遺伝や体質ではない、アトピーの本当の理由

アトピーの原因は、遺伝や体質といわれます。病院でも、判で押したようにこの説明を聞かされます。本当にアトピー体質(アレルギー体質)、アトピー素因なんてあるのでしょうか。いえ、真相はもっと単純です。それを知れば、多くのアトピーはかならず治ります。

遺伝や体質ではない、アトピーの本当の理由

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アレルギーのメカニズムを知っても治らない

アトピーの原因はふつう、遺伝や体質で片づけられることが多いですよね。いくつもの病院で聞いたけれど、いつもそんなことをいってはぐらかされました。

「アトピー体質」(アレルギー体質)とか「アトピー素因」とかいうやつです。

自分でいろいろと調べた結果、それは本当の原因がわからないことをはぐらかす方便なのだと悟りました。

ようするに、専門家にもなぜ目の前の患者がアトピーなのか検討もつかないのです。なかには医学書片手に小難しい医学用語をふりかざし、アトピーの作用機序(メカニズム)を説明しだした先生もいました。

T細胞、NKT細胞、肥満細胞、ヒスタミン、アレルゲンなど、アレルギーのメカニズム

免疫とアレルゲンの話、肥満細胞やヒスタミンの働き、ヘルパーT細胞(Th1、Th2)、NKT細胞の話……。

健康本にもネットにも、アトピーのメカニズムに関するこうした情報はあふれています。アトピーに悩むわたしたちなら、一度は目にしたり聞いたりしたことのある言葉ばかり。多少難しい話でも、自分のからだでなにが起きているか気になるものだから、必死で理解しようと努めます。

ただ問題は、それを知ったからといって、アトピーが治るわけではないということ。

わたしたちが知りたいのは、なぜアトピーになったのか、その理由です。だいいち、わたしの親兄弟にアレルギー持ちはいないし、一代さかのぼったじいちゃんばあちゃんにもやはりアレルギー持ちはいない。かりに隔世遺伝だとしても、それならどうして三十前まで発病しなかったのか。

どう考えても、自分にアトピー素因があるとか、もともとアトピー体質(アレルギー体質)だったとか思えないわけです。

それに、わたしはメカニズムでなく、原因を知りたい。そうすれば対策が打てます。けれど、残念なことにそれを教えてくれた医師はいませんでした。

からだ全体とのかかわりを考えることで、
はじめてアトピーの原因が見えてくる

学問はいま専門化、細分化されていて、なんでも分業するのがならわしです。

ひるがえって医学も、骨のことは外科に、胃腸のことは内科に、皮膚のことは皮膚科に……こんなふうにこまかく分類されていて、医師は自分の専門分野には精通しているけれど、そのぶん専門外のことはほとんど知らない。

合理性を追求した結果か、医学の進歩が医師に専門化の道を強制したのかはともかく、そういうやり方が不合理になることもあります。だって、わたしたちのからだは全部つながっているのです。

たがいに影響しあっているのです。

人体を、腑分け(解剖)することはできます。でも病気を、器官ごとに線引きすることはできない、と思う。

それぞれの器官は、全体のひとつだからです。

それひとつで人体はなりたたないからです。

わたしたちのからだは、一つひとつの器官の集合体だからです。

そう考えると、ほかの器官を損なわずに、別の器官が壊れることなんてありえません。どこかが病気になったら、ほかの器官や、からだ全体とのかかわりを考えないで、その病気を理解することなど不可能なはずです。

必要なのは、アトピーになった理由を知ること

皮膚科の先生に聞いても、いつまでたっても埒(らち)があかないから、自分で調べました。

もう必死でしたね。

古今東西の医師、研究者らの発見、業績、声にじっくり耳を傾けました。東洋医学や伝統医学、自然療法にも目を向けました。

そうしてたどりついた答えは、じつに意外なものでした。

アトピーの原因=弱った腸

腸粘膜と腸壁がアレルゲンから体内を守る

からだの外から入ってきたものが、わたしたちの体内に侵入する最大の関門は「腸」です。だから、腸にはきわめて強固なバリア(腸粘膜)が築かれている。その奥ではさらに、屈強の兵隊たち(免疫細胞)が敵の侵入をはばんでいる。腸が弱ると、これが全部ダメになるのです。

腸が弱るとどうしてアトピーになるのかについては次の記事でもっときちんと説明しますので、このまま読み進めてください。

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やはり遺伝や体質などではなかった

それまで聞かされてきた遺伝や体質の話は、どうにも腑に落ちませんでしたが、この話はストンと胸に落ちてきました。

最近はよく耳にしますが、このころはほとんど知られていなかったのです。書物や健康事典、ネットは「アトピー体質」「アレルギー体質」「アトピー素因」の説明であふれかえっていました。

もちろん、遺伝や体質のケースがゼロとはいいません。生まれつき腸が弱いとか、腸内環境がよくないといった方も、もしかしたらおられるかもしれません。

しかし、かりにそうだとしても、アトピー体質(アレルギー体質)やアトピー素因などという薄ぼんやりしたものが原因でないなら、なにか打つ手はあるはず。腸を元気にする方法はいろいろありますから。

とにかく、たいていのアトピーに関しては、遺伝でも体質でもないぞと、わたしは確信するにいたりました。

さあ、ここからが本題。

なお、わたしは医者でも研究者でもありませんから、話は医学的な見地でなく、あくまで実体験をベースにしています。

いろんな書物や論文などからヒントをもらいましたが、それらを自分で実践して真偽をたしかめました。そうやって最終的に納得したものだけを再構成し、自分なりの経験則と方法論にまとめあげました。

むずかしい部分はなるべく噛みくだいて、簡単に書くように心がけました。それでも、ちょっと難しいところはあるかもしれない。

が。

アトピーを完治させるうえでいちばん大切なのは、背景にある理由をきちんと理解しておくことなのです。そうすれば、やるべきことを信念を持って実行し、いまどうしてそれが必要なのかを確信しつづけることができるからです。

次の記事は、腰を据えて読んでください。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。

人体最大の免疫器官「腸」が壊れている

アトピー最大の原因は、弱って傷ついた腸粘膜です。腸が壊れていると、アレルギーの原因となるたんぱく質がきちんと分解されないまま体内へ侵入してきます。それ以外の有害物質や有毒ガスも体内へ入りこみます。アトピー完治の第一歩は、腸を元気にすることです。

人体最大の免疫器官「腸」が壊れている

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弱った腸から、異物がどんどん体内に入ってくる

話自体はとてもシンプルなのです。

アレルギーなどの免疫反応を起こすのは、(おもに)たんぱく質です。

胃や腸などの消化器が弱っていると、食べ物に含まれるたんぱく質が十分に分解できません。すると弱った腸壁から未消化のたんぱく質が体内にそのまま入りこんでしまいます。

たんぱく質は、からだをつくるうえで欠かせない栄養素です。ただし、アミノ酸のサイズまでこまかく分解されていないとからだは利用できません。利用できないだけでなく、からだにとっては「異物」です。

だから免疫システムは、その食べ物を細菌やウイルスと同じように敵だとみなし、次から次に抗体をつくっては攻撃をかけるわけです。

たんぱく質

たんぱく質は、からだの主成分です。血も肉もたんぱく質からできています。20種類以上のアミノ酸で構成されていて、口から入ったたんぱく質は、消化酵素で小さなアミノ酸へと分解され、小腸で吸収される。このアミノ酸は、体内の組織で再度、おのおのが必要とするたんぱく質につくりかえられます。

この段階で、よく耳にする「過剰な免疫反応」というものが生じます。抗体が増えるため、アレルギー検査でよく見る「総IgE」などの数値があがりはじめます。

これをほったらかしにしていると、そのうちいろいろな食べ物に対する抗体が体内にあふれかえってきます。

次にそれぞれの「特異的IgE」があがりだします。

総IgE、特異的IgEとは?

