④乳酸菌の摂取

【★★★★☆】

整腸剤(ビオフェルミン)で、腸内フローラを整える

小腸の終わりから大腸にかけては腸内細菌の巣です。これを腸内フローラといいます。

この腸内フローラが悪玉菌の巣と化していると、腐敗ガスや毒素を大量発生させ、それが血流に乗ったりして、アトピーが悪化します。腸内フローラは善玉菌の楽園でなければなりません。

そこで、わたしがとった手はこの3つ。

①「ビオフェルミン」を1日3回計9錠
②ヨーグルトを昼食と夕食後にそれぞれ300cc以上
③毎食、発酵食品を摂る

どれも腸内の善玉菌を増やすのが狙いです。乳酸菌は種類がいろいろあり、ヒトの腸内フローラも千差万別であることから、乳酸菌とヒトには相性があるようです。たとえば、A氏に効いた乳酸菌を、B女史が飲んだら便秘になった、こんなこともよくありますので、①②③の合わせ技でいくことにしたのです。

整腸剤を飲んで、アトピーがよくなったという話をよく耳にします。「ビオフェルミン」は、これだけで完治したという話を聞いたことがあったので、まっ先に試しました。540錠入りなら2か月もちます。1日40円以下とリーズナブルです。

ビオフェルミン「新ビオフェルミンS錠 540錠」
「アマゾン」で買うと、2135円(2013年8月5日時点)でした。歯周病に効く、と友人に聞きました。乳酸菌が歯周病菌を食べてくれるとか。

わたしは「ビオフェルミン」を飲んで便秘になりましたもので、1か月で服用をやめました。整腸剤はほかにもいろいろありますので、試してみて損はないですね。「新ラクトーンA」「ミヤリサン」「スーパビール酵母Z」「エビオス錠」などが有名です。

なお、後述しますが、ヨーグルトで十分な整腸効果を得られましたので、わたしは完治への100日間において、ほかの整腸剤に手を出すことはありませんでした。けれど、じつはいま、ワケあってヨーグルトから整腸剤への切り替えを考えています。

そういうわけで、アトピーの改善や再発予防に役立ちそうな整腸剤や乳酸菌サプリメントをいくつかピックアップしてくらべてみました。よろしければ整腸剤や乳酸菌サプリを選ぶ際の目安にしてください。整腸剤と乳酸菌サプリメントの記事にまとめています。

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アトピーに効果のあるヨーグルトで便通が改善

ビオフェルミンで便秘になったので、つづいてヨーグルトを食べはじめました。ヨーグルトに含まれる乳酸菌もさまざまあります。なかには、アレルギーやアトピーに効果があると謳ったものもあります。タカナシの「おなかへGO!」や、オハヨーの「L-55」、小岩井の「KW乳酸菌」なんかがそうですね。

ヨーグルトと自分の腸の適不適は、1日200gを7~10日間食べつづけ、体の様子が変わってきたかどうかをみるといいそうです。以下はアトピーに効きそうな商品です。いくつか試すつもりで調べました。

メーカー 商品 乳酸菌 健康機能
明治 R-1 R-1乳酸菌 インフル、風邪、整腸
明治 ブルガリア LB81乳酸菌 美肌、整腸
タカナシ おなかへGO! LGG乳酸菌 アレルギー、整腸
オハヨー L-55 L-55乳酸菌 アレルギー、整腸
小岩井 KW乳酸菌 KW3110 アレルギー、整腸
雪印 ガゼリ菌SP株 メタボ、抗酸化、整腸
セブンプレミアム 北海道ヨーグルト LA-2乳酸菌 整腸
フジッコ カスピ海 クレモリス菌FC株 免疫、整腸、美肌

 
最初に試したのは、セブンプレミアムの「北海道ヨーグルト」(450g)です。安いし、入手しやすいからです。イトーヨーカドーでいつも128円で売っています。これを毎日ワンパック、10日ほど食べつづけましたが、便秘がよけいひどくなりました。

