症状に変わりました。

そんなとき、1週間ほどまえから毎日食べている海外製シリアルの箱に目がいきました。原材料表示の先頭に「Organic sprouted whole grain wheat」とあります。オーガニックの全粒小麦、という意味です。精白小麦でないから安心だ、と思って買ったのでした。

思えば、それ以前は長らく小麦食品をまともに口にしていませんでした。そのとき、読者の方からこんなメールをいただいていたことを思いだしたのです。

メールのキャプチャ

Pさん、その節は本当にありがとうございました。

さて、このメールの要所は、

「イチローさんが、今食べていらっしゃるものに、腸に穴をあけてしまうものが、あります。とてももったいないです。その食べ物は、小麦のグルテンです」

「時間のあるときに調べてみますね」とお返事し、そのまま忘れてしまっていたのですが、このとき、頭のなかでスイッチがカチリと入る音を聞きました。

徹底的に調べました。書籍や海外サイト(日本ではグルテンのことはあまり知られていませんが、海外ではかなり研究が進んでいます)を読みあさりました。

小麦グルテンは腸粘膜を破壊する

わかったことをすべて説明しようとすると、1冊の本が書けます。ここでは当ブログ読者の方に必要な内容だけを箇条書きにします。

  • 小麦グルテンは、小麦たんぱくの一種。
  • このグルテンの過敏症が最近、急増中。
  • 品種改良でグルテンが人体に有害となったことが原因。
  • いまのグルテンは、ヒトの腸粘膜を破壊する。
  • とくにグルテン過敏症の人が受けるダメージは大きい。
  • 胃酸逆流はその代表的な症状。
  • 糖尿病や肝臓病のほか、関連疾患は数百にものぼる。
  • アトピーや皮膚疾患の発症あるいは悪化要因になる。
  • 頭痛など神経障害を引き起こすこともある。
  • グルテン過敏症はある日突然発症することもある。

グルテン過敏症は、たんぱく質グルテンのアレルギー

ひとことでいうと、小麦たんぱく「グルテン」の遅延型食物アレルギーです。グルテン過敏症の方が小麦を口にすると、下痢や腹痛、食道炎をはじめ、さまざまな不都合が生じます。アトピーやヘルペスなど、さまざま皮膚疾患を発症したり悪化させたりもします。グルテンが腸粘膜を攻撃するからです。

腸粘膜はいうまでもなく、免疫システムの中枢です。腸管関連リンパ組織(GALT)と呼ばれています。GALTは、外界と体内をへだてる防衛システムのかなめです。最前線です。ここが傷つきます。

その結果として起こる代表的な症状は胃腸障害ですが、そういうはっきりした自覚症状がないケースも少なくなく、日常の倦怠感や頭痛など小さな不調の種になっています。知らないうちにがんや糖尿病などを引き起こし、寿命を縮めているといわれています。

米国の罹患率は0.5%。軽度の罹患者も入れると、アメリカ人の20%がグルテン過敏症という説もあります。日本人の小麦消費量も相当なものです。潜在患者はかなりいるだろうと予想されています。

以上のようなことを知り、わたしはグルテン過敏症の疑いが濃厚だぞ、と感じました。そこで、「グルテンチャレンジテスト」と呼ばれる自己診断にトライしたのです。

グルテンチャレンジテストのやり方

グルテン過敏症は、遅延型食物アレルギーです。治療法はありません。けれど、グルテンを完全に除去すれば、問題は解決します。過敏症かどうかは、2週間の小麦断ち(グルテンフリー食)で自己診断が可能です。

病院でも調べられます。ただし、保険適用外の検査ですので、5万円程度します。自宅でできる検査キットがあります。こちらは3万円弱。どちらも結果がわかるまでに2週間以上かかります。

というわけで、わたしはまずはチャレンジテストをやってみることにしました。手っとり早いし、お金もかかりません。

グルテンチャレンジテスト

1.食事から小麦を完全に抜く

パンやパスタ、クッキー、パンケーキ、ラーメン、焼きそば、うどん、そうめん、そば(十割そば以外)といった小麦食品のほか、味噌(原材料に麦を使っている味噌)や醸造酢、しょうゆなどの調味料、唐揚げやフライ、てんぷら、餃子といった料理にも小麦は含まれています。

しょうゆが使えないのは厳しいので、こちらをご紹介。わたしも使っている、小麦不使用のしょうゆ。いつもまとめ買いします。普通のしょうゆのように1000ml入りを発売してほしいものです。

小麦を使わない丸大豆醤油

2.大麦やライ麦、オートミールもやめる。

グルテンやグルテンに構造の似たたんぱく質を含みます。交叉反応を起こす可能性がありますので、テスト期間中は中止します。黒パンなどのライ麦パンは中止。ビールや発泡酒の原材料は大麦麦芽ですから、こちらもやめておきます。蒸溜酒はOKです。禁酒までは必要ありません。