抗体は、免疫細胞が敵と戦うためにつくる武器。

「総IgE」というのは、この抗体のひとつのIgE抗体が体内にどれくらいあるかを示しています。一人ひとりのアレルギーレベルを測る指標として使われます。

「特異的IgE」も、アレルギー検査でおなじみ。こっちは、特定の抗原(いろんな食べ物や花粉、カビなど)に対する抗体の量をあらわしています。

IgEアレルギー検査の結果

「非特異的IgE」と書かれているのが「総IgE」。その下の「アレルゲン名」の部分が「特異的IgE」です。

アトピーになったのは、腸が壊れたから

そうなのです。

腸が壊れていたのです。

これこそまさに、アトピーの人びとがさまざまなアレルギーを抱え、医師から「アレルギー体質」のレッテルを貼られる原因だったのです。

ここまで知り、わたしは、「ヤバイ、いますぐ手を打たないといけない」という強い焦りと確信を抱きました。

どうしてか?

このまま放置していたら、アレルギー反応を起こす食べ物がますます増えていくことは容易に察しがつくからです。食べられるものがどんどん減ってしまう。

アレルギーの炎症が起きるのは、皮膚だけではない。腸でも起きています。すると弱った腸がますます傷ついていく。壊れていく。

この間も、炎症性物質が全身の細胞にダメージを与えている。

ほうっておいていいわけがない。

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皮膚とは排泄器官であり、
アトピーとは、からだの排泄作用

ここまでの話がちょっと難しい、ピンとこない、という方はまず、このイラストをご覧ください。

消化のしくみと小腸の役割

外の世界と自分のからだとの境目を口や鼻、おしりだと思っている方が多いのですが、じつはそうではありません。ヒトのからだは、まんなかに1本の空洞のある、ドーナツ型の袋のようなものなのです。口からおしりまではひとつづきの管。外から入ってきたものは通常、ここを素通りして外へ出ていきます。食べ物などの役に立つものだけを、腸がふるいにかけて吸収しているのです。外界から体内への入り口は、生物学的には腸(主に小腸)なのです。

つまり、小腸は口から入った食べ物がからだへ入るための玄関口。いわば門番。

ふつうこの門番は、相手を選んで扉を開けているのですが、アトピーの方のおなかの門番たちは疲れきっています。だから務めを果たせないわけです。

しかも不審者はたんぱく質だけではない。

こんな有害物質も、開けっぱなしの扉からからだのなかへ侵入してきます。

  • 食品添加物
  • 魚などに含まれる重金属
  • 農作物の農薬
  • ダイオキシン
  • トリハロメタン(水道水の有害物質)
  • カビやカビ毒
  • ウイルス、細菌

これにくわえて、食べたものが腸内で腐敗してできる有毒ガス(悪玉菌がつくる腸内毒素)も、体内へ染みこんできます。

たんぱく質、有害物質、有毒ガス(腸内毒素)が腸壁から体内へ侵入してくる

アトピーとは、そうやって体内に入りこんだ不審者(たんぱく質や有害物質、腸内毒素など)をなんとか体外に追いだそうと、からだがもがき苦しんでいる状態だったのです。

このとき、からだは肝臓や腎臓を助けようとして、次の2つの予備的な排泄器官も総動員します。

  • 汗腺(皮膚)
  • 呼吸(肺)

とくに、人体最大の器官である皮膚(体重の16%もある)からは、大量の毒素が排出されます。汗腺は全身にありますからね。たかだか1センチ四方に数百個、全身には300万個以上もあるのです。

毒素が血液にあふれかえっているこの状態を、「悪血症」といいます。

肝臓や腎臓から出る老廃物も毒素です。

こうした毒素が血管を埋めつくすと、血液は毒素過剰の状態「悪血症」になるのです。

アトピーの炎症の中心は、未分解の食べ物のたんぱく質によるアレルギー反応ですが、原因はそれだけではなかった、ということですね。

アレルギーの原因になっているたんぱく質はあらゆる食品に含まれます。生活空間から完全に排除するなんてことは、どうがんばっても不可能です。

アレルゲンの代表格と呼ばれるハウスダストやダニ、花粉なども、たんぱく質でできています。

でも、医師の指示どおりに、毎朝毎晩掃除して、空気清浄機をがんがんかけて、体の外にあるこれらのたんぱく質をとりのぞいても、アトピーは治りませんね。

理由はもうおわかりのはず。毎日の食事から、もっともっと大量のたんぱく質が1日3回、からだへ入ってきているからです。

さらに怖い、毒素の逆流

腸が弱ると薄くなり、やがてあちこちに大きな穴が開いてきます。

ここまでくると、毒素はもう体内をぐるぐる循環している、という専門家がいます。

肝臓などでつくられる毒素(老廃物)はふつう、腸を経由して便といっしょに体外へ排出されないといけないのですが、この毒素がまた破れた腸壁に染みこんで、血液やリンパに逆流していくというのです。

怖ろしい話です。十分ありうる話なのが怖い。

もちろん、肝臓や腎臓はこの毒素を処理しようと懸命に働いています。でも、毒素は一向に減らない(体内を循環しているのだから)。

そのうち肝臓や腎臓の処理能力は限界を迎えてしまい、悪血症はさらに重症化していくのです。

アトピーは、浄化と排泄のプロセス

医学では、アトピーは先天的過敏症と位置づけられています。

世間では皮膚病のひとつだと考えられています。

事実、わたしたちが最初に足を運んだのも皮膚科でした。

でもこうしてみてくると、そもそもこの前提が変だとは思いませんか。だって、アトピーというのは、からだが自分自身を守るため――病気にならないため――発動した浄化と排泄のプロセスにすぎないのですから。

先天的な過敏症とかアトピー体質、皮膚病とみなすのは、ちょっと本質からズレている、とわたしは感じたわけです。

次の記事は、いよいよ核心ともいえる部分。腸が壊れる原因についてです。

管理人/イチロー

アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。

世界一よくわかる、アトピーの原因

アトピーになったのは、腸が壊れたから。では、腸が壊れる原因とはなにか。いちばんは不健康な食生活です。ついで便秘。このほか水分不足やストレスも腸の健康と密接にかかわっています。アトピーの本当の原因を、世界一わかりやすく解説していきます。

世界一よくわかる、アトピーの原因

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腸が壊れたいちばんの原因は、まちがった食生活

アトピーになってしまった原因は、腸が壊れたから――これはもうわかりました。まだわからない、という方は、2つ前の記事からどうぞ。

この記事では、どうして腸が壊れてしまったのか、その原因をみていくことにします。

腸が弱ってしまった原因を知ることは、アトピーを完治させるための、いちばん重要な手がかりです。

腸が壊れる原因は4つ

アトピーの原因(腸が弱る原因)を重要な順番に挙げます。

  1. 食生活
  2. 便秘
  3. 飲み水の不足
  4. ストレス

抗生物質やステロイド、水道水の塩素など、ほかにもいろいろ考えられますが、いちばんの原因はやはり食生活です。

アトピーの原因1.食生活

  • 肉食中心
  • 野菜不足
  • 外食やコンビニ弁当が多い
  • ジャンクフードの食べすぎ
  • 甘いものが好き

現代人は多かれ少なかれこうした食生活の泥沼にハマっては抜けだせなくなってます。これが、ゆっくりと、しかし確実に健康をむしばんでいます。腸内にさまざまな毒素がたまり、腸粘膜や腸壁を傷つけていきます。

