カンジダ症に抗真菌剤のジフルカンやイトリゾールは効果ある?

カンジダへの抗真菌剤(ジフルカン、イトリゾール)の効果

松本彩妙さん
2016年10月13日

私は今、乳酸菌サプリを朝晩2錠ずつ内服。

朝は生野菜と豆乳ヨーグルトに亜麻仁油、寒天粉、オリゴ糖を混ぜた物にオートミールを入れて食べています。

昼は生野菜と玄米ご飯一膳、小豆、高野豆腐、枝豆に味噌汁、切干し大根など。

夜は主食なしで野菜の煮物や鶏のササミ、魚などタンパク質を摂取、朝と同様の豆乳ヨーグルトセット(オートミール抜き)を食べています。

自分では地道に努力しているつもりですが、カンジタが一向に良くなる気配がなく困惑しています。

以前お伝えしたように食物アレルギーが多数あるのでイチローさんがオススメされている食べ物が摂れない、反対に他に食べる物がないので難しい点もあると思いますが・・・。イチローさんからみて何か改善の余地があるでしょうか?

シナモンを以前豆乳ヨーグルトに混ぜていましたが、乳酸菌も殺菌してしまうのではと今は控えています。そんなことはないですか?

あと、イチローさん自身はジフルカンを内服されたのでしょうか?

サプリは他に朝晩ネイチャーメイドのビタミン&ミネラル、ビオチン、肝機能・代謝改善薬、毎食前に消化酵素を摂っています。

どうかご教授下さい。

※ちなみにアレルギーは乳製品、卵、豚肉、果物全般、ナッツ類、ゴマ、ココナッツ、茄子、トマト、ピーマン、キュウリ、唐辛子、筍、納豆くらいです。

うーん。たしかにそうですねえ。ココナッツNG、納豆NG、ナッツ類NGというのは、わたしと大きく異なる点です。とくにココナッツと納豆にはおおいに助けられたと感じていますもので。

以下はあくまで個人的な感想です。わたしは松本さんの健康アドバイスをする立場にありませんもので、この点ご諒解のうえお読みくださいね。

ココナッツそのものはダメでも、脂肪分のみを抽出したココナッツオイルならアレルギー反応は出ない、という方は少なくないようです。それもダメ、ということでしたら、さらに精製度の高いMCTオイルというものもあります。

あと気になったのは、糖質。一般に、カンジダ対策に糖質は禁忌とされています。カンジダの大好物ですから。わたしも糖質はかなり制限しました。松本さんの食生活だと、まず玄米とオートミール。あと、小豆(100g中40g)や切り干し大根(同47g)も意外に糖分が多いです。

枝豆も食べすぎに注意しました。大豆に含まれるたんぱく質「レクチン」に毒性があることが知られています。リーキーガットなどで弱ったには負担になることがあるといいます。

ちなみに納豆NGのことですけれども、ほかの大豆食品は大丈夫なのですか?

なお、玄米にはいい点も多々あります。穀類全般ダメだけれど、玄米だけは食べても大丈夫、という方もおられるようです。個人差があるのかもしれませんね。玄米にかかわらず、食べものには適不適があると思いますので、食べて悪化したり改善しないようなら中止して様子をみる、ということを繰り返すほかないのだろうと思います。

シナモンは、わが家では食さないもので、よくわかりません。ごめんなさい……。

抗真菌剤、使いましたよ。フルコナゾール(ジフルカン)のほか、イトラコナゾール(イトリゾール)も。わたしには合わなかったようです。カンジダは薬で抑えこんでも再発する確率がとても高いと聞きますし、自然な方法でソフトランディングさせるのがやはりベストかなと考えています。

アトピー療養、がんばってくださいね。早くよくなられることをお祈りしています^^

松本彩妙さん
2016年10月15日

通っていたクリニックでも抗真菌薬はダメだと言われましたが、なかなか良くならないのでスパッと治せたら…と甘い考えが頭から離れず…。でもイチローさんが言われるならソフトランディングを目指して地道に頑張ります。

カンジダ治療食を始めて2ヶ月余りになりますが、体重もどんどん減ってきて周りに心配される程に。時折ファスティングもしていたのですが、今は止めて少食を心掛けています。

納豆アレルギーは大豆そのものではなく納豆菌によるもののようで。ただ工場で大量生産された物はダメで昔ながらのわら巻き物なら大丈夫です。菌が違うのでしょうか??

またしばらくの間、体重の様子もみながら糖質をカットしてみます。

アドバイスありがとうございます!

治った折にはまたご報告させて下さい。

あくまで私見ですけれど、抗真菌剤で一気に駆除できるほど、カンジダはやわではなかろうと感じています。どの人のからだにも複数のタイプのカンジダが棲んでいて、そのすべてに効果のある抗真菌剤というものは存在しないからです。だから、ある抗菌剤でカンジダAを死滅させも、今度はカンジダBやCが版図を拡大してくる、というようなことが起こりうるわけです。

納豆アレルギーのお話はとても興味深いですね。

納豆菌というのはもともと藁(わら)にいるもので、稲藁1本に1000万個ほどの菌が付着しているそうです。古来から稲作をいとなむ日本人は、この稲の微生物を上手に使って納豆をつくってきたわけです。だから納豆は日本人の腸内環境にベストマッチする。

ところが松本さんの場合はダメ。でも、伝統的な製法のものなら大丈夫。となれば、工場生産の納豆は松本さんがいわれるように菌がちがうのか、なにかしら品種改良をくわえているのか、製造過程で菌やたんぱく質が変質しているのか……。このあたり、一度調べてみたいと感じました。

いいご報告を心から期待しております^^

追記/この後、松本さんからうれしい便りが届きました。