3.最低2週間はつづける。

グルテン過敏症は、遅延型食物アレルギーです。体内で数か月~最長1年も活動しつづけることがあります。が、半減期(半分に減るまでの期間)は20~24日。ですので、チャレンジテストは、最低2~3週間つづけることが推奨されています。

4.2週間後に小麦を食べる。

テスト期間中の2~3週間は、体調の変化をじっくりと観察します。そうして2週間後にふたたび小麦を食べます。アトピーの症状が軽くなっていたのに悪化するようなら、グルテン過敏症の可能性が高いです。

グルテンフリー食のやり方に関しては、「グルテンフリー 方法」で検索すれば、すぐにわかります。食べていい食品として、卵や乳製品、加工食品、デザート類などが挙げられていますが、あくまでいつもの食生活からグルテンを除去します。

グルテン過敏症の疑いあり

グルテンチャレンジテストで、わたしは自分にグルテン過敏症の疑いがあると知りました。なにしろ開始後1週間で偏頭痛も胃酸逆流もすっかり姿を消し、指の炎症も治まってしまいましたから。

2週間後に件(くだん)のシリアルを食べたら、案の定、数時間で胃酸逆流が戻ってきました。蛇足ながら、このとき、ドーナツでも味わうか、という心境になりました。小麦食品はもう2度と食べられない、ということですし、シリアルを食べてしまいましたからね。かき氷の食べおさめ、などとよくいいますが、この場合は一生分の食べおさめです。真剣味が全然ちがいます。ひと口100回くらい咀嚼しました(笑)。

ドーナツ

グルテン過敏症をいつ発症したのかはわかりませんが、昔は毎日大量に食べていました。後天性であるのは疑う余地なしです。振り返れば、アトピー療養中もパスタをたまに食べていましたし、二八蕎麦にも小麦粉が2割含まれますから、あのころは平気だったのかもしれません。もちろん、あのころすでに過敏症で、小麦食品が快復の足を引っ張っていた可能性も否定はできません。いまとなっては、それを知る手がかりはありません。

重症のグルテン過敏症では、除去食のみで自己免疫疾患が寛解するケースもあるそうです。食生活の改善で治りきらない場合には、グルテンチャレンジテストという選択肢があることを頭の片隅に置いておいてください。

過敏症ならずとも、グルテンはわたしたちの腸壁を日々、傷つけています。せっかく腸内環境の健全化にやっきになってとりくんでいても、これではいたちごっこ。アトピー療養中の方は、治るまで小麦を断ってみるのもひとつの手かもしれませんね。

小麦のもうひとつの弊害

20世紀後半の品種改良によって変質したのは、たんぱく質グルテンだけではありませんでした。小麦のでんぷんにも看過できない変化をもたらしたのです。

現代の小麦は、血糖値を異常に上昇させます。これも、アトピーの重大な悪化原因です。小麦や炭水化物全般をひかえることの利点を滔々とつづったあるグルテン関連本を読み、わたしは副腎疲労やブドウ糖代謝障害糖質制限食という食事療法の存在を知りました。

くわしいことは、この記事に書きました。グルテンチャレンジテストのついでに、ブドウ糖代謝障害の自己診断にトライしてみてもいいかもしれません。ただし、それでよくなったとしても、原因の切り分けはできません。できることなら、別々に試すのがベストだと思います。

副腎疲労とブドウ糖代謝障害を疑う

白米

白米

白米や精白小麦などの精製炭水化物は、混じりっけなしの糖質です。未精製の状態とくらべると、格段に吸収効率がいいため、食べたらすぐ力が湧いてきます。

とくに「スーパー糖質」の異名をとる小麦でんぷんは、体内に入るとどんな炭水化物よりも早く消化吸収されることがわかっています。にわかには信じがたい話ですが、砂糖よりもずっと血糖値をあげます。

小麦や精製炭水化物のこの吸収効率のよさが、わたしたちの身体をじわじわとむしばんでいるというのです。生活習慣病や肥満の最大の原因はこれ。アトピーの症状悪化の原因のひとつにもなっています。

糖質が、アトピーの症状を悪化させる

糖質というのは、炭水化物のこと。糖質と聞くと、チョコレートや砂糖を思い浮かべるかもしれませんが、精白されたお米(白米)や小麦粉のパン、麺類もすべて糖質です。砂糖のように甘くはありませんが、食べると砂糖と同じように体内でブドウ糖に変わり、血糖値を上昇させます。