不健康な食生活で腸内の善玉菌が激減。代わって悪玉菌が台頭。悪玉菌のつくりだす毒素が腸にさらなるダメージを与えています。

こうなると、さらに大きな問題が起きる。善玉菌が抑えこんでいたカビや細菌やウイルスが爆発的に増殖するのです。

とくに危険なのが、日和見菌(ふだんはおとなしい腸内細菌)のひとつであるカンジダ菌がまたたく間に増えることです。カンジダは通常、善玉菌の監視下でおとなしくしているのですが、善玉菌が弱体化すると悪玉菌とグルになって、悪事を働きはじめます。

毒素を出して、腸粘膜や腸壁をめためたに破壊するのです。

悪玉菌と日和見菌(カンジダ菌)が善玉菌を尻目に腸壁を破壊

通常の腸は、善玉菌2割(理想は3割)に対し、悪玉菌1割、日和見菌7割のバランス。アトピーの腸は、善玉菌と悪玉菌の割合が逆転。さらに日和見菌のカンジダが急増しています

アトピーの腸内の細菌のパワーバランスは完ぺきに崩壊しています。

カンジダ菌とは?

単細胞菌類(カビの仲間)で、地球上のすべてのヒトの腸管と粘膜に棲息しています。女性の膣内感染から赤ん坊のおむつかぶれまで、カンジダが原因です。

ふつうは、善玉菌や免疫システムが増殖を抑えていて、健康被害を起きるのを防いでいます。でも、善玉菌が死んでしまったり、免疫力が低下したりすると、たちまち増殖。カンジダ症を引きおこします。

カンジダ症は特定がむずかしく、世界中の多くの人がそれと気づかぬままに苦しんでいます。典型的な症状は、粘膜や皮膚の感染、倦怠感、うつ、アレルギー症状などです。

アトピーの原因2.便秘

便秘で、腸のなかに食べ物が長時間とどまっている状態になると、食べたものは発酵します。腐敗するのです。

腐敗した食べ物から出る有毒ガス(腸内毒素)も、腸を傷つけます。脱獄囚のスプーンのように、腸の壁に毎日確実にトンネルを掘っていきます。

腐った食べ物のある環境は、悪玉菌やカンジダの増殖に恰好の舞台です。

便秘が慢性化すると、いろんな毒素が腸内にとどまり、スムーズに体外へと排出できなくなります。これも腸にダメージを与えています。

毒素

腐敗した食べ物の有毒ガス、腸内細菌が放出する毒素、食べ物や飲み物に含まれる有害物質(カビや自然毒、食品添加物、農薬、重金属、水道水の塩素やトリハロメタンなど)、体内でつくられたゴミ(老廃物)など。

ここで注意したいのは、毎日便通があるからといって安心できないという点。

重症アトピーだったころ、わたしも毎日1度はかならず便通がありました。それでも質や量に問題があるとか、腸内に宿便がたまっているといったケースがあるのです。

便秘の原因はさまざまです。食生活や水分不足、ストレスのほか、運動不足や薬の副作用なども排泄トラブルを引きおこしています。

腸粘膜と腸壁が弱るとどうなるか?

腸壁がどんどん薄くなっていきます。あちこちに穴が開きます。その穴は次第に大きくなっていきます。

すると、消化されていない食物たんぱくがそのまま体内に入ってしまう。

食物アレルギー発症がスタートするのは、この段階です。

ここで手を打っておけば、アトピーなんていう大問題に直面せずにすんだのですが、当時のわたしはなにも知らなかった。そのため抗体がどんどん増えていき、いつしか複数の食べ物に対するアレルギーが定着してしまったのです。

悪血症(腸壁から毒素やたんぱく質が体内へ侵入し、血液やリンパが汚染される)

たんぱく質だけでなく、いろんな毒素がいっせいに侵入してきます。腸管には血管やリンパ管がつながっています。血液やリンパ液をまず汚染し、それから全身に運ばれていくのです。

この状態「悪血症」といいます。

悪血症が、アトピーだけでなく、さまざまな生活習慣病の原因になっていると指摘する専門家も少なくありません。

この結果、解毒と排泄のシステムがパンクします。毒素は新しい出口を求め、皮膚から外へ出てこようとするわけです。

ファミレスやコンビニ、ファストフード店の食べ物は、体内を酸性に傾けます。お肉や甘いものも、です。

酸性度が増すと、これを中和しようとして、からだは大きな負担を強いられます。人間の血液は、つねに弱アルカリ性に保たれています。これが少しでも上下すると命にかかわるから、からだは必死にコントロールしようとするのです。

命に関わる一大事です。排泄どころの騒ぎではなくなってしまう。結果、正当な排泄機能がうまく機能しなくなります。有害物質や老廃物、毒素は行き場をなくしてしまう。

そうして汗腺から押しだされてくるのです。

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アトピーの原因3.飲み水

排泄、と聞くと、ほとんどのひとは「排便」を思い浮かべます。

が、「おしっこ」も「汗」も「息」も排泄です。

わたしたちのからだは、4つの排泄機能を持っています。

排便、排尿、発汗、呼吸

これらがたがいに協調しあい、正常に働いている状態なら、アトピーになんかならない。

飲み水が不足すると、このうちの「排尿」がうまくいきません。毎日しっかりと排尿を行なって、毒素を排泄するためには、十分な量の水が必要だからです。

十分で、きれいな水です。

健康本などによく「1日に2リットルの水を飲みなさい」とか書かれています。あれは正しい。でも「きれいな」が抜けている。

ジュースやコーヒー、お茶などで2リットル以上飲んでいる、というひとも少なくないと思いますが、そういうものはノーカウント。健康な排尿には必要なのは、「きれいなただの水」です。

アトピーの原因4.ストレス

  • 怒り
  • 憎しみ
  • 恨み
  • 悲しみ
  • 後悔

こういった感情が活性酸素をつくり、からだを酸化させることは、たくさんの研究からあきらかです。便秘になったり、腸内細菌のバランスを崩すこともよく知られています。

他人に悪感情を抱くことで、わたしたちは自分のからだを傷つけているのです(自分が正しくても、です)。しかも、ネガティブな精神状態というのは、からだによくないものを食べたとき以上にからだを酸化させるそうです。

なにかの本で、怒りに震えているひとの汗を調べたら毒素が見つかった、とありました。激しい恐怖で白髪になる、というのも本当の話です。育児ノイローゼの母親の母乳の質が低下していることはよく知られています。

心とからだを切り離して考えることはできないのです。

このことは胸にとめておいて損はないと思います。

腸の健康状態は、からだの健康状態そのもの

以上のような原因のいくつかが同時に起こり、腸は壊れたのです。

もう十分におわかりだと思いますが、腸の働きは健康全般に強い影響をおよぼしています。

いますぐケアしておかないと、いつかもっと重篤な病も発症する恐れもある。病名はちがっても原因は同じ。腸の不調こそ、現代社会にはびこるさまざまな生活習慣病を主原因なのかもしれません。

ちなみにアトピーなどの慢性皮膚病と腸との関係、いまやほとんど常識です。テレビや雑誌でもやっています。いろいろ調べたら、なんと半世紀もまえからすでに注目していた専門家もいたようです。

それよりずっと前から、東洋医学や伝統医学では皮膚疾患を内臓の病とみていたようです。

最近は世界中で「リーキーガット症候群」に注目が集まっています。日本語で「腸管壁浸漏症候群」。漏れている腸、という意味ですから、ここまで説明してきた内容とほぼ同じ。