北海道ヨーグルト

次に試したのは、フジッコの「カスピ海ヨーグルト」(400g)。量を増やし、昼夕食時にそれぞれ300gずつ。一発で効きました。夜食べたら、放屁がさかんになって、なんとその日の深夜にもう排便。それからは快便つづきの毎日です。というわけで、上に挙げた商品のほとんどを試していませんが、ヨーグルトを試してみようと思われる方はあちこち浮気して、相性バツグンの相手を見つけてください。

ヨーグルトをいただくのは食前です。かならず、乳酸菌のエサになる生蜂蜜かオリゴ糖をかけます。食前にいただくことで、おなかがふくれて、食べ過ぎが防げます。プレーンヨーグルトひと箱で300kcalくらいありますから、低脂肪のものを選ぶのも一手ですね。

生蜂蜜「Y.S. Eco Bee Farms, 100% Certified Organic Raw Honey」
わたしの最愛の生蜂蜜。熱処理していないナマの蜂蜜は、有機酸が腸内の善玉菌を増やす働きをしてくれます。酵素も生きています。完全栄養食です。しかもオーガニック食品。907gで13.48ドル。日本で買えば1万円はしますね。なによりおいしい。夏場でも常温で固まっていますが、クリーミーでくどい甘さや雑味もありません。

注)上の写真は「iHerb」の商品ページにリンクしています。初回のみ5ドル(最大10ドル)の割引が適用されるようになっています。もし、割引がうまく適用されない場合は、クーポンコード「GGK236」を手入力ください(以下同)。「iHerb」はわたしがよく利用している健康食品通販サイトです。詳細はこちらの記事をご覧ください。

生蜂蜜とならんで、わが家の食卓に欠かせないのがオリゴ糖。乳酸菌の大好物で、腸内に棲む善玉菌を増やしてくれます。白砂糖のようにアトピーの悪化原因になることもありません。普通のオリゴ糖は純度が低く、こうした利点が半減しますが、「カイテキオリゴ」は純度ほぼ100%。多めに摂ると、おなかがゆるくなりますが、「善玉菌が活発に働いているあかし」と思い、ヨーグルトや紅茶、料理に入れて、せっせと摂取しています。乳酸菌といっしょに摂ると、翌朝はかなりすっきりします。カイテキオリゴの詳細はこちらにまとめています。

ヨーグルトは、電子レンジで1分ほど温めれば、おなかを冷やさず、効率よく消化吸収できます。わたしは、小鍋に人肌の湯を用意して湯せんしていました。乳酸菌は50℃なら30分、70℃なら1分、100℃なら数秒で死滅します。死んだ菌でも整腸効果はあるそうですが、この子たちもこうして生きているのだから、元気なままで腸まで送り届けてあげよう、という妙な使命感が働いています(笑)。

ヨーグルトをレンジで温める

ちなみに、口から入った乳酸菌は腸で繁殖し、いい働きをしてくれるのだと想像していましたが、実情はちがうようです。乳酸菌をたくさん経口摂取することで、腸が善玉菌にとって住み心地のいい環境となり、もともといた先住善玉菌たちが繁殖していく、こんな理屈のようですね。

注)なかには定着したり、腸にながいこと居座るのもいるようです。

カスピ海ヨーグルトは自宅で手づくりできる

「カスピ海ヨーグルト」は発酵温度がほかの乳酸菌よりも低いので、ヨーグルトメーカーなしに常温で手軽に手づくりできます。この子たちを毎日いただこう、と決めてから、わたしは市販品を種に牛乳パックで自作しています。