問題は、精製された糖質の、血糖値の上昇のさせ方がすさまじいということです。血糖値が急上昇することで、わたしたちの身体はさまざまなダメージを受けます。この「さまざま」を数えあげるとキリがないのでやめておきますが、アトピーに関係のあるものだけは以下へ抜き書きしておきます。

  • 炎症の悪化
  • 副腎の疲労

どうしてそうなるかを、糖質の代謝のしくみをまじえて説明します。少しややこしいですが、なるべくわかりやすく書きます。大事な話です。理解してください。

  1. 精製された糖質を食べると血糖値が急上昇する(食後高血糖)。
  2. すい臓がインスリンを大量に分泌し、血糖値をさげようとする。
  3. インスリンは、血糖を内臓脂肪に変えて、肝臓の近くに貯蔵。
  4. 1~3を繰り返すうちに、インスリンに対する反応が鈍くなる。
  5. 血糖値をさげるため、さらに多くのインスリンが必要となる。
  6. すい臓がやがて疲れ果て、インスリンがつくれなくなる。

この結果、糖尿病やメタボになるのは、糖尿病やメタボの方ならよくご存知です。ただし、このプロセスが引き起こすのは、糖尿病や肥満だけではありません。

食後高血糖は、血管の内壁を傷つけて、動脈硬化を引き起こします。内臓脂肪は、体内のあちこちで炎症を引き起こし悪化させます。肝臓病や腎臓病、関節炎、自己免疫疾患、皮膚疾患などの直接的あるいは間接的な原因になっています。もちろん、アトピーもそのひとつ。

アトピーの方にとってそれ以上に注目すべきなのは、②のインスリン分泌によって血糖値が急激にさがると、副腎が血糖値をあげるためのホルモンを分泌するということです。このホルモンこそ、なじみ深いグルココルチコイド。すなわち、ステロイドホルモンなのです。

つまり、精製された糖質を食べるたび、副腎に負担がかかっていたのです。こんなことを四六時中繰り返していたら、オーバーワークに耐えかねた副腎が、いつか職務放棄するのは目に見えています。ステロイドホルモンが体内でつくられなくなると、アレルギーの炎症をしずめることができません。

副腎疲労の自己チェック

副腎疲労のチェック方法、セルジャンの副腎ホワイトライン

副腎の疲れ具合をチェックする、お手軽な方法があります。指でおなかをひっかいて反応をみるのです。

健康な人はひっかいた部分が10~15秒以内に赤くなります。が、副腎皮質ホルモンの分泌能が極端に低下していると、その時間が経過しても白いまま。

「セルジャンの副腎ホワイトライン」という試験で、アジソン病(副腎機能減退による内分泌疾患)の検査に利用されているそうです。副腎の疲弊度がさほどでもない場合、反応があらわれないケースもあるようです。

やってみたら、わたしはちょうど10秒で赤くなりました。

ブドウ糖代謝障害(耐糖能異常とも)が生じている場合、事態はより深刻です。ブドウ糖代謝障害というのは、④のインスリンに対する反応が鈍くなる(インスリン抵抗性といいます)1歩手前です。入ってきた糖質を体がうまく処理できなくなった状態のことです。

この状態になると、どんな糖質を食べても血糖値が跳ねあがります。精製されていようがいまいがもう関係ありません。玄米ごはんでも黒パンでも十割そばでも血糖値が異常に上昇します。すると、内臓脂肪はどんどん増え、副腎疲労もますます進むというわけです。

現代人は多かれ少なかれ、みんなブドウ糖代謝障害におちいっていると指摘する専門家がいます。内臓脂肪や副腎疲労だけでアトピーが発症しているとは考えにくいですが、糖質の摂取をひかえることで、症状がぐんと楽になるケースは少なくないようです。食事療法によって、アトピーがあと1歩というところまでよくなっていた知人は、糖質の量を制限することでみごとに完治にいたりました。

糖質をひかえ、アトピーや生活習慣病を予防、改善

わたしが精製糖質の摂取量をうんと減らしているのは、こうした理由からです。糖質オフ(この場合は全糖質)の生活は、生活習慣病の最高の予防法になる、と複数の医師や専門家が指摘しています。もちろん、アトピーの再発防止にも役立ちます。

もっとも、現代社会の食糧事情を考えると、完璧に糖質をやめるのは難しいですし、そこまでする必要もないと思います。ふだんは未精製の糖質を利用するようにしておけば、たまに外食したり、甘味やお菓子を食べたところで、さしたる影響はないでしょう。白米やめん類、果物、甘味を一生食べない生活というのはさすがに味気がなさすぎます。

が、なにをしてもアトピーが治らない、改善しない、というなら、ブドウ糖代謝障害がかなり進行している可能性大。その場合、まずやるべきは、自分がどの程度のブドウ糖代謝障害なのかを知ること。試験的に糖質制限食を1~2週間おこなうとOK。身体の反応を見るのです。