当ブログにも解説記事がありますので、興味のある方はご一読ください。

この記事でわたしが伝えたかったこと

腸が壊れた原因、すなわちアトピーの原因を時系例にならべてみます。

アトピーが進行する過程

  1. まちがった食生活が腸を痛めつける。
  2. 慢性便秘になり、宿便がたまっていく。
  3. 腸内細菌バランスが崩壊していく。
  4. 悪玉菌とカンジダが増殖。
  5. 腸内毒素が腸をますます破壊する。
  6. 腸壁が薄くなり、穴が開く。
  7. 毒素が腸壁から体内へ入り、血液を汚染する。
  8. 解毒と排泄のシステムがパンクする。
  9. 肌に症状があらわれる(皮膚からの毒素排出がはじまる)。
  10. 腸壁の穴が広がっていく。
  11. 腸壁から食物たんぱくが侵入するようになる。
  12. 食物アレルギーになる。
  13. 食物アレルギーを起こす食べ物が増えていく。
  14. 食物アレルギーのスコアがあがっていく。

9番目までが発病初期の段階です。

解毒と排泄のシステムが血中の毒素を必死で処理しようとしたけれど、追いつかなくなり、毒素の流入量が排泄量をうわまわったため、皮膚から無理やり押しだされてきた、というのが、すべてのはじまりだったといえます。

わたしの感覚では、最初に症状が表面化するまでに数年(最低でも2~3年)くらい要していると思います。その間は、水面下で悪血症がじわじわと進行していたのです。

でもいったん症状が表面化したら、あとは早い。いろんな食物アレルギーがあらわれるまでに1年もあれば十分でした。

ひとり暮らしをはじめて(食生活が乱れて)から、3年ほどして湿疹が出るようになりました。やがて慢性化し、かゆみが強くなってきたため、皮膚科を受診しました。

そのときのアレルギー検査では陰性。IgEは基準値内。医師は「アトピーというわけでもなさそうね。この湿疹はなにかしらね。変ねえ」なんていっていました。

その後、薬を使って抑えていたのですが、どんどん悪化。1年後に別のクリニックで再検査をしたところ、スコアが跳ねあがっていました。医師には「あなた、アトピーよ」といわれました。

健康なひとでも肌に吹き出物ができたり、湿疹があらわれることがあります。悪いものを食べすぎたりして、一時的に皮膚から押しだされてくるのです。

ただし、ふつうはそこで終わる。

アトピーの場合、これが慢性化し、にっちもさっちもいかなくなっているのです。そして、この問題を放置していたために事態はますます深刻になってしまった。

10番目からは本格的なアトピーに突入していきます。

この段階を越えると、もはやなにを食べても反応してしまいます。医師が「アレルギー体質」と呼ぶものの正体、わたしはこれだと思う。

クスリでその場しのぎをつづけ、現実に目をそむけているあいだも、からだはダメージを受けつづけています。

その結果、こんなマイナススパイラルにハマっていくのです。

  • 新たな食物アレルギーを次々に発症。
  • それぞれのスコアがどんどんあがっていく。
  • 外用薬でも症状を抑えられなくなる。
  • 副腎疲労を起こす。
  • 悪血が冷え、からだのあちこちに滞留する。
  • カンジダ症に全身がむしばまれていく。

わたしも以前は、ステロイドやプロトピック、アレグラ(抗ヒスタミン剤)が手放せませんでした。しかし、クスリで付け焼き刃の治療をつづけていると、症状はますますひどくなり、難治化していきました。

さて、この記事でいちばん大切なポイントは、

アトピーとは、食生活、便秘、飲み水、ストレスが同時並行的に腸を弱らせているため、からだが毒素を適切に処理できない状態。

通常の解毒排泄器官がパンクしているために、皮膚にそのしわよせがきている、ということです。

わたしはアトピーをもう病気とは考えていません。

アトピーをひとつの状態、「解毒と排泄のプロセス」ととらえると、いろんなことが腹にストンと落ちるからです。

次の記事は、アトピーという不健康なこの「状態」から抜ける方法は存在するのか、という話です。

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アトピーに治療法はあるのか?

現代医学では、アトピーに治療法はないとされています。病院でも対症療法が中心です。でも薬や保湿剤でいったん改善しても、原因はそのまま。だからみんな悪化を経験し、脱ステや脱保湿を考えるのです(これでは完治しない)。本当に本質的な治療法はないのでしょうか。

アトピーに治療法はあるのか?

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治療法は存在しない、のウソ

悩ましいこの慢性皮膚病に治療法なんてあるのか?

我慢できないかゆみ、鏡を見るたび落ちこんでしまうルックス、家計を圧迫する治療費……一生つづくこんな苦しみから本当に自由になる方法なんてあるのだろうか?

「イエス」が、わたしの答えです。

でも、たいていの方がやっているような――つまり昔わたしがやっていたような方法では不可能です。ステロイドや免疫抑制剤、抗ヒスタミン剤、保湿に頼る治療法は、氷山の一角だけに注目し、それを削りとろうとするような行為だからです。

それが無意味とか悪いとかいっているのではありません。目に見える部分をとりはらっても、氷山そのものは残る、といいたいのです。

水面下に巨大な本体があるかぎり、氷山はいつまでもなくなりません。

アトピーも同じです。

皮膚に出ている症状は、体内の問題が副次的に表面化したものにすぎないのです。だから表面をいくらケアしても、炎症は次から次に湧いてくる。それどころか、問題解決を先送りすることで、本体はどんどん大きくなっていく。

氷山のたとえ(目に見える皮膚の症状をいくらとりのぞいても、水面下には病気の本体てあるリーキーガットやカンジダ症、アレルギー、悪血症が残る)

事実、薬や保湿剤を使っていても、多くの方は「悪化」を経験します。やがて薬が効かなくなってくると、ステロイドを使ったことをはげしく後悔するのです。この薬のせいだ、と。そして、脱ステロイドを検討する。アトピーには、お決まりのコースですね。わたしもそんなふうに思って脱ステに踏み切りましたが、悪化はステロイドのせいではない、といまは考えています。ステロイドに副作用があるのはたしかですが。

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わたしの場合、医学の本流からは無視か異端視されているような(皮膚科学会の治療方針を無視していますから、ある意味で当然)国内外の医師や専門家らの業績に目を向けたことから、アトピーという病気を俯瞰できるようになりました。原因と対策を合理的に理解できるようになったのです。

本当だろうか、という疑念はもちろんありました。

だから、気になる部分は自分で試しました。結果として、疑いは晴れたのでした。

このブログの方法は、最先端の研究成果から、古今東西の自然療法や民間療法までを幅広く渉猟し(読みあさること)、実用的なものをわたしなりにカスタマイズしたものです。要は「いいとこどり」ですね。

さらにそれを、だれでも実践しやすいようまとめました。つまり、できるかぎりカンタンに説明しています(専門家の書く文章というのは、どうしてああ小難しいのか……)。

memo

あくまで「健康法」です。「アトピーの背景にある、不健全な生活を正すための健康法」「アトピーの本当の原因をとりのぞくための健康法」とご理解ください。アトピーの「治療方法」ではありません。わたしは医療従事者ではありませんので、「治療法」という言葉を使うのも不適切です。なお、この健康法でアトピーが治ったのは、わたしが知っているかぎりでも少なからずおられる、ということもつけくわえておきます。

「カンタン」といいましたが、「イージー」という意味ではありませんのでご注意ください。

成功と失敗の分かれ目は、心構えにかかっています。隣人にはたわいのないことでも、自分は手こずるかもしれない。

大切なのは、アトピーの原因をありのままに見ることです。それが、この健康法を持続する強いモチベーションとなります。自分にできることできないこと、必要なこと不要なことを取捨選択するスケール(尺度)になります。

