腸の健全化が、アトピー完治のカギ

腸に休息を与え、善玉菌を増やしてアトピーを治す

アトピー根治のカギは、腸の健全化です。弱った腸が健康になれば、アトピーは治ります。

罹患歴十数年のわたしが、最後の100日間の手はじめに実践したのはこの3つです。

①1日2食&少食 5章「根治療法①」へGO!
②週1回の断食 5章「根治療法②」へGO!
③食前の生菜食 5章「根治療法③」へGO!

①は、消化器に休息時間を与えてあげる、ということです。②も同じ。丸1日、固形物を食べないでいると、消化器はずいぶんと休まるようで、これを繰り返すことでぐんぐんよくなっていきます。治るまで絶食できれば一番いいのでしょうが、それでは命にかかわります。そこで③。キャベツやタマネギ、ダイコンなど、消化を手助けしてくれる野菜を食前にナマで食べ、胃腸の負担を極力減らしてあげるのです。

次に着目したのは、腸内環境を整えるということです。善玉菌を増やそうという計画です。そのために実践したのがこちら。

④乳酸菌の摂取 5章「根治療法④」へGO!

昔はどの家にもかならずあった「ビオフェルミン」。これを毎食後に飲むだけでアトピーが治ったという人もいるようです。ヨーグルトや味噌、納豆、漬け物などの発酵食品も多く摂るように心掛けました。

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運動と油、この2つもアトピー改善の重要な要素

次に大切なのが、体を動かすということです。毎日しっかり運動して筋肉を鍛え、食べたものが体内でだぶつかないよう基礎代謝をあげてやる。同時に汗をたっぷりかき、老廃物や有毒物質、ステロイドの残留物などを体外へ排出することは完治への近道です。というわけで、

ということになります。

最後になりましたが、これもとても大切な改善要素です。

⑥食べていい油、ダメな油を知る 5章「根治療法⑥」へGO!

体内でのアレルギー反応には摂取した油の種類が大きく関わっている、ということはいまや常識です。くわしいことは後述しますが、ひらたくいえば、サラダ油をたくさん摂っているとアレルギーが悪化し、青魚(オメガ3系脂肪酸を多く含む)をたくさん食べていれば、アレルギーを抑制してくれますよ、というお話です。

以上がアトピーの根治療法(病気を根っこから治す治療法)となります。これらにくわえて、対症療法(当面の症状を抑える治療術)も同時並行で行なっていけば、根治までの時間をさらに縮めることができるはずです。

なお、対症療法は、3章で紹介した、脱ステ期に試した治療法もいくつか含みます。振りかえってみれば、惜しいセンまできていたのがよくわかります。ただ、そのすべてが対症療法に終始していて、たとえば食生活を魚中心の和食に変えたのは正解だけれど、根治の根幹である1日2食&少食が欠落しています。ある程度まで改善しながら完治にいたらなかったワケがいまはよくわかります。

わたしが実践した根治治療と対症療法について、次章からさらにくわしく解説していきます。

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①1日2食&少食

【★★★★★】 ←5段階で重要度を示します(以下同)

朝食抜きの1日2食が、アトピー完治への第一歩

1日3食しっかり食べていると、胃腸は1日中働きどおしで、休む暇がありません。すると傷ついた腸壁を修復する時間がとれません。そればかりか、消化力の落ちた状態で過食すると、食べたものを完全に消化できなくなります。これは宿便になります。宿便は数週間で発酵、分解されて消えてしまいますが、その途中で腐敗が起こり、その毒素が血液に乗って全身にまわり、さまざまな病気を引き起こすのです。

アトピーもそのひとつです。

未消化のたんぱく質や、さまざまな有害物質、宿便の毒素、こうしたものが痛んだ腸壁から体内にとりこまれて、悪さをしているのです。

朝は、水か野菜ジュースを400~500cc飲むだけの1日2食がいいです。理想は、夕食から翌日の昼食まで、最低16~18時間あけることです。昼食が12時とすると、前日の夕食は18時ごろに摂るのがベスト。遅くとも20時までには夕食をすませるべきです。