それで、しつこいアトピーが治まってきた、というなら、糖質は「減らす」のではなく、「ほぼやめる」のが正解かもしれません。

ほぼ、と書いたのは、糖質を血液中に放出するまえに、肝臓と筋肉がその一部をたくわえるからです。つまり、肝臓と筋肉に貯蔵される量くらいなら、食べても血糖への影響はない可能性があります。その量がどの程度なのかは、個人差がありますから、みずから探るほかありません。

ブドウ糖代謝障害の自己診断方法(糖質制限食)

一般的な糖質制限食の基本ルールはこんな感じです。糖質制限食を用いた生活習慣病(おもに糖尿病)の治療において、国内屈指の実績を誇る高雄病院のガイドラインです。

糖質制限食10カ条
  1. 乳製品(チーズ)・肉類・魚介類・大豆食品(豆腐や納豆)などたんぱく質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。
  2. 糖質とくに白パン・白米・めん類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
  3. やむをえず主食を摂るときは未精製の穀物を少量(玄米、全粒粉のパンなど)摂る。
  4. 飲料は・番茶・麦茶めほうじ茶などカロリーのないものを摂る。牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳は適量OK。
  5. 糖質含有量の少ない野菜・海藻・きのこ類は適量OK。果物は少量にとどめる。
  6. オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす
  7. マヨネーズ(砂糖なしのもの)やバターもOK。
  8. お酒は蒸留酒(焼酎、ウイスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒など)は控える。
  9. 間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。菓子類、ドライフルーツは不可。
  10. できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。

(『主食をやめると健康になる 糖質制限食で体質が変わる!』ダイヤモンド社から)

なお、糖質制限のやり方については諸説ふんぷん、怪情報も乱れとんでいます。たとえばこんなふう。

  • 「おなかが減ったら食事の時間。深夜でも食べよう」
  • お酒(アルコール)は好きなだけ飲もう」
  • 「野菜は食べなくていい」
  • 「食物繊維を摂ると便秘になる」
  • 運動はしなくていい
  • 「卵は1日10個ぐらい食べてもらいたい」

なにぶん新しい食事療法であり、もともとは糖尿病を対象としてチューンアップされてきたものです。アトピーの方のデリケートな身体に合うよう吟味、調整する必要があるぞ、とわたしは思いました。そこで、アトピー持ちの友人Kに話をもちかけました。

Kは非常にクレバーな男です。自分なりの食生活改善にとりくみ、重症のアトピーを半年ほどで克服しました。ただ、完治はしていませんでした。テレビ局勤め。仕事が不規則。外食も多い。「やもめ暮らしには、おまえみたいな完璧な食事コントロールは無理だ」といっていました。

「ダメでもともと。効き目があったら儲けものだよ」
「白米や麺類が食えないのはちょっとなあ。俺、ラーメン党だし」
「それで治るなら楽なもんじゃないか。1回完全に抑えこんで、それからちょっとずつ様子見ながら食べていけばいい」
「…………」
「わかった。おれもいっしょにやる」

いま思うといささか強引でしたが、このときのわたしは、糖質制限食の効果を確かめたい、という気持ちがかなり強かったのです。そんなこととはつゆ知らず、Kは驚いた顔をしました。がさつなナリをしていますが、根は感動屋なのです。

「ありがとう。おまえ、いいヤツだな」

一瞬、後ろめたさが胸をよぎりましたが(笑)、本当にKが完治すればいいと願う気持ちももちろん強かったのです。かくして、Kとわたしが実践し、できあがったのが、この食事スタイルです。

「炭水化物(糖質)を減らす」とありますが、ブドウ糖代謝障害の自己診断をおこなうなら、「完全にやめる」ということになります。注意が必要なのは野菜。ニンジンなどの根菜には、かなりの量の糖質が含まれます。

なお、糖質制限中にあると便利な食品をこちらにまとめましたので、ご一読ください。

Kとわたしがどうなったか?

Kは徹底して糖質を制限しました。すると、なんと開始翌日に変化があらわれたそうです。かゆみがかなり減った、と弾んだ声で電話がありました。その後、2週間ほどでしつこかった脇の下とおしりの炎症が治まったそうです。

おしり

ブログで使ってくれとKが送ってくれた、糖質制限前のおしりの写真です(やっぱり削除して、と頼まれたので、現在は削除しました)。男のオケツなど見たくはないものですね(笑)。あちこち炎症がありますが、炎症のない部分はきれいです。食生活を見直す以前はどこもかしこもぼろぼろだったそうです。そのまま載せるのがはばかられましたもので、勝手にモザイクをかけました。これが2週間で治まったそうです。

