カビとカビ毒

カビとカビ毒は、食中毒や肝機能障害、アレルギーなどを引きおこします。アフラトキシンなど一部のカビ毒には発がん性もある。アトピーの方は、カビやカビ毒に敏感な場合が多いため、なんとしても避けるべき。汚染リスクの高い食品などを知っておくべきなのです。

カビとカビ毒の脅威

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カビ毒は毎日ひそかに体内へ忍びこんでいる

カビの生えた餅

カビ毒というのは、カビがつくりだす有毒物質。食中毒や肝機能障害などの原因になるうえ、一部のカビ毒には強い発がん性があることも知られています。

さらにカビそのものも代表的なアレルゲンです。アトピーの方が摂取すると皮膚症状やアレルギー症状がひどくなる。

目に見えないだけで、じつは身のまわりのいろんな食べ物がカビやカビ毒に汚染されています。

ぱっと見は新鮮できれいな、スーパーや八百屋さんの野菜や果物も、顕微鏡で見ると微量のカビやカビ毒が付着していることがあります。作物に生えるとカビはすぐ毒素を分泌し、貯蔵や流通の過程でほかの作物を汚染するからです。

わたしたちは毎食、ほぼ慢性的にカビとカビ毒をからだにとりこんでいるといえます。

もちろん健康体ならある程度は対処できる。しかし、アトピーなどで免疫システムが弱っている場合は別です。

たとえ微量でも無視できないダメージを受けます。吐き気や頭痛、肌荒れ、湿疹、アレルギー……。とにかくあらゆる不調の原因となります。

アトピーの方の腸内では、高確率でカンジダ(だれの腸内にもいるカビの仲間)が繁殖しています。カンジダももちろんカビ毒をつくります。アフラトキシンほど毒性が強いものではありませんが、腸から体内に入り、肝臓などの解毒器官に負担をかけています。

カビやカビ毒に汚染されやすい食物は3つ

アトピーが治るまで、わたしは汚染リスクがとくに高い食べ物を徹底的に遠ざけるようにしました。

とくにこの3つ。

  • 輸入農作物
  • チョコレート、ココア
  • 海外産の畜産物(お肉)

輸入農作物

輸入物された農作物からは、カビ毒がひんぱんにみつかっています。

小麦やとうもろこしといった穀物や果物、種実類、ピーナッツ(中国産はどうあっても食べるべきでない)などは、水際検査(厚労省の検疫所が輸入時に行なう検査)でよくひっかかっています。日本にくらべて、海外の農作物に対するカビ毒の規制がゆるいからです。

アトピーの方や糖質制限中の方は、種実類(ナッツやシーズ)をよく食します。

わたしは生のものを入手することが多い。これは、栄養をまるごと摂るためということもありますが、カビが生えていても一発でわかるだろうと思うからです。買ったものは冷蔵庫や冷凍庫に入れるなどして、きちんと保存するよう努めています。

チリ産のブドウ

チリ産ブドウ。皮ごと食べられるから、剥く手間いらず。最近、人気ですね。なんと冷蔵庫にありました。妻が買ってきたらしい。こういうものは、汚染リスクが高い。汚染されていないなら、農薬(抗菌剤)が大量にかかっていることでしょう。

チョコレート、ココア

チョコレートやココアも、わたしの除去対象。原料のカカオ豆そのものが汚染されていることが多いため、国内製造であっても安心できないのです。

チョコレートを食べるとアトピーが悪化する、こういう方は少なくありませんが(わたしもそうだった)、カビが関係している可能性が高いのではないかと思います。

チョコレート、ココア

チョコレートやココアも、アトピーの方にはハイリスク。治るまではやめておくとベター。

海外産の畜産物(お肉)

海外産の畜産物(お肉)をリストアップしているのは、エサである穀物(トウモロコシや大豆など)がかなりの高確率でカビ毒に汚染されているから。

しかも、家畜のエサに対するカビ毒の安全基準は、わたしたち人間の食用のそれよりはるかにゆるい。輸入畜産物は輸入穀物以上に危険、と指摘する声もあるくらいです。

国産の肉なら大丈夫なのか?