心配はいりません。くよくよしていいことなどひとつもありませんから。

肩の力を抜き、できることからはじめてみればいいのです。

こんな確信とともに。

わたしはかならず完治する。確実に毎日よくなっている。

アトピーの完治に必要なこと

アトピーを克服するのに必要なことはなにか。

頭から読んできた方に、いまさらくどくどいう必要はありませんね。

  1. 壊れた腸壁を修復するための正しいステップを踏む。
  2. 腸内細菌バランスを正常な状態にもっていく。
  3. もうこれ以上、毒素を体内に入れないようにする。
  4. 体内にある毒素をすみやかに排泄する。

このブログの健康法(以下の記事)の骨組みは、まさにこの一点にあります。

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。

腸の健全化が、アトピー完治のカギ

アトピー完治に最も大切なのは、腸の健全化です。腸は免疫細胞の6割が集まる、人体最大の免疫器官。アトピーの方の多くは、この腸が弱っているのです。1日2食&小食、断食、乳酸菌のかしこい摂取方法、生菜食といった根治療法の具体的なやり方を説明します。

腸の健全化が、アトピー完治のカギ

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弱った腸と元気な腸

腸に休息を与え、善玉菌を増やしてアトピーを治す

アトピー根治のカギは、腸の健全化です。弱った腸が健康になれば、アトピーは治ります。

罹患歴十数年のわたしが、最後の100日間の手はじめに実践したのはこの3つです。

①1日2食&少食 5章「根治療法①」へGO!
②週1回の断食 5章「根治療法②」へGO!
③食前の生菜食 5章「根治療法③」へGO!

①は、消化器に休息時間を与えてあげる、ということです。②も同じ。丸1日、固形物を食べないでいると、消化器はずいぶんと休まるようで、これを繰り返すことでぐんぐんよくなっていきます。治るまで絶食できれば一番いいのでしょうが、それでは命にかかわります。そこで③。キャベツやタマネギ、ダイコンなど、消化を手助けしてくれる野菜を食前にナマで食べ、胃腸の負担を極力減らしてあげるのです。

次に着目したのは、腸内環境を整えるということです。善玉菌を増やそうという計画です。そのために実践したのがこちら。

④乳酸菌の摂取 5章「根治療法④」へGO!

昔はどの家にもかならずあった「ビオフェルミン」。これを毎食後に飲むだけでアトピーが治ったという人もいるようです。ヨーグルトや味噌、納豆、漬け物などの発酵食品も多く摂るように心掛けました。

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運動と油、この2つもアトピー改善の重要な要素

次に大切なのが、体を動かすということです。毎日しっかり運動して筋肉を鍛え、食べたものが体内でだぶつかないよう基礎代謝をあげてやる。同時に汗をたっぷりかき、老廃物や有毒物質、ステロイドの残留物などを体外へ排出することは完治への近道です。というわけで、

ということになります。

最後になりましたが、これもとても大切な改善要素です。

⑥食べていい油、ダメな油を知る 5章「根治療法⑥」へGO!

体内でのアレルギー反応には摂取した油の種類が大きく関わっている、ということはいまや常識です。くわしいことは後述しますが、ひらたくいえば、サラダ油をたくさん摂っているとアレルギーが悪化し、青魚(オメガ3系脂肪酸を多く含む)をたくさん食べていれば、アレルギーを抑制してくれますよ、というお話です。

以上がアトピーの根治療法(病気を根っこから治す治療法)となります。これらにくわえて、対症療法(当面の症状を抑える治療術)も同時並行で行なっていけば、根治までの時間をさらに縮めることができるはずです。

なお、対症療法は、3章で紹介した、脱ステ期に試した治療法もいくつか含みます。振りかえってみれば、惜しいセンまできていたのがよくわかります。ただ、そのすべてが対症療法に終始していて、たとえば食生活を魚中心の和食に変えたのは正解だけれど、根治の根幹である1日2食&少食が欠落しています。ある程度まで改善しながら完治にいたらなかったワケがいまはよくわかります。

わたしが実践した根治治療と対症療法について、次章からさらにくわしく解説していきます。

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アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。

①1日2食&少食

過食は、現代人の万病のもと。アトピー完治への道は、朝食抜き1日2食と小食から始まります。1日2食&小食で、胃腸を休ませ、アレルゲンを体内にとりこまない強靱な胃腸を取り戻すのです。デトックス(排毒)も盛んになり、宿便も出ます。一石二鳥なのです。

①1日2食&少食

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朝食抜きの1日2食が、アトピー完治への第一歩

1日3食しっかり食べていると、胃腸は1日中働きどおしで、休む暇がありません。すると傷ついた腸壁を修復する時間がとれません。そればかりか、消化力の落ちた状態で過食すると、食べたものを完全に消化できなくなります。これは宿便になります。宿便は数週間で発酵、分解されて消えてしまいますが、その途中で腐敗が起こり、その毒素が血液に乗って全身にまわり、さまざまな病気を引き起こすのです。

アトピーもそのひとつです。

未消化のたんぱく質や、さまざまな有害物質、宿便の毒素、こうしたものが痛んだ腸壁から体内にとりこまれて、悪さをしているのです。

朝は、水か野菜ジュースを400~500cc飲むだけの1日2食がいいです。理想は、夕食から翌日の昼食まで、最低16~18時間あけることです。昼食が12時とすると、前日の夕食は18時ごろに摂るのがベスト。遅くとも20時までには夕食をすませるべきです。

朝食べないと力が出ないとか、脳に栄養が回らないから勉強や頭脳労働に支障をきたす、とかいわれますが、慣れれば大丈夫です。脳はエネルギー源にブドウ糖しか使わない、という説がありますが、これもまちがい。脳へ供給するブドウ糖が足りなくなると、からだは体内の老廃物や脂肪を溶かしだして、エネルギーとして利用することがわかっています。その結果、吹き出物も減り、肌はきれいになります。思いがけない拾いものですね。

胃腸を休ませると排毒が盛んになり、宿便もでる

ヒトのからだは消化の最中、排泄作業をストップします。だから、過食は老廃物や毒素を溜めこむ元凶なのです。反対に、胃腸を休ませると、これまで消化に使っていたエネルギーを排泄や解毒にまわすことができ、体内に堆積した化学物質や毒素、老廃物などを外へ出す働きが活発化します。

宿便も出ます。1日2食にして1か月ほど経ったころ、わたしは夕食後、連続5回もトイレに駆け込む羽目になりました。黒く異臭を放つ便が大量に出ました。排便後、炎症が急速に癒えたのを覚えています。1日2食にして腸を休ませると便通が改善します。完治も飛躍的に早まります。

夜食と間食をやめて、少食にする

夜食や間食はつつしみました。消化には順番があります。夜食や間食はこれを邪魔しますので、消化器に負担をかけるうえ、食べたものがきちんと消化されません。アレルギーの原因になります。

※胃に送られた食物は胃液と混ぜ合わされ、たんぱく質はポリペプチドに分解されます。次の小腸では、すい液や胆汁、腸液を分泌。これらは弱アルカリなので、胃酸の酸性を中和。たんぱく質やポリペプチドをアミノ酸に、脂肪を脂肪酸とグリセリンに、炭水化物をブドウ糖などに分解し、腸壁から吸収します。次の大腸では消化酵素の分泌はありません。水分の吸収が中心です。残った不消化物や消化液などは便として排泄されます。

食べる量を減らす、ということも同時に意識しました。腹8分目からはじめて、最終的には腹6分。とくに昼食は、休んでいた消化器をいたわるという意味で、なるべく軽くすませるのがいいようです。

