乳酸菌の摂取

乳酸菌は、アトピーと腸内環境改善の即戦力

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アトピーの方は腸が病んでいることが多く、腸の健全化は完治に不可欠です。腸内環境を整え、善玉菌を増やす必要があるのです。そこで役立つのが乳酸菌。乳酸菌サプリや整腸剤、ヨーグルト、発酵食品の上手な活用法、おすすめの乳酸菌などを解説します。

整腸剤(ビオフェルミン)で、腸内フローラを整える

小腸の終わりから大腸にかけては腸内細菌の巣です。これを腸内フローラといいます。

この腸内フローラが悪玉菌の巣と化していると、腐敗ガスや毒素を大量発生させます。それが血流に入り、アトピーはどんどん悪化します。

腸内フローラは善玉菌の楽園でなければなりません。

そこで、わたしがとった手はこの3つ。

  1. 毎食、発酵食品を摂る
  2. 整腸剤を1日3回計9錠服用
  3. ヨーグルトを昼食と夕食後にそれぞれ300cc以上食べる

どれも腸内の善玉菌を増やすのが狙いです。

1.日本が誇る発酵食品

わが国にはすぐれた乳酸菌発酵食品がいろいろあります。味噌や漬け物、しょうゆなどです。こうした伝統的な日本の発酵食品に含まれる植物性乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌より整腸作用が強く、アレルギー反応を抑える働きも高いそうです。

とくにおすすめは、ぬか漬け。

はじめる前は、マンションだとぬか床は冷蔵庫で保管しないといけないから場所をとるとか(まちがい)、毎日かきまぜるのが面倒とか(むしろ楽しい)、家の中がくさくなるとか(手入れ不足)とか、いろいろ考えてためらっていました。

田舎育ちの妻も、実家のぬか床が異臭を放っているため、ぬか床の話をすると「頼むからやめてくれ~」といっていました。

でも、案ずるより産むが易し。わが家のぬか床もだいぶ気合いと年季が入ってきました。

つくり方はこちら。

ぬか漬けのほか、納豆も毎日食べるべきです。納豆菌には善玉菌を増やし、悪玉菌の出す有害物質を排泄する働きがありますからね。

少し前にブームだった塩麹も善玉菌を増やし、消化を助けてくれる働きがあるそうです。一時期、ハマりました。

わたしは当時もいまも毎日欠かさず味噌汁をつくり、納豆やぬか漬けをいただいています。

2.整腸剤(ビオフェルミン)を毎日飲む

アトピーの症状が出ているあいだは、発酵食品だけでは心もとないため、整腸剤にも注目しました。

乳酸菌は種類がいろいろあり、ヒトの腸内フローラも千差万別であることから、乳酸菌とヒトには相性があるようです。たとえば、A氏に効いた乳酸菌を、B女史が飲んだら便秘になった、こんなことがよくありますので、発酵食品との合わせ技でいくことにしたのです。

整腸剤を飲んで、アトピーがよくなったという話をよく耳にします。「ビオフェルミン」は、これだけで完治したという話を聞いたことがあったので、まっ先に試したのでした。540錠入りなら2か月もちます。1日40円以下。リーズナブルですね。

ビオフェルミン

「新ビオフェルミンS錠 540錠」は歯周病にも効くぞ、と友人から聞きました。乳酸菌が歯周病菌を食べてくれるとか。真偽のほどは不明です。整腸剤はほかにもいろいろありますから、試してみて損はないですね。「新ラクトーンA」「ミヤリサン」「スーパビール酵母Z」「エビオス錠」などが有名です。

整腸剤で便秘になったため、ヨーグルトへ切り替える

残念ながらわたしの場合、「ビオフェルミン」は効きませんでした。便秘になったのです。腸とミスマッチだったのでしょう。1か月で服用をやめました。

つづいてヨーグルトを食べはじめました。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌もさまざま。なかには、アレルギーやアトピーに効果があると謳ったものもあります。タカナシの「おなかへGO!」や、オハヨーの「L-55」、小岩井の「KW乳酸菌」などがそうです。

ヨーグルトと自分の腸の適不適は、1日200gを7~10日間食べつづけ、からだの様子が変わってきたかどうかをチェックするのがいいそうです。

以下はアトピーに効きそうな商品です。いくつか試すつもりで調べました。

メーカー 商品 乳酸菌 健康機能
明治 R-1 R-1乳酸菌 インフル、風邪、整腸
明治 ブルガリア LB81乳酸菌 美肌、整腸
タカナシ おなかへGO! LGG乳酸菌 アレルギー、整腸
オハヨー L-55 L-55乳酸菌 アレルギー、整腸
小岩井 KW乳酸菌 KW3110 アレルギー、整腸
雪印 ガゼリ菌SP株 メタボ、抗酸化、整腸
セブンプレミアム 北海道ヨーグルト LA-2乳酸菌 整腸
フジッコ カスピ海 クレモリス菌FC株 免疫、整腸、美肌