米国などからの輸入飼料(家畜のエサ)は現状、ほぼノーチェックで国内に入ってきています。カビ毒はおろか、残留農薬や遺伝子組み換えの検査すらしていないわけです。

安いエサは高確率で汚染されている、と考えるのが妥当。

そんなエサを食べて育った家畜の肉は、国産でも汚染リスクはとても高い。

事実、輸入飼料を食べた国産牛の乳からアフラトキシン(発がん性の高いカビ毒)が検出されています(数年前、国会でも問題視されました)。

アトピーの改善、完治を目標にするなら、海外産のお肉はいうまでもなく、国産肉も特売品などには手を出すべきでない、といえます。

わが家ではこんなふうにしています。

  • 宅配サービスを利用する。
  • スーパーではブランド肉を買う。

といっても「松阪牛」や「神戸牛」を食べているわけではありません(破産します)。たとえばイトーヨーカドーには、「顔が見える食品」というシリーズがあります。ああいうものを選ぶ。で、産地に「国産」としか書かれていないような低価格品は避ける。

らでぃっしゅぼーやなどの宅配サービスでは、なにを食べて育ったかがわかるお肉も手に入ります。

ブランド鶏肉

海外産のお肉は買いません。もっぱら国産のブランド肉。といっても、別段高いわけではないです(写真の鶏胸肉はグラム98円、鶏もも肉はグラム148円でした)。なお、ラム肉ばかりはオーストラリア産。でも、あれは牧草飼育です。問題なし。

コーヒーも、カビ汚染の代名詞

コーヒーのカフェインは、アトピーの悪化因子だとよくいわれます。

でもコーヒーは、善玉菌を増やすポリフェノールをたくさん含んでいます。自分がコーヒー党ということもあり、わたしは現在はコーヒー擁護派の立場をとっています。

ガバガバ飲まないかぎりは、むしろ益のほうが大きいであろうと。

ただし、カフェインは肝臓や副腎に負担をかけます。症状がひどいときや副腎疲労の方はやめておいたほうが無難です。

一方、コーヒーの汚染は深刻です。

ある研究では、ブラジル産生豆の9割以上がカビ毒に汚染されているとわかったそうです。別の研究では、レギュラーコーヒー(粉)の半分からカビ毒がみつかったといいます。

コーヒー豆はなぜカビに冒されやすいのか?

豆を乾燥させる工程(天日干し)で、鳥のフンやゴミが付着してカビが繁殖することもあれば、船便での長期輸送中にカビに冒されることもあります。焙煎後の貯蔵のしかたが不適切なために、カビが発生することもある。

コーヒー豆の栽培は、発展途上国や後進国が中心。豆の管理方式や貯蔵設備が万全ではないことも関係しています。

コーヒーを飲むと症状が悪化する、体調不良があらわれる、という場合、カビが原因かもしれません。

それを知ってから、わたしは焙煎された豆やレギュラーコーヒー(粉)をほとんど買わなくなりました。有機栽培の生豆を買ってきて、手作業で不良豆(カビ毒に冒されていがちな傷んだ豆)をとりのぞいています。

妻は、コーヒーを飲むと昔から気持ちが悪くなるといっていましたが、わたしが淹れたコーヒーだと大丈夫なようです。

カビの生えたレギュラーコーヒー

市販のレギュラーコーヒーはハイリスク。安価なものは、低品質の傷んだ豆を使用していることが多いからです。なお、治ってからは市販のレギュラーコーヒーもたまに利用しています。ピッキング(豆の選別作業)と焙煎にかなり時間を要するからですが、どうも頭の働きが落ちるような気がするのは気のせいか……。

アトピーの方は、カビとカビ毒に敏感

ワンルームのマンションやアパートに暮らしていたころ、日常的にカビやカビ毒にさらされていました。

ワンルームの部屋はカビがとても生えやすいのです。浴室や窓ぎわ、クローゼットなどは「水とりぞうさん」(除湿剤)を何個置いても繁殖します。

そのせいでいま、カビに対してとても敏感です。カビのある場所に行くと、すぐに頭痛や吐き気があらわれる。もはやカビ探知器です。

アトピーの方のなかには、わたしのようにカビに対する感受性の強い方が多い。カビにはくれぐれもご注意ください。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。
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