朝食べないと力が出ないとか、脳に栄養が回らないから勉強や頭脳労働に支障をきたす、とかいわれますが、慣れれば大丈夫です。脳はエネルギー源にブドウ糖しか使わない、という説がありますが、これもまちがい。脳へ供給するブドウ糖が足りなくなると、からだは体内の老廃物や脂肪を溶かしだして、エネルギーとして利用することがわかっています。その結果、吹き出物も減り、肌はきれいになります。思いがけない拾いものですね。

胃腸を休ませると排毒が盛んになり、宿便もでる

ヒトのからだは消化の最中、排泄作業をストップします。だから、過食は老廃物や毒素を溜めこむ元凶なのです。反対に、胃腸を休ませると、これまで消化に使っていたエネルギーを排泄や解毒にまわすことができ、体内に堆積した化学物質や毒素、老廃物などを外へ出す働きが活発化します。

宿便も出ます。1日2食にして1か月ほど経ったころ、わたしは夕食後、連続5回もトイレに駆け込む羽目になりました。黒く異臭を放つ便が大量に出ました。排便後、炎症が急速に癒えたのを覚えています。1日2食にして腸を休ませると便通が改善します。完治も飛躍的に早まります。

夜食と間食をやめて、少食にする

夜食や間食はつつしみました。消化には順番があります。夜食や間食はこれを邪魔しますので、消化器に負担をかけるうえ、食べたものがきちんと消化されません。アレルギーの原因になります。

※胃に送られた食物は胃液と混ぜ合わされ、たんぱく質はポリペプチドに分解されます。次の小腸では、すい液や胆汁、腸液を分泌。これらは弱アルカリなので、胃酸の酸性を中和。たんぱく質やポリペプチドをアミノ酸に、脂肪を脂肪酸とグリセリンに、炭水化物をブドウ糖などに分解し、腸壁から吸収します。次の大腸では消化酵素の分泌はありません。水分の吸収が中心です。残った不消化物や消化液などは便として排泄されます。

食べる量を減らす、ということも同時に意識しました。腹8分目からはじめて、最終的には腹6分。とくに昼食は、休んでいた消化器をいたわるという意味で、なるべく軽くすませるのがいいようです。

食べる際はよく噛みます。50~100回咀嚼して飲みこむようにすると、唾液の酵素が消化を手助けしてくれますし、満腹中枢がほどよく刺激されて、少量でもおなかがふくれます。

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少食にすれば、動物は健康に長生きできる

欧米の医学や栄養学では何十年も前から、摂取カロリーを30~40%に制限した動物の寿命は、好き放題食べている動物に比べて格段に長く、がんの発症や老化が遅くなる、という研究が多数発表されています。米国の国立老化研究所でも、摂取カロリーを60%に抑えると、寄生虫からサルまで寿命が50%も延びることが動物実験でたしかめられたそうです。

究極的なカロリー制限ともいえる断食では、皮膚の若返りが著しく、シワが消え、そばかすや発疹、吹き出物が消えていく、と複数の専門家が指摘しています。

カロリー制限は、免疫力や抗炎症作用を高め、糖尿病のリスクを軽らし、心臓の働きを強くするのです。老化の速度は遅くなり、健康寿命も延びるのです。

1日2食&少食は、アトピーの治療に役立つばかりでなく、こうしたメリットも同時に与えてくれます。まさにいいことずくめです。

ただし、朝昼晩とどんぶり飯をかっこんでいた方がいきなり1日2食にするのは少し無理があるかもしれません。そんな方は、まず間食と夜食をやめてみるといいですね。それから食べる量を少しずつ減らし、そのうち朝は野菜ジュースだけにする。段階を踏むとうまくいくと思います。

ニンジンリンゴジュースで毎朝、ビタミン&ミネラル補給

わたしは毎朝、ニンジンとリンゴでコップ2杯分のフレッシュジュースをつくって飲んでいました。現代食はビタミンやミネラルが不足しがちです。精製された穀物や糖質は、ビタミンやミネラルがそぎおとされているからですね。また、糖質過多の食生活も過剰にビタミンとミネラルを消費します。ニンジンには、ヒトのからだに必要な約130種のビタミンとミネラルがすべて含まれています。リンゴも栄養満点。リンゴ酸には消炎作用があるし、なによりニンジンジュースにリンゴをくわえることで、風味がぐっとよくなります。

※玄米や全粒小麦を精製して白米や小麦にするということは、ビタミンやミネラルをたっぷり含んだ胚芽をとりのぞくということです。砂糖も同じです。黒砂糖から白砂糖をつくる過程では、ビタミンとミネラルを含む糖みつを遠心分離器で除去するのです。