「カスピ海ヨーグルト」は少し値が張りますが、自分でつくれば大量に食べてもさして家計の負担になりません。つくり方はカスピ海ヨーグルトの記事にまとめました。

日本が誇る伝統的な発酵食品にも乳酸菌はいっぱい

乳製品アレルギーの方には残念ながらヨーグルトは向きません。けれども、日本にはすぐれた乳酸菌発酵食品があります。味噌や漬け物、しょうゆなどです。

また、納豆の納豆菌も善玉菌を増やし、悪玉菌の出す有害物質を排泄する働きがありますし、ちょっと前に話題だった塩麹(つくり方は塩麹の記事)にも善玉菌を増やし、消化を助けてくれる働きがあります。

スーパーの漬け物や梅干しは添加物いっぱいなので、長らく買っていません。「ケンコーコム」なら、無添加の漬け物がたくさん置いてあるし、送料も1900円(税抜き)以上買えばタダになるし、梅と塩だけでできた梅干し(毎日1個食べます)もあるし、ぬか床も安い。ぬか漬けはいつかやってみたいと思っています。ただ、毎日かきまぜないとダメだし、うちはマンションなので冷蔵庫保管が基本だから場所もとります。田舎育ちの妻は、実家のぬか床の臭さを知っているため、ぬか床の話をすると、頼むからやめてくれ-、といいます。
 
伝統的な日本の発酵食品に含まれる植物性乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌より整腸作用が強く、アレルギー反応を抑える働きも高いそうですね。わたしはいまも毎日欠かさず味噌汁をつくり、ぬか漬けや納豆を食べています。

【追記】乳製品の遅延型食物アレルギーについて

先日、遅延型食物アレルギー検査(保険適用外の特殊なもの)をしてみたら、乳製品アレルギーがみつかりました。驚きました。治療期の100日間、一進一退を繰り返していたのは、もしかするとそのせいだったのかもれません。たぶん、あのころの食べすぎが原因でスコアがあがっていったのでしょうね。

でも、よくよく考えてみると、これは当然。なにしろ、当時は腸管粘膜がぼろぼろでしたからね。からだが日常的に抗原(乳製品のたんぱく質)にさらされ、抗体がどんどん溜まっていったのでしょう。アトピーの方が同じものを毎日食べていると食物アレルギーになるぞ、といわれるのはこのためです。

(注)アレルギーになりやすい食べ物とそうでない食べ物があります。乳製品や卵なんかはなりやすいです。

遅延型の食物アレルギーははっきりした自覚症状があらわれないこともありますが、原因食物を食べつづけることで、抗体と抗原の複合体が体内に蓄積し、長い目で見ると、肉体は大きなダメージを受けます。

治療期にヨーグルトを毎日食べるのはやめたほうが無難かもしれません。ヨーグルトにはただならぬ恩義を感じているのですが、いまはそう思います。

▶参考「遅延型アレルギー検査」

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⑦ココナッツオイルやヨーグルトでスキンケア

【★★★☆☆】

アトピー肌の改善効果に目を丸くしたものとは?

ひとつ前の記事でも触れましたが、アトピーだからといって、肌を特別にいたわる必要はないと考えています。

スキンケア用品は基本的に信用していません。皮膚科でワセリンをもらっても捨てていました。たまに気が向いて塗布しても、反対にかぶれることも多かったように思います。

入浴時はナイロンタオルでゴシゴシ、そのあとは塩でゴシゴシ。まるで因幡の白うさぎのようですが、改善因子が悪化因子をうわまわっているときは、肌状態はよくなりますし、反対だと悪くなります。

ずっとそう思っていたのですが、じつは根治までの100日間で試したもののなかで、肌の改善効果の高さにものすごく驚いたものが2つあります。今回はそれをお教えします。

南の島の健康オイル、ココナッツ油

まず、ココナッツ油です。

当然ながら料理に使用するために買ったのですが、購入前にいろいろ調べていたら、ある記述を見かけました。南の島の人々は日焼けどめとして、あるいは皮膚炎の治療薬として、ココナッツ油を昔から全身にすりこんでいるというのです。さらに南国のエステシシャンはマッサージオイルとしてこれを使用するといいます。