糖質制限食で、Kは自分がブドウ糖代謝障害だとわかったため、いまはほとんど炭水化物を口にしていないとのことです。が、「ラーメン屋でごはんはもう2度と注文しない」といっていましたから、どの程度やれているのかははなはだ疑問です。

さて、問題はわたしのほうでした。糖質制限食を開始してしばらくのち、首筋ががさがさしてきたのです。再発かしら? ドキリとしました。もとの食生活に戻せば治ることはわかっていましたが、冷たい汗が背中を流れ落ちました。

Kとわたしはなにがちがっていたのか? この2つでした。

  • 糖質を完全にやめていない。
  • 卵とチーズを食べはじめた。

糖質はまえから摂っています。しかも以前よりは減らしています。となれば、ホシは卵かチーズです。

糖質制限がテーマの本はかならず、卵とチーズは積極的に食べましょう、といっています。卵もチーズ(牛乳)も完全栄養食だからという理屈です。Kは幼少時から卵アレルギーかつチーズ嫌いなので食べませんでしたが、わたしは100日以降、なんとなくやめていただけなので、再挑戦することにしたのです。

結論を先にいってしまうと、糖質制限による常食で、わたしは卵とチーズに強い食物アレルギーを発症してしまいました。

糖質制限食をおこなった感想ですが、ご飯(とくに好物の寿司)やお蕎麦、オートミール、甘味を口にしない暮らしというのはなかなかつろうございました。

半面、ちまたの糖質制限本が口をそろえるように、たしかに肉体的には元気になりました。やたらパワフルになります。道を歩いていたら、子どものころのように駆けだしたくなるのです。最近は本当にすぐ走りだします。筋肉量は目に見えて増えました。肌ツヤが以前にも増してよくなりました。毎食、満足するまで食べても太りません。肥満やメタボの原因は糖質ですからね。お酒が飲めるのもうれしいかぎりです。

ひとつ心配だったのは、肉食中心の生活で腸内微生物のバランスが崩れるのではないか、ということでした。杞憂でした。乳酸菌のおかげです。鉄壁のガードです。本当に頼もしいヤツらです。ヨーグルト派だったKは、これを機にサプリに切り替えました。ヨーグルトは、糖質をわりあいに含みます。

ともあれ、この結果に意を強くしたわたしとKは、糖質をひかえる生活をしばらくつづけてみよう、と決心したのでした。

なにをしてもアトピーが改善しないなら?

Kのように1~2週間、完全に糖質をやめてみると、糖質がアトピーの症状に与えている影響がわかります。なお、糖質制限食は肉類や脂肪中心の食生活ですから、腸の健康にはよくありません。糖質制限で症状が軽くなったからといって、依存するべき食事法ではありません。

アトピーの根本原因は腸内環境の悪化です。Kもわたしもそこをゆるがせにしてはならないと、いまさらながら感じています。

最後になったけれど、よかったね、K!

さいごに

以上は、この記事を書いた数年前のお話です。結局、わたしもKも2年で糖質制限を中止しました。でんぷん質の食べ物をやめて、肉類と脂肪ばかりを大量に食す、というのはやはり、きわめてアンバランスな食生活です。

精製糖質はたしかに身体には毒です。が、未精製の炭水化物は別。腸の健康にむしろ貢献してくれます。いまはそう結論づけています。

糖質制限

グラスフェッドビーフ

糖質制限で、アトピーの症状は確実に軽くなる

糖質制限というのは、おもに糖尿病人向けの食事療法ですが、アトピーの症状を手軽にやわらげるのにもとても役立ちます。

ここで紹介するのは、わたしとわたしの友人が実際に試して、デリケートなアトピーの身体に合うようカスタマイズしたものです。

この方法によって、たった数日(なかにはその日から)でアトピーの強いかゆみ、湿疹、炎症がはっきりと軽くなった、ぐっすり眠れるようになった、という方が少なくありません。

1か月もつづければ、あらゆる症状が劇的に改善し、毎晩熟睡できるようになります(断言はできませんが、みなさん口をそろえてそういいます)。

まずはアトピーの方向けの、糖質制限食のやり方をくわしく解説します。つづけて、わたしたちが実践してわかった、糖質制限食を実践するうえでの注意点も説明します。

1.食事量やカロリー摂取量を気にしない

神戸牛

わたしたちの身体は、日々の食事によって、筋肉や骨、内臓、血液をつくり、運動エネルギーを捻出しています。低栄養の状態がつづくと、知らないうちに身体が弱り、体力や免疫力が低下していき、さまざまな体調不良や病気を呼びこみます。

身体をつくるのは、食べ物です。

胃腸の調子がすぐれないときは別として、それ以外は普通に食べます。ふつうの食事制限のように、ひもじい思いをすることはありません。

ただし、わたしは過食や間食はほとんどしないようにしていました。朝食抜きの1日2食です。身体がほしがらない、ということもありましたが、消化器を長時間休ませるメリットはやはりとても大きいものです。

通常の糖質制限食では、朝食は抜きません。おなかがすいたら、いつでもおなかいっぱい食べていい、ということになっています。

カロリー制限で動物は長生きするのではないのか?