それに、ジュースの糖分が血糖値をあげてくれるから、低血糖で朝から頭がぼんやりする、ということもありません。栄養豊富な皮ごと搾りたいので、有機ニンジンを使います。ちょっと贅沢ですが、1日2食&少食で食費は確実に減るのだから、このくらい許容範囲だよ、と妻を幻惑しました(笑)。いまも毎朝1杯飲んでいます。妻も娘も大好物なので、わたしの1日はニンジンとリンゴを切ることからスタートします。つくり方はニンジンリンゴジュースの記事にまとめました。

ニンジンリンゴジュースニンジンリンゴジュース。絞りたてのニンジンリンゴジュースのうまさたるや、言葉では表現できないほどです。起き抜けのからだが息を吹き返すのがわかります。デトックス効果も高いそうです。

ちなみに、青汁という選択肢もあります。製品にもよりますけれど、青汁も栄養素を豊富に含んでいますから、ニンジンリンゴジュース同様、デトックスに役立ちます。青汁の選び方はこちらの記事にまとめていますので、興味のある方は目を通してみてください。

食事制限で便秘になったら水酸化マグネシウムの出番

1日2食&少食をはじめると、最初は便秘がちになるかと思います。かくいうわたしもそうでした。そんなときは緩下剤の水酸化マグネシウムが便利です。一般の便秘薬は腸壁をただれさせ、強引に排便を促すしくみですが、水酸化マグネシウムは腸内で水分をたくわえて便をだすので、腸への負担がなく、腹痛もありません。習慣性や副作用もないといいます。水酸化マグネシウムについては、水酸化マグネシウム(スイマグ)とミルマグの記事にまとめています。

ミルマグ(水酸化マグネシウム)水酸化マグネシウムを含有したサプリメントです。

食事制限をあまりガチガチにやると、ストレスの種になってしまいます。ストレスはアトピーの天敵です。食事内容や量を制限しているからこそ、わたしは食から無理に目をそむけるのでなく、貴重な食を楽しむ、ということに目を向けました。ストレスでどか食い、なんてことになると元も子もありませんからね。お暇なときにiHerbのおすすめ軽食&お菓子の記事をどうぞ。

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食事制限や断食で栄養失調になったら?

たんぱく質不足にプロテインを活用、結果は?

食事制限をスタートして1か月くらい経ったある日、つま先がぼろぼろ剥がれていることに気がつきました。数日たってもそれが治りません。それどころかひどくなってゆく。

栄養不足を痛感したわたしは頭を抱えました。爪が弱っているということは、たんぱく質が不足しているということ。しかし、消化にいいとされるお魚でさえ、食べると悪化するため、なるべく食べないようにしていました。大豆は悪化を招かないのですが、納豆とか豆腐、煮豆なんかでたくさん摂取していましたから、これ以上摂取したくない。大豆は健康食品ですが、過剰摂取にはこれまた弊害が生じるのです。かといって、食事量そのものを増やすと、胃腸が休息をとれなくなる。

そこで苦肉の策として思いついたのが、プロテインを摂取するということでした。以前、筋トレ用に買ったものがたまたま部屋にあり、目についたからです(笑)。

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うちにあるのはホエイプロテイン。つまり、牛乳由来のたんぱく質です。アトピーに乳製品はご法度ですから、本当ならNGです。事実、以前飲んだときは症状が悪くなりました。しかし現在は牛乳たんぱくを分解してくれる心強い味方がうちにいます。そう、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌たちです。

わたしは、ヨーグルトを手づくりする際、このホエイプロテインを牛乳に混ぜることにしました。彼らが牛乳のたんぱく質といっしょにプロテインのたんぱく質も分解してくれることを期待したからです。

 
プロテインとヨーグルト「100%CFMホエイプロテイン マッスルビルディングタイプ 1kg徳用」
Amazonで5000円前後。たんぱく質含有率92.9%。かなり優秀な数字です。人工甘味料や植物油脂なども含まない、高品質のプロテイン。わたしが知るかぎり、これが最高です。

 
結果は吉と出ました。

完成したヨーグルトを食べても、症状の増悪はありませんでした。爪も1週間で元通り。

めでたしめでたしというワケです。

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