食べる際はよく噛みます。50~100回咀嚼して飲みこむようにすると、唾液の酵素が消化を手助けしてくれますし、満腹中枢がほどよく刺激されて、少量でもおなかがふくれます。

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少食にすれば、動物は健康に長生きできる

欧米の医学や栄養学では何十年も前から、摂取カロリーを30~40%に制限した動物の寿命は、好き放題食べている動物に比べて格段に長く、がんの発症や老化が遅くなる、という研究が多数発表されています。米国の国立老化研究所でも、摂取カロリーを60%に抑えると、寄生虫からサルまで寿命が50%も延びることが動物実験でたしかめられたそうです。

究極的なカロリー制限ともいえる断食では、皮膚の若返りが著しく、シワが消え、そばかすや発疹、吹き出物が消えていく、と複数の専門家が指摘しています。

カロリー制限は、免疫力や抗炎症作用を高め、糖尿病のリスクを軽らし、心臓の働きを強くするのです。老化の速度は遅くなり、健康寿命も延びるのです。

1日2食&少食は、アトピーの治療に役立つばかりでなく、こうしたメリットも同時に与えてくれます。まさにいいことずくめです。

ただし、朝昼晩とどんぶり飯をかっこんでいた方がいきなり1日2食にするのは少し無理があるかもしれません。そんな方は、まず間食と夜食をやめてみるといいですね。それから食べる量を少しずつ減らし、そのうち朝は野菜ジュースだけにする。段階を踏むとうまくいくと思います。

ニンジンリンゴジュースで毎朝、ビタミン&ミネラル補給

わたしは毎朝、ニンジンとリンゴでコップ2杯分のフレッシュジュースをつくって飲んでいました。現代食はビタミンやミネラルが不足しがちです。精製された穀物や糖質は、ビタミンやミネラルがそぎおとされているからですね。また、糖質過多の食生活も過剰にビタミンとミネラルを消費します。ニンジンには、ヒトのからだに必要な約130種のビタミンとミネラルがすべて含まれています。リンゴも栄養満点。リンゴ酸には消炎作用があるし、なによりニンジンジュースにリンゴをくわえることで、風味がぐっとよくなります。

※玄米や全粒小麦を精製して白米や小麦にするということは、ビタミンやミネラルをたっぷり含んだ胚芽をとりのぞくということです。砂糖も同じです。黒砂糖から白砂糖をつくる過程では、ビタミンとミネラルを含む糖みつを遠心分離器で除去するのです。

それに、ジュースの糖分が血糖値をあげてくれるから、低血糖で朝から頭がぼんやりする、ということもありません。栄養豊富な皮ごと搾りたいので、有機ニンジンを使います。ちょっと贅沢ですが、1日2食&少食で食費は確実に減るのだから、このくらい許容範囲だよ、と妻を幻惑しました(笑)。いまも毎朝1杯飲んでいます。妻も娘も大好物なので、わたしの1日はニンジンとリンゴを切ることからスタートします。つくり方はニンジンリンゴジュースの記事にまとめました。

ニンジンリンゴジュースニンジンリンゴジュース。絞りたてのニンジンリンゴジュースのうまさたるや、言葉では表現できないほどです。起き抜けのからだが息を吹き返すのがわかります。デトックス効果も高いそうです。

ちなみに、青汁という選択肢もあります。製品にもよりますけれど、青汁も栄養素を豊富に含んでいますから、ニンジンリンゴジュース同様、デトックスに役立ちます。青汁の選び方はこちらの記事にまとめていますので、興味のある方は目を通してみてください。

食事制限で便秘になったら水酸化マグネシウムの出番

1日2食&少食をはじめると、最初は便秘がちになるかと思います。かくいうわたしもそうでした。そんなときは緩下剤の水酸化マグネシウムが便利です。一般の便秘薬は腸壁をただれさせ、強引に排便を促すしくみですが、水酸化マグネシウムは腸内で水分をたくわえて便をだすので、腸への負担がなく、腹痛もありません。習慣性や副作用もないといいます。水酸化マグネシウムについては、水酸化マグネシウム(スイマグ)とミルマグの記事にまとめています。

ミルマグ(水酸化マグネシウム)水酸化マグネシウムを含有したサプリメントです。

食事制限をあまりガチガチにやると、ストレスの種になってしまいます。ストレスはアトピーの天敵です。食事内容や量を制限しているからこそ、わたしは食から無理に目をそむけるのでなく、貴重な食を楽しむ、ということに目を向けました。ストレスでどか食い、なんてことになると元も子もありませんからね。お暇なときにiHerbのおすすめ軽食&お菓子の記事をどうぞ。

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アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。

③食前の生菜食

アトピー完治を目指すなら、毎日でも食すべき生野菜があります。キャベツ、ダイコン、タマネギ、ニンジンです。その理由をわかりやすく解説するとともに、生菜食でも安心のオーガニック(有機栽培)や減農薬栽培の野菜の入手ルートもこっそり教えます。

③食前の生菜食

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【★★★★☆】

キャベツ、タマネギ、ダイコン、ニンジンは毎日食べる

生菜食(なまさいしょく)というのは、生野菜を食べるということです。

毎日ナマで食べる必要があるのは、キャベツとタマネギ、ダイコンとニンジンの4種類です。

キャベツ、タマネギ、ダイコン、ニンジン

キャベツは、胃や十二支腸の粘膜を丈夫にしてくれます。有名なビタミンU(キャベジンとも呼ばれ、胃を強力に健全化したり、ヒスタミンを不活性化させたりする)のほか、ビタミンK、ベータカロテン、カルシウムも豊富で、とくにビタミンCは100g中に44mgも含んでいます。

タマネギは、スタミナ増強食です。血液さらさら効果、便秘解消、アレルギー体質の解消などもよく知られていますね。毎日1/4~1/2個は食べたいです。わたしは1日1個をいただいていました。辛いからといって、水にさらしすぎると薬効成分が流れだしてしまいます。

ダイコンは、でんぷんの消化酵素であるジアスターゼなどの酵素をたくさん含んでいますから、消化を助け、腸の働きを整えてくれます。また、ジアスターゼには強い解毒作用と、焼き魚のコゲにある発ガン性物質をとりさる効果があります。魚を食べる際はかならずいっしょにいただきます。胃のもたれや胸やけといった胃酸過多の症状にも効きます。ビタミンCも豊富です。皮のあたりには中心部の2倍ものビタミンCが含まれますから、できれば皮ごと食べるといいです。

ニンジンは、緑黄色野菜ですから、強力な抗酸化物質のベータカロテンを大量に含みます。ビタミンA換算で100g中4100UI。そう聞いてもピンときませんが、成人男子の1日必要摂取量の2倍以上です。ベータカロテンは脂溶性ですから、いただくときは数滴の油といっしょに。ほかにも、ビタミンB1、B2、Cを少量、ミネラル類のカリウム、鉄、リンを多量に含みます。毎日食べていると、がんの予防になるし、視力強化にも役立ちます。肌がなめらかになります。血行を改善し、からだを暖める効果もあります。

これらを食前にもりもり食べることで、胃腸への負担はかなり減らせます。おなかがふくれるので、食事の量を減らしていても満腹感が得られるというメリットもあります。ナマでいただくのは、酵素やビタミンが熱で壊れるのを避けるためです。

キャベツとタマネギのサラダ昼と夕は毎食、キャベツとタマネギを千切りにしたサラダから始めていました。オメガ3系脂肪酸(解説は脂肪酸の記事)が豊富なえごま油をまわしかけ、酵素たっぷりの塩麹(塩麹の記事はこちら)か天然塩、バジル、黒こしょうをふって。純米酢やバルサミコ酢をかけてもうまいです。本当にうまくて、あきませんでした。ちなみにダイコンは毎夕食時、ダイコンおろしやじゃこおろしにして食べていました。