カロリー制限によって、動物の寿命が延びる、という研究報告が多数あることは、1日2食&小食の記事に書いたとおり。カロリー制限は、現在の栄養学のスタンダードです。生活習慣病の食事療法にはいまのところ、カロリー制限食を用いるケースがほとんどです。

だから、糖質制限をあやまった食事法だ、とする声も少なくありませんし、激しい論争がつづいています。ただ、世界各国の脂肪摂取量と平均寿命の関係を調べた研究では、脂肪の摂取量が多い国の人ほど長生きすることがわかっているそうです。

脂質摂取量と寿命の関係
Sinnett P.,Lord S.:Proceedings of 2nd Regional Congress, International Association of Gerontology, Asia/Oceania Region.1983

脂肪は高カロリーです。普通は、動物性たんぱくといっしょに摂取しますから、つまりこの研究は、「肉卵や乳製品をたくさん食べると長生きできるよ」といっているわけです。

カロリー制限の研究とは一見、矛盾しますね。どちらかがまちがいだな、と思いました。が、「待てよ。ひょっとすると、この2つの条件を満たす答えがあるかもしれないぞ」と思った瞬間、頭が勝手にカチカチ計算をはじめました。

答え、なんだと思いますか? そう、これらの研究は「肉卵、乳製品でなく、炭水化物から摂取するカロリーを減らしなさい」と教えてくれているのです。

もっとも、この理屈が日本人に合うかどうかは別問題です。世界にはいろんな民族がいて、それぞれの風土に根ざした食物を食べています。固有の食文化がありますし、体質だって異なりますからね。

そのあたりはあとで考察することにして、いまは先に進みます。

2.肉、魚、脂質をしっかり食べる

たんぱく質と脂質は血肉の材料となる大切な栄養素です。不足すると、あちこちガタがきます。

脂質は、身体の活動エネルギーです。さらに細胞膜や胆汁の材料になります。脂溶性ビタミンの吸収にも欠かせません。ステロイドホルモンの材料にもなります。

だから、たんぱく質と脂質はしっかり食べるようにします。すると筋肉がつき、基礎代謝があがります。食べたものを無駄なく利用できるようになります。

わたしは糖質制限中、ほぼ毎日、お肉を200g以上食べていました。脂身も残さずに。

ただし、安全なものを選ぶよう注意しました。海外産の安い肉などは、ホルモン剤や抗生物質を使って育てていますから避けました。モノには適正価格というものがあります。安い食べ物にはかならず理由があります。

安全な鶏肉

安全勝かつ良質のものを選ぶことがとても重要。とくにアトピーの方は身体が敏感ですからね。抗生剤や抗菌剤を投与されていないものを選ぶべきです。

グラスフェッドビーフ

グラスフェッドビーフ(牧草飼育牛)は、放し飼いで自然の草(それが本来の牛のエサなのです)を食べて育ちます。通常の穀物飼育牛のように抗生剤やホルモン剤は投与されていませんし、栄養価もずっと高い。脂肪分もヘルシーといいます。カビ汚染の心配もない(動物の飼料となる穀物はカビに汚染されていることが少なくない)。

魚ももちろん食べました。うちは子どもがいるので、魚は宅配サービスで安心できるものを買っています。汚染の心配をしなくてすみます。

調理油は、ラードがメインです。オリーブオイルやココナッツオイルも使います。脂肪や油が動脈硬化や肥満の原因になる、という説は、最新の研究である部分ではあやまりだったと証明されています。消化機能が健全なら、むしろ積極的に摂るべき栄養素です。

なお、納豆など大豆食品も食べますが、糖質制限推進派によると「植物性たんぱくより動物性たんぱくのほうが、ヒトの身体が利用しやすい」とのことですので、肉と魚が中心。

3.卵と乳製品は(なるべく)食べない

通常の糖質制限のセオリーに従うと、卵と乳製品は好きなだけ食べていいということになります。が、卵と乳製品はアトピーには不向きです。

乳たんぱくは腸粘膜に炎症を引きおこすことがありますし、卵も乳製品も過敏症を引きおこしやすい食べ物だからです。

本人が気づかぬうちに過敏症になっているケースは少なくありませんし、そうでなくても、腸粘膜が弱っているときに卵や乳製品をひんぱんに食べているとその確率がうんとあがります。

