解毒とカンジダ除菌にはパウダルコ(紫イペ、タヒボ茶)

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)

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パウダルコはブラジル産のハーブ。現地では、風邪からがんまで幅広く用いられています。欧米でも真菌(カンジダなど)や細菌、ウイルス、消化器障害、アレルギーなどの対策に利用されています。アトピーやカンジダ症の方には要注目ハーブ。効果や飲み方を説明します。

パウダルコの乾燥樹皮

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)とアトピー

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)は、南米のハーブ。古くからいろんな症状に使われてきたそうです。くわしい話は後回しにするとして、わたしが経験から感じるのは、アトピーを癒やすのに役立つということ。体内浄化と整腸作用が強いからです。

  • 血液浄化
  • 体内の毒素の排出(デトックス
  • 肝臓の解毒作用アップ
  • 腎臓のろ過機能アップ
  • 腸内のカンジダ除菌

いろいろな効果がありますが、パウダルコ(紫イペ、タヒボ)はとにかく、アトピー対策の要所をほぼ完ぺきに押さえています。

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)は非常に高価

ひと月分2万4000円~5万円くらいする、とても高価なパウダルコ(紫イペ、タヒボ)が出回っています。販売元によれば、「本物はこれだけ。あとは全部、有効成分を含まない偽物」とのこと。もしわたしが明日がんになり、余命宣告を受けたら――。全財産をはたいてでも治したいと願うはずです。もしかすると手を伸ばすかもしれない。

が、いろいろ調べてみて、「偽物」の利用者の体験談や口コミなども読んでいるうち、別に「偽物」でも問題なさそうだと感じました。だからいつも「偽物」を買っています(笑)。

パウダルコ茶(紫イペ茶、タヒボ茶)の飲み方

パウダルコとお茶パック

パウダルコの樹皮。小分けされていないので、お茶パックが別途必要でした。正確には、「パウダルコ」(紫イペ)を煎じたお茶のことを「タヒボ」というそうです。が、欧米人はまとめて「パウダルコ」と呼んでいます。一方、日本では「タヒボ」という人が多いようです。しかし抗がん用途のタヒボだけは「紫イペ」と呼ばれています。ややこしい(笑)。

樹皮を煮出してお茶として飲むか、樹皮の粉末の入ったサプリメントを利用するか、2つの摂取方法があります。

パウダルコ茶(紫イペ茶、タヒボ茶)

  1. 樹皮5グラムを1リットルのに入れます。
  2. やかんを火にかけて、沸騰したら弱火に。
  3. 30分間煮だします。
  4. 何回かに分けて飲みます。

1日1杯でも、カンジダの増殖を抑えることができるといわれています。強力な殺菌作用をもつ成分(ラパコールやナフソキノン)が、カンジダや細菌、ウイルスなどを一掃してくれます。1時間煎じると、有効成分がしっかりと抽出できるようです。

参考:カンジダのセルフチェック

タヒボ茶のできあがり

ちなみにわたしの場合、水の量は2リットル弱、樹皮は1回20~30グラム、抽出時間は40分。カンジダ治療中はこれを1日で飲みきっていました(以降はこれが2日分)。かなり多めですが、すでにカンジダが繁殖しまくっている腸内にはもっと必要だろう、と思ったからです。とにかく1日も早くカンジダとおさらばしたかったのです。たくさん買いすぎた、ということもあります。

ちょいとクセのある味わい。苦みもあります。オリゴ糖を入れてやるとがぜん飲みやすくなります。砂糖は使いません。カフェインは含みませんが、苦味が強いぶんタンニンが多いようです。断食中は飲まないほうがよさそうです。

パウダルコは善玉菌を殺さないのか?

残念ながら殺します。カンジダ除菌に役立つのはラパコールという抗真菌成分ですが、もうひとつの抗菌成分、ナフソキノンはそれ以外の菌も根こそぎやっつけてしまうそうです。

善玉菌もその刃から逃れることはできません。

このため、乳酸菌やビフィズス菌の入った乳酸菌サプリ(参考:乳酸菌サプリの比較)を併用するのが一般的。わたしもこのお茶を飲む日は1日3回、欠かさず摂取していました。

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)のサプリメント

パウダルコのサプリメント

サプリメントは手軽です。旅行中などにお世話になっていました。カンジダ除菌用ハーブにはかならずといっていいくらいパウダルコ(紫イペ、タヒボ)樹皮が入っています。

なお、お茶に使う樹皮は5グラム(わたしは20グラム)。サプリは1日分1グラムですから、ちょっと多めに飲んでいました。

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)の効果

最後にもう少しくわしく、パウダルコ(紫イペ、タヒボ)について説明しておきます。

現地では治療薬として使われている

パウダルコ(紫イペ、タヒボ)は、ブラジルはアマゾン川の流域に自生する木。珍種です。この木の内皮を、原住民たちは昔から愛用しているそうです。使われる症状は、たんなる風邪から梅毒、糖尿病、がんまで広範。

ほかにも、

  • 糖尿病
  • 呼吸器障害、喘息
  • 真菌感染症(カンジダなど)、炎症、細菌汗感染
  • 便秘、消化器障害、大腸炎
  • アレルギー

などがあります。

欧米ではハーブとして利用

欧米では、パウダルコ(紫イペ、タヒボ)はハーブ治療の代表格。真菌や細菌、ウイルス、寄生虫などの除去のほか、腸内環境改善、便秘解消、鎮痛、抗酸化、炎症鎮静化などに用いられています。緩下作用が強いのが特徴で、の毒素を持っていってくれます。飲み物としてだけでなく、チンキやサプリとしてもよく利用されます。

こうして見てくると、パウダルコ(紫イペ、タヒボ)はお茶というより、もう漢方の生薬ですね。

がん対策にも用いられている

がんの患者たちの代替療法としてもかなり有名。副作用がなく、あるゆるがんに効く、抗がん剤の副作用が楽になる、といわれています。

紫イペの研究

1950年代から先進国では紫イペのエキスの研究が行なわれてきました。いろんな実験で、がんを攻撃したり、増殖を抑制する働きがあることがたしかめられているそうです。

1990年代の日本の臨床試験では、がん患者の腫瘍マーカーが正常値までさがったり、糖尿病患者のインスリン抵抗性が改善したりしたといいます。

同時期の金沢大学の実験では、がん細胞に紫イペを直接ふりかけたら、28時間以内にがん細胞が全部死んだそうです。がん学会で報告もされています。

もはや奇跡のハーブですね。本物なら、現地で「神の手」と呼ばれている理由もわかる。

アマゾンの原住民の人びとにとって、神さまは大自然そのもの。わたしたち日本人のご先祖の神さまも森羅万象、つまり大自然。同じなのです。その神さまをちょっとお借りしよう、というのがこの記事のメーンテーマでした。

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