スーパーで買った野菜はカットして、ボールに水を張り、10分程度さらしています。水溶性の農薬なら流れます。

野菜を水にさらすさらしすぎは禁物。ビタミンCや薬効成分が溶けだしてしまいます。

キャベツとタマネギの千切りに、このスライサーを使っています。包丁で千切りしていたころと比べると格段に食べやすいです。キャベツは大きな塊のまま、千切りにできます。繊維と直角にカットすれば、口当たりがやわらかくしあがり、サラダにぴったりです。

slicer「キャベツスライサー」
毎日包丁で千切りはツライです。もっと早く買えばよかった、と買ってから後悔しました。トンカツ屋さんの千切りキャベツに近い食感で、本当にやわらかい。Amazonで1300円ちょっとでした。

毎日キャベツをそんなには食べられない、というのなら、ザワークラウトを手づくりするのもおすすめ。発酵食品ですから、腸内環境を整える効果も高い。一石二鳥です。ザワークラウトの作り方はこの記事に書きました。

ニンジンは毎朝、ジュースにして飲んでいます。皮も栄養が豊富ですから、まるごとジューサーにかけられるよう、オーガニックのものを箱買いしています。

※農薬や化学肥料に頼らず、農作物を栽培すること。有機栽培ともいう。

有機栽培ニンジン北海道産の有機ニンジン。10キロ単位で買いますから、届いたらすぐ鮮度保持袋に入れ、冷蔵保管します。10キロは、これが3袋。野菜室を半分占拠します。味わいは滋味にあふれていて、ジュースに向きます。

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できればオーガニックか減農薬栽培の農作物を

田舎の両親がたったひとりの孫のため、家庭菜園で採れたオーガニック野菜を隔週で送ってくれますから、ふだん農薬を気にすることはほとんどありません。

とはいえ、アトピーのからだはデリケートなので、なるべく安全な食材を選びたいところです。

それに、有機栽培で育った野菜は、化学肥料を使用したものとはまるきり味わいがちがいます。化学肥料で育った野菜は、オーガニックのものと比べると、栄養価が数分の1に落ちているそうです。

土の差ですね。

野菜は成長過程で土壌から栄養分を吸収しますから、自然の摂理です。

オーガニックや減農薬栽培の野菜の入手先として、わたしが利用しているのはこんなお店です。

宅配してくれます。ご参考までに。

らでぃっしゅぼーや
「らでぃっしゅぼーや」は、有機栽培や低農薬栽培の野菜、無添加食品を販売する宅配サービスの老舗です。もう利用している、という方も多いです。入会金も年会費も不要ですから、気楽にはじめられますね。「らでぃっしゅぼーや」の詳細はこの記事にまとめています。

一般会員(Oisixおためしセット)
村上龍さんが司会を務める『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)で、「Oisix」が紹介されたことがありますが、まじめな仕事ぶりにちょっと感動しました。「Oisix」のインプレッション記事はこちら。

自然食21
わたしの有機ニンジン購入先はいつもここ。もう何度もリピートしています。注文すればだいたい3~4日で届きます。有機ニンジンはスーパーのニンジンと比べると、味がしっかりしていながら甘みが強く、本当にうまいです。いつも10kg3000円以下で買っています。送料無料。これで2~3週間はもちます。一度だけ悪い商品が届いたことがありましたが、お店の方は誠実で、対応がとてもよかったです。

ほかに、生協の食材宅配サービス「生活クラブ」もよさそうです。減農薬野菜を配送料無料で届けてくれます。以下から資料の取り寄せができますので、資料だけでもチェックしてみるのもいいかもしれません。

さて、こうした宅配サービスの利用時はまとめ買いをすることが多いですよね。

でも、生野菜は足が早い。腐らせたりしてダメにすると本当にがっかりしてしまいます。

鮮度保持袋がスグレものです。

「お料理ママの鮮度保持袋 Lサイズ」
40×50cmのかなり大きい袋が50枚も入って、1000円前後です。遠赤外線放射物質配合フィルムで食品の腐敗を防ぐそうです。なんのこっちゃ、という感じですが、数日~1週間でダメになっていたものが、1~2週間もつようになりました。使いはじめて、野菜を腐らせることがなくなりました。まとめ買いの心強い味方です。

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④乳酸菌の摂取

アトピーの方は腸が病んでいることが多く、腸の健全化は完治に不可欠です。腸内環境を整え、善玉菌を増やす必要があるのです。そこで役立つのが乳酸菌。乳酸菌サプリや整腸剤、ヨーグルト、発酵食品の上手な活用法、おすすめの乳酸菌などを解説します。

④乳酸菌の摂取

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整腸剤(ビオフェルミン)で、腸内フローラを整える

小腸の終わりから大腸にかけては腸内細菌の巣です。これを腸内フローラといいます。

この腸内フローラが悪玉菌の巣と化していると、腐敗ガスや毒素を大量発生させ、それが血流に乗ったりして、アトピーが悪化します。腸内フローラは善玉菌の楽園でなければなりません。

そこで、わたしがとった手はこの3つ。

①「ビオフェルミン」を1日3回計9錠
②ヨーグルトを昼食と夕食後にそれぞれ300cc以上
③毎食、発酵食品を摂る

どれも腸内の善玉菌を増やすのが狙いです。乳酸菌は種類がいろいろあり、ヒトの腸内フローラも千差万別であることから、乳酸菌とヒトには相性があるようです。たとえば、A氏に効いた乳酸菌を、B女史が飲んだら便秘になった、こんなこともよくありますので、①②③の合わせ技でいくことにしたのです。

整腸剤を飲んで、アトピーがよくなったという話をよく耳にします。「ビオフェルミン」は、これだけで完治したという話を聞いたことがあったので、まっ先に試しました。540錠入りなら2か月もちます。1日40円以下とリーズナブルです。

ビオフェルミン「新ビオフェルミンS錠 540錠」
「アマゾン」で買うと、2135円(2013年8月5日時点)でした。歯周病に効く、と友人に聞きました。乳酸菌が歯周病菌を食べてくれるとか。

わたしは「ビオフェルミン」を飲んで便秘になりましたもので、1か月で服用をやめました。整腸剤はほかにもいろいろありますので、試してみて損はないですね。「新ラクトーンA」「ミヤリサン」「スーパビール酵母Z」「エビオス錠」などが有名です。

なお、後述しますが、ヨーグルトで十分な整腸効果を得られましたので、わたしは完治への100日間において、ほかの整腸剤に手を出すことはありませんでした。けれど、じつはいま、ワケあってヨーグルトから整腸剤への切り替えを考えています。

そういうわけで、アトピーの改善や再発予防に役立ちそうな整腸剤や乳酸菌サプリメントをいくつかピックアップしてくらべてみました。よろしければ整腸剤や乳酸菌サプリを選ぶ際の目安にしてください。整腸剤と乳酸菌サプリメントの記事にまとめています。

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アトピーに効果のあるヨーグルトで便通が改善

ビオフェルミンで便秘になったので、つづいてヨーグルトを食べはじめました。ヨーグルトに含まれる乳酸菌もさまざまあります。なかには、アレルギーやアトピーに効果があると謳ったものもあります。タカナシの「おなかへGO!」や、オハヨーの「L-55」、小岩井の「KW乳酸菌」なんかがそうですね。

ヨーグルトと自分の腸の適不適は、1日200gを7~10日間食べつづけ、体の様子が変わってきたかどうかをみるといいそうです。以下はアトピーに効きそうな商品です。いくつか試すつもりで調べました。