糖質制限により、わたし自身、卵とチーズの強い過敏症となってしまいました。

糖質制限推進派の医師の本に「健康になるための摂取量の目安は、肉が最低1日200グラム、卵は最低3個、チーズは最低120グラム」と書いてあったので、そのとおりにやってみた結果です。

一般に問題視されるのは即時型のアレルギーですが、本当に恐いのは遅延型のアレルギー(過敏症)です。

アトピーと向き合うなかで、わたしが獲得した教訓はこの2つです。

  • わたしたちの心と身体の調子は100%、食べ物によって決まる。
  • 健康にいいとだれかがいう食べ物が自分にいいとはかぎらない。

4.糖質を制限する(炭水化物をやめる)

和菓子

その名のとおり、糖質制限の目玉は、糖質(炭水化物)の摂取量をやめる(あるいは減らす)ことにあります。主食、という固着観念を捨てる必要があります。

現代人は精製された糖質の食べすぎで、「ブドウ糖代謝障害」という状態を生じているケースが少なくありません。精製糖質(精製炭水化物)は血糖値を極端にあげます。この血糖値の急上昇は、ヒトの身体にとって大きな負担となります。これを繰り返しているうちに、血糖をコントロールする機能そのものに障害が生じます。これが、ブドウ糖代謝障害です。

ブドウ糖代謝障害は、あらゆる生活習慣病の直接の原因です。アトピーの大きな悪化要因のひとつになっています。同時に血糖値の上昇はかゆみや炎症の強い悪化因子としても働いています。

だから、アトピー特有の異常なかゆみ、皮膚の炎症、湿疹などを解消するには、糖質制限が有効なのです。糖質を今日から完全に断つことで、その有効性をすぐに実感できます。

糖質(炭水化物)とは?

炭水化物というのは穀類や芋類、果物などのことで、一般には糖質だけでなく食物繊維も含むのですが、糖質制限においては食物繊維は除外し、純粋に糖質含有量の多い食物を指します。

以下のようなものですね。

  • 米類(白米、玄米、餅、赤飯、ビーフン、せんべいなど)
  • 小麦(パン、ベーグル、ピザ、ラーメン、焼きそば、パスタ、うどん、素麺など)
  • その他穀類(蕎麦、コーンフレーク、シリアル、グラノーラ、ミューズリ、オートミール、トウモロコシ、雑穀類など)
  • 芋類(ジャガイモ、片栗粉、サツマイモ、長いも、自然薯、タピオカなど)
  • 豆類(大豆と大豆食品、ピーナッツ以外)
  • デザート類(和菓子、洋菓子、クラッカー、ビスケット、スナック菓子、シャーベット、アイスクリームなど)
  • 甘味料(砂糖、黒糖、てんさい糖、蜂蜜など)

問題なく使える甘味料は、この記事をご覧ください。

炭水化物を食べなくてもいいの?
炭水化物はじつは必須栄養素ではありません。

栄養素について

食べなくても生命活動に支障がない、と断言する医師もいます。炭水化物をやめる(あるいは減らす)ことで、アトピーの改善や再発予防ができる、アトピー以外の病気の予防にもつながるというのです。

5.野菜をたっぷり食べる

野菜炒め

ビタミンと食物繊維は、身体の調節と、健康な腸内環境の維持に不可欠。野菜は汚染のないものをしっかりと食べる必要があります。

安全して食べられるのは、オーガニック野菜か無農薬か低農薬の野菜。近所で手に入りにくいなら、宅配サービスを利用することをおすすめします。

サラダや肉野菜炒め、煮物など、いろいろな食べ方で野菜をたくさん摂るようにしました。

鉄製フライパン

鉄製フライパンとラードを使えば、じつに芳ばしい、うまい野菜炒めがつくれます。脂溶性ビタミンのA、D、E、Kは熱に強く、脂肪や油といっしょに摂ることで吸収効率があがります。

6.肉魚、野菜、炭水化物の順に食べる

食物繊維のあとに肉を食べると、腸での滞在時間が延びますから、腐敗が進みます。悪玉菌が増えます。

肉魚、野菜、炭水化物の順に食するのがベストです。

炭水化物を最後に食べるのは、糖質の吸収を遅くし、血糖への影響を減らすためです。懐石料理屋で飯ものが最後に出てくるのは、理にかなっているのです。

7.乳酸菌食品を毎食食べる

肉は悪玉菌の大好物。糖質制限食をつづけていくと、腸内に悪玉菌が増えてしまい、どうしても便秘がちになります。

腸内の健康は、腸粘膜の免疫細胞と腸内細菌が守っています。悪玉菌に立ち向かい、ビタミンB群やK、ビオチンをつくりだし、化学物質からわれわれの身体を守ってくれているのです。