ココナッツオイル「Jarrow Formulas, Organic, Coconut Oil, 16 oz (454 g)」
有機栽培のココナッツを搾ったオイル。454gで8.4ドル前後。敏感肌用の化粧オイルよりよほど安いですね。オリーブ油も化粧オイルとして使われますが、ココナッツ油のほうがかぶれる心配が少なく、酸化しにくいから紫外線対策にも効果があるそうです。抗細菌、抗ウイルス、抗カビ作用もあるといいます。

ココナッツ油は浸透性が高く、肌に塗布すると、皮膚から体内へすっと入りこみ、その後、老廃物を血中へ溶かしだし、これが肝臓で解毒されたり、皮膚から排出されたりします。このことはすでに研究によって、立証ずみだそうです。

というわけである日の午後、筋トレ前に上半身に塗ってみました。筋トレを終えて入浴すると、いつものように大量の汗をかいたのですが、その汗がいつもとちがう。ぽたぽたとお湯に滴り落ちた汗は白濁していて、いつまでも煙のようにお湯のなかを漂っているのです。お湯がどんどん濁っていく。どうも、多量の老廃物を含んでいたように思えるのです。風呂あがりの肌はいつもよりずっとしっとりしていました。

もっとも、わたしは油分を外側から供給しつづけていると、そのうち体の皮脂腺がボイコットをはじめ、やがて退化してしまうと考えていますので、ココナッツ油を継続して用いることはしていません。

さて、次はココナッツ油以上に効果のあったものです。

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アトピー肌を著しく改善してくれたヨーグルト

ヨーグルトです。カスピ海ヨーグルトを常食していることはすでに述べました。これを上半身に塗ってみたのです。皮膚は内臓の鏡とか第2の腸とかいいます。内臓にいいものならひょっとして肌にもいいのではないか、自作した大量のヨーグルトを前にそんな疑問が突如ふつふつと湧きあがり、えいやっ、とばかりに塗りたくってみたのですね。昔から傷の治療薬に蜂蜜が用いられていたりしますから、まあ、さほど異常な行動でもないと思っています(笑)。

カスピ海ヨーグルト低脂肪乳でつくった、手づくりのカスピ海ヨーグルト。レシピはカスピ海ヨーグルトの記事にあります。

みごとに効果がありました。

炎症部の赤みがとれ、皮膚の状態がしっとり落ち着いてきたのです。傷の治りも早まったように感じました。乳酸菌が炎症を悪化させるばい菌とかを食べてくれるのでしょうか。どういう原理かさっぱりわかりませんが、とにかく1週間ほどで肌は見違えるようによくなりました。妻がわたしの背中をさすったときに「あれ、すべすべー」と驚いていたのを覚えています。

それ以降、肌が荒れているな、と感じたら冷蔵庫からとりだして、さささっと塗っていました。ただ、ひとつだけ難点があって、使用するとかなり乳臭くなります。外出する場合は避けたほうが無難です。

効く効かないは個人差があるでしょう。けれど、ココナッツ油とヨーグルト、妙薬です。一度、お試しあれ。

さいごに

昔から伝わる自然療法で、素肌をやさしくケアする手もあります。生姜や里芋、きゅうり、大根、どくだみ、大根葉、豆腐、お米のとぎ汁など、食べものの力を上手に借りる方法です。

安全で安心です。

こちらの記事にくわしくまとめていますので、お時間のある方はご一読ください。

読者の方からスキンケアに関するお問い合わせをいただくこともあります。

「腸の健康が大事というのはわかるのですが、いまとても悪化してるので、なにかいいスキンケアグッズを知りませんか?」といった内容です。「ココナッツオイルやヨーグルトは外出時は無理だし、衣服や布団につくからちょっと……」ということのようです。

その際にお返事している文面を記事にしました。同様のご質問がおありの方は、こちらをご覧くださいませ。

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