メーカー 商品 乳酸菌 健康機能
明治 R-1 R-1乳酸菌 インフル、風邪、整腸
明治 ブルガリア LB81乳酸菌 美肌、整腸
タカナシ おなかへGO! LGG乳酸菌 アレルギー、整腸
オハヨー L-55 L-55乳酸菌 アレルギー、整腸
小岩井 KW乳酸菌 KW3110 アレルギー、整腸
雪印 ガゼリ菌SP株 メタボ、抗酸化、整腸
セブンプレミアム 北海道ヨーグルト LA-2乳酸菌 整腸
フジッコ カスピ海 クレモリス菌FC株 免疫、整腸、美肌

 
最初に試したのは、セブンプレミアムの「北海道ヨーグルト」(450g)です。安いし、入手しやすいからです。イトーヨーカドーでいつも128円で売っています。これを毎日ワンパック、10日ほど食べつづけましたが、便秘がよけいひどくなりました。

北海道ヨーグルト

次に試したのは、フジッコの「カスピ海ヨーグルト」(400g)。量を増やし、昼夕食時にそれぞれ300gずつ。一発で効きました。夜食べたら、放屁がさかんになって、なんとその日の深夜にもう排便。それからは快便つづきの毎日です。というわけで、上に挙げた商品のほとんどを試していませんが、ヨーグルトを試してみようと思われる方はあちこち浮気して、相性バツグンの相手を見つけてください。

ヨーグルトをいただくのは食前です。かならず、乳酸菌のエサになる生蜂蜜かオリゴ糖をかけます。食前にいただくことで、おなかがふくれて、食べ過ぎが防げます。プレーンヨーグルトひと箱で300kcalくらいありますから、低脂肪のものを選ぶのも一手ですね。

生蜂蜜「Y.S. Eco Bee Farms, 100% Certified Organic Raw Honey」
わたしの最愛の生蜂蜜。熱処理していないナマの蜂蜜は、有機酸が腸内の善玉菌を増やす働きをしてくれます。酵素も生きています。完全栄養食です。しかもオーガニック食品。907gで13.48ドル。日本で買えば1万円はしますね。なによりおいしい。夏場でも常温で固まっていますが、クリーミーでくどい甘さや雑味もありません。

注)上の写真は「iHerb」の商品ページにリンクしています。初回のみ5ドル(最大10ドル)の割引が適用されるようになっています。もし、割引がうまく適用されない場合は、クーポンコード「GGK236」を手入力ください(以下同)。「iHerb」はわたしがよく利用している健康食品通販サイトです。詳細はこちらの記事をご覧ください。

生蜂蜜とならんで、わが家の食卓に欠かせないのがオリゴ糖。乳酸菌の大好物で、腸内に棲む善玉菌を増やしてくれます。白砂糖のようにアトピーの悪化原因になることもありません。普通のオリゴ糖は純度が低く、こうした利点が半減しますが、「カイテキオリゴ」は純度ほぼ100%。多めに摂ると、おなかがゆるくなりますが、「善玉菌が活発に働いているあかし」と思い、ヨーグルトや紅茶、料理に入れて、せっせと摂取しています。乳酸菌といっしょに摂ると、翌朝はかなりすっきりします。カイテキオリゴの詳細はこちらにまとめています。

ヨーグルトは、電子レンジで1分ほど温めれば、おなかを冷やさず、効率よく消化吸収できます。わたしは、小鍋に人肌の湯を用意して湯せんしていました。乳酸菌は50℃なら30分、70℃なら1分、100℃なら数秒で死滅します。死んだ菌でも整腸効果はあるそうですが、この子たちもこうして生きているのだから、元気なままで腸まで送り届けてあげよう、という妙な使命感が働いています(笑)。

ヨーグルトをレンジで温める

ちなみに、口から入った乳酸菌は腸で繁殖し、いい働きをしてくれるのだと想像していましたが、実情はちがうようです。乳酸菌をたくさん経口摂取することで、腸が善玉菌にとって住み心地のいい環境となり、もともといた先住善玉菌たちが繁殖していく、こんな理屈のようですね。

注)なかには定着したり、腸にながいこと居座るのもいるようです。

カスピ海ヨーグルトは自宅で手づくりできる

「カスピ海ヨーグルト」は発酵温度がほかの乳酸菌よりも低いので、ヨーグルトメーカーなしに常温で手軽に手づくりできます。この子たちを毎日いただこう、と決めてから、わたしは市販品を種に牛乳パックで自作しています。

「カスピ海ヨーグルト」は少し値が張りますが、自分でつくれば大量に食べてもさして家計の負担になりません。つくり方はカスピ海ヨーグルトの記事にまとめました。

日本が誇る伝統的な発酵食品にも乳酸菌はいっぱい

乳製品アレルギーの方には残念ながらヨーグルトは向きません。けれども、日本にはすぐれた乳酸菌発酵食品があります。味噌や漬け物、しょうゆなどです。

また、納豆の納豆菌も善玉菌を増やし、悪玉菌の出す有害物質を排泄する働きがありますし、ちょっと前に話題だった塩麹(つくり方は塩麹の記事)にも善玉菌を増やし、消化を助けてくれる働きがあります。

スーパーの漬け物や梅干しは添加物いっぱいなので、長らく買っていません。「ケンコーコム」なら、無添加の漬け物がたくさん置いてあるし、送料も1900円(税抜き)以上買えばタダになるし、梅と塩だけでできた梅干し(毎日1個食べます)もあるし、ぬか床も安い。ぬか漬けはいつかやってみたいと思っています。ただ、毎日かきまぜないとダメだし、うちはマンションなので冷蔵庫保管が基本だから場所もとります。田舎育ちの妻は、実家のぬか床の臭さを知っているため、ぬか床の話をすると、頼むからやめてくれ-、といいます。
 
伝統的な日本の発酵食品に含まれる植物性乳酸菌は、ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌より整腸作用が強く、アレルギー反応を抑える働きも高いそうですね。わたしはいまも毎日欠かさず味噌汁をつくり、ぬか漬けや納豆を食べています。

【追記】乳製品の遅延型食物アレルギーについて

先日、遅延型食物アレルギー検査(保険適用外の特殊なもの)をしてみたら、乳製品アレルギーがみつかりました。驚きました。治療期の100日間、一進一退を繰り返していたのは、もしかするとそのせいだったのかもれません。たぶん、あのころの食べすぎが原因でスコアがあがっていったのでしょうね。

でも、よくよく考えてみると、これは当然。なにしろ、当時は腸管粘膜がぼろぼろでしたからね。からだが日常的に抗原(乳製品のたんぱく質)にさらされ、抗体がどんどん溜まっていったのでしょう。アトピーの方が同じものを毎日食べていると食物アレルギーになるぞ、といわれるのはこのためです。

(注)アレルギーになりやすい食べ物とそうでない食べ物があります。乳製品や卵なんかはなりやすいです。

遅延型の食物アレルギーははっきりした自覚症状があらわれないこともありますが、原因食物を食べつづけることで、抗体と抗原の複合体が体内に蓄積し、長い目で見ると、肉体は大きなダメージを受けます。

治療期にヨーグルトを毎日食べるのはやめたほうが無難かもしれません。ヨーグルトにはただならぬ恩義を感じているのですが、いまはそう思います。

▶参考「遅延型アレルギー検査」

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管理人/イチロー

アトピー歴十数年。妻と娘との三人暮らし。数年前、ずっと目をそむけてきたアトピーが仕事もできないほど悪化。否応なく病気とがっぷり四つに組み、百日かけてねじふせました。その実践術のすべてを公開します。ひとりでも多くの方が、あの苦しみから逃れられますように。