免疫寛容(アレルギーが消える現象)の発現にもかかわっています。

腸内細菌のバランスは健康のかなめですので、糖質制限中はぬか漬けザワークラウトなどの乳酸菌食品を毎日食べる必要があります。乳酸菌サプリメントを利用する手もあります。

8.お酒は適量OK

蒸留酒

アルコールのカロリーはエンプティカロリーといって、体内で代謝されませんから、血糖への影響はありません。胃で吸収されますから、腸の負担にもなりません。

糖質制限中、お酒は飲んでもOKとされています。

ただし、食事中は飲まないようにします。同じ量の炭水化物を食べたとき、お酒を飲んでいると血糖値がずっと高くなります。アルコールは肝臓に負担をかけるため、糖代謝が滞るからです。

お酒は、炭水化物(糖質)を含まないものにします。蒸留酒ですね。ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム、ウイスキー、焼酎などです。辛口ワインもOK。

醸造酒はNGです。ビールや発泡酒、日本酒、白ワイン、リキュールなどです。

強いお酒を飲むときは、チェイサー(お水)をお忘れなく。さすがに消化器に負担をかけます。

アトピーの症状のあるうちは、お酒を飲むと血行がよくなって、かゆみが増します。やめておいたほうが無難です。

9.適度な運動

ジョギング

運動が人間の健康に大きく関わっていることはあらためていうまでもありません。運動不足が現代病の主原因だということを否定する医師はいません。

平日は筋トレなどで軽く身体を動かし、週末は汗でシャツが塩を吹くまで走っています。

糖質制限を実践するうえでの注意点

長期間の糖質制限にはリスクがあります

糖質(とくに精製糖質)は、いま現在起きている症状を何倍にもします。炎症の増幅装置のようなものです。だから糖質を断てば、症状がぐっと楽になるのはたしか。とくに甘いものが好きな人には効果てきめんだと感じます。

でも糖質制限は、あくまで対症療法です。それで症状が治まっても、アトピーが治ったわけではないのです。

腸粘膜はぼろぼろのままですし、体内のゴミ(老廃物や酸毒など)もそのまま。肉食中心の食生活は、大腸の悪玉菌を増やし、腸をさらに傷つける可能性が高い。さらに動物性のたんぱく質や脂肪を代謝する際、身体は多くの老廃物や毒素をつくりだします。そうすると、体内にゴミがますます蓄積していきます

動物性食品は身体を酸性化します。この点も無視できません。アトピーを治すには、体内の浄化が不可欠ですが、それに逆行することになってしまう。解毒が遅れます。

糖質制限で、食物アレルギーが治るわけでもありません。

糖質制限食というのは高たんぱく食ですから、だらだら継続していると食物アレルギー(過敏症)のある食べ物が増えていくことが予想されます。

症状が落ちついたら、真剣に腸壁の再建高アルカリ職による体内浄化デトックスにとりくみ、アトピーの根本原因と真剣に向きあうべきです。

糖質制限を2年間つづけてみて、ほんとうに強くそう感じます。

糖質制限の是非については、この記事にくわしく書いていますので、はじめるまえにぜひ目を通してみてください。


『糖質制限の教科書』(洋泉社)江部康二・著、『わたしたちの「糖質オフ」 ~人気インスタグラマーが実際に痩せたおかず80と体重記録』(マイナビ出版)わたしたちの編集部・著・編、水野雅登・監、『「緩やかな糖質制限」ハンドブック』(日本医事新報社;)山田悟・著、『世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」』(講談社) 幕内秀夫・著、『「糖質制限」その食べ方ではヤセません』(青春出版社) 大柳珠美・著、『本当は怖い「糖質制限」』(祥伝社)岡本卓・著、『ビジュアル版 糖質制限の教科書』(洋泉社)江部康二・著、『スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい』(ぴあ)宗田哲男、 藤澤重樹、新井圭輔、今西康次、溝口徹、水野雅登、門脇晋、小幡宏一、長尾周格、三島学・著、『主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる! 』(ダイヤモンド社)江部康二・著、『「糖質制限」は危険!―矛盾だらけの「糖質制限」論 「糖」こそ、命にとって最重要の栄養素』(海竜社)石原結實・著、『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか』(光文社)宗田哲男・著、『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』(光文社)夏井睦・著、『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』(PHP研究所)江部康二・著、『医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』(ダイヤモンド社)牧田善二・著、『江部康二の糖質制限革命』(江部康二・著)江部康二・著、『人類最強の「糖質制限」論 ケトン体を味方にして痩せる、健康になる』(SBクリエイティブ)江部康二・著、『糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて』(幻冬舎)山田悟・著、『増補新版 食品別糖質量ハンドブック』(洋泉社)江部康二・著
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