北海道ヨーグルト

最初に試したのは、セブンプレミアムの「北海道ヨーグルト」(450g)。安いし、入手しやすいからです。イトーヨーカドーでいつも128円で売っています。これを毎日ワンパック、10日ほど食べつづけましたが、便秘がますますひどくなりました。

ヨーグルトをレンジで温める

乳酸菌ジプシーになりかけのわたしが次に試したのが、フジッコの「カスピ海ヨーグルト」(400g)。量を増やし、昼夕食時にそれぞれ300gずつ。一発で効きました。夜食べたら、放屁がとまらない。その日の深夜にもう排便。それからは快便つづきの毎日でした。

そんなわけですので、上に挙げた商品のほとんどを試していませんが、ヨーグルトに興味のある方はあちこち浮気して、相性バツグンの相手を見つけてみるのも楽しそうです。

ヨーグルトの食べ方

ヨーグルトをいただくのは食前です。食前に食べることで、おなかがふくれ、食べ過ぎが防げます。プレーンヨーグルトひと箱で300kcalくらいありますから、低脂肪のものを選ぶのも一手ですね。

かならず、乳酸菌のエサになる生蜂蜜かオリゴ糖をかけていました。生蜂蜜の有機酸には善玉菌を増やす働きがありますし、オリゴ糖は乳酸菌の大好物だからです。白砂糖のように、アトピーの悪化原因になることもありません。

電子レンジで1分ほど温めれば(上写真)、おなかを冷やさず、効率よく消化吸収できると聞き、しばらくそうしていました。が、生きた菌が死に絶えそうなので、途中から電子レンジはやめて、湯煎することにしました。小鍋に人肌の湯を用意して、容器ごとしばらく浸けておくだけです。

あとで知りましたが、乳酸菌は50℃なら30分、70℃なら1分、100℃なら数秒で死滅するそうです。死んだ菌でも整腸効果は変わらないそうですが、この子たちもこうして生きているのだから、元気なままで腸まで送り届けてあげよう、という妙な使命感が働いています(笑)。

ちなみに、口から入った乳酸菌は腸で繁殖し、いい働きをしてくれるのだと想像していましたが、実情はちがうようです。乳酸菌をたくさん経口摂取することで、腸が善玉菌にとって住み心地のいい環境となり、もともといた先住善玉菌たちが繁殖していく、こんな理屈のようですね。なかにはそのまま棲みついたり、腸にながいこと居座る連中もいるようですが。

カスピ海ヨーグルトは、発酵温度がほかの乳酸菌よりも低いので、ヨーグルトメーカーなしに常温で手軽に手づくりできます。この子たちを毎日いただこう、と決めてから、わたしは市販品を種に牛乳パックで自作するようになりました。

パック入りは少し値が張りますが、自分でつくれば大量に食べてもさして家計の負担になりませんからね。レシピはこちら。

さらにつづく、乳酸菌探訪の旅

カスピ海ヨーグルトとの運命的といっていい出会いを果たしたのですが、じつはこれで「めでたしめでたし」とはなりませんでした。残念ながら後日談があるのです。

乳製品の過敏症(遅延型食物アレルギー)になってしまったのです(もうどう考えても、ヨーグルトの食べ過ぎが原因ですね)。どうも乳製品を食べると調子が悪いと感じるようになり、犯人はコイツではないかと疑いを持ちました。

そこで遅延型食物アレルギー検査を受けてみたら、ほぼすべての乳製品が「クロ」だったのです。

乳たんぱくが弱った腸粘膜から体内に侵入し、気づかないうちに抗体がどんどん溜まっていったのでしょう。乳製品とか卵を毎日食べていると食物アレルギーになりやすい、とよくいわれますが、それを身をもって立証したわけです。残念。

なお、過敏症(遅延型食物アレルギー)ははっきりした自覚症状があらわれないこともありますけれど、原因の食物を食べつづけると、抗体と抗原の複合体が体内に蓄積し、長い目で見ると、肉体が大きなダメージを受けるといわれています。

というわけで、腸が弱っているあいだは、乳製品を毎日食べるのはやめるのが無難だとわたしは感じています。嗚呼、せめて1日置きにしておけばよかった。

この記事にも一度、目を通してみてください。後日学んだのですが、乳製品にはアトピーの方が避けるべき理由が複数あるようです。

乳酸菌サプリメントで、探訪の旅は終わる

わたしは気持ちを切り替え、ビオフェルミン以外の整腸剤を探しはじめました。このとき乳酸菌サプリメントにも目を向けました。

アトピーの改善や再発予防に役立ちそうな整腸剤や乳酸菌サプリメントをいくつかピックアップして比較しましたので、よろしければ整腸剤や乳酸菌サプリを選ぶ際の目安にしてみてください。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、100日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。また食生活アドバイザー(社団法人FLAネットワーク協会認定)の視点から、健康に暮らしていくための正しい食事法を提案。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。