アトピー再発から好酸球性腸炎という自己免疫疾患になりました

アトピー再発から好酸球性腸炎という自己免疫疾患になりました

OTさん
2019年3月6日

こんばんは。イチローさんのブログを何度も何度も読ませていただいています。メルマガも登録させて頂きました。

10歳の息子はアトピー再発(小さいときにアトピー、食物アレルギーでしたが、完治)から、食物アレルギーと好酸球性腸炎という自己免疫疾患となりました。

アトピーがではじめてから1年後、1日に7回もトイレにこもり、そのうち血便、粘膜便となりました。そして、乳、卵、大豆、米に遅延型アレルギーが発覚し、大腸検査にて好酸球があちこちに浸潤していることがわかりました。

イチローさんのブログをみて、まさしくリーキガットの症状で、治療はこれだ!と、できるだけのことをやっています(断食などはできない)。

は大好きで、また大豆アレルギーがあるため、やめられていません。やはり、肉を食べると、アトピーが出てきます。

3ヶ月続けて、2日に1度起きていた腹痛はなくなってきました。またアトピーはひっこんだりでたりです。

そんな最中、急性中耳炎になり痛みと高熱で抗生物質服用となってしまいました。

今まで、お菓子を一切やめて、嫌いな野菜を頑張るなど努力してきたのに、息子もがっかりしています。

また、いちから、やり直しです。

まずはなくなってしまった善玉菌を取り戻すべく、プロバイオティクスや発酵食をとることでしょうか。

ここはやはり、諦めずもう一度やることですよね?

イチローさんのブログにであってなかったら、いつまでも息子は一番大変だった腹痛から解放されることはなく、ステロイド薬を出されて飲まざるを得なかったでしょう。今のところ、抗アレルギー薬で様子見です。

本当にありがとうございます。

好酸球性腸炎は潰瘍性大腸炎に似ている

OTさん、はじめまして。

好酸球性腸炎、初耳でしたのでちょっと調べてみました。非常にめずらしい病気とのことですが、症状を拝見して、わたしは潰瘍性大腸炎に似ていると感じました。

潰瘍性大腸炎の原因もアトピーと同じだと、ある患者の方から聞いたことがあります。その方もわたし同様、自分の不可解な病についてとことん調べてブログを運営されています。

その方によれば、潰瘍性大腸炎も腸内環境腸内細菌バランスの乱れ、そこからくるリーキーガットが根っこにあるとのことで、わたしのブログの対処法がそのまま使えるとおっしゃっていました。

の炎症にまつわる疾患はいろいろあります。潰瘍性大腸炎、クローン病などが代表的ですが、好酸球腸炎もそうですね。そしてアトピーというのは、そうした炎症性腸疾患の結果起こる皮膚症状だとわたしは考えています。

つまり大本をたどれば、すべては腸粘膜の欠損と滲出であると。だから腸粘膜を修復すれば改善する、治る。もっともそれが時間のかかる難事業なのですが。。。

抗生物質の服用はたしかにショックですね。でもだから振り出しに戻る、ということはないと思いますよ。抗生物質で腸内細菌のバランスはたしかに崩れます。カビ(カンジダなど)にとっては繁殖のチャンス到来です。が、それを許さない生活を送っていれば、大事にはいたらないと思います。

わたし自身のアトピー発症をさかのぼると、たった1クールの抗生物質が原因でした。ちなみにそれは大人になってからの服用で、幼少期にも何度か抗生物質は使ったように思いますが、大きな問題はありませんでした。

その差は、生活環境です。ひとり暮らしの乱れきった食生活と、当時暮らしていたワンルームの部屋がカビに汚染されていたことが問題だったのだといまは確信しています。

たいへんだと思います。とくにお子さんの場合、厳しい食事制限は難しいですからね。薬に頼ることを否定するつもりはありませんが、免疫に作用する薬の連用はやはり副作用が心配です。実際、製薬会社も皮膚科学会も「ステロイドは連用してはいけない」と言っています。とはいえ、臨床の現場では患者の求めるままに処方しつづける医師がほとんどですが……。

腸のトラブルは食養生など自然な方法で解決できます。繁殖したカビは上手に対処することで減らせます。壊れた腸粘膜も修復可能です。生き物の肉体は本来、健康に戻ろうとする力を備えているからです。薬でその自然治癒力のスイッチをオフにしてはいけない(昔の自分もそうすべきでなかった)と思います。

メルマガ、楽しみにしてくださっているというのは本当にうれしいお言葉でした。かならずお役に立つものにしますね。

OTさん
2019年3月8日

ご丁寧に、ご返答ありがとうございました。

そうなんです。当初、精神的と疑われ、2ヶ月もたち、細菌性とうたがわれ、抗生物質をだされ、とうとう、2ヶ月半後に大学病院へ紹介されました。

潰瘍性大腸炎にそっくりです。

やはり、好酸球性腸炎も自己免疫疾患のひとつでした。

そうですね。以前とは確かにちがいます。もう、気を付ける術は頭に入り、少しずつ実行にうつしてきました。だから、落ち込みましたが、もう一度リセット。もう少し、いまやっていることを地道に続けてみます。

難病と言われたとき、涙があふれました。一番大変なのは息子なのに。私が泣いてどうするんだ!でした。

治した方たちがいることを希望とし、がんばります。

人生で、ここまで料理を手作りしているのははじめてです(笑)

さまざまな文献、ネットサーフィンをし、イチローさんのブログにたどり着きました。

アトピーは皮膚の再生にたんぱく質が必要だから、たくさんとりなさいという情報もあり、かたや、たんぱく質や植物油のとりすぎがアトピーの原因、と全く真逆の説があり、混乱しました。

そして後者の意見に従った方たちは、一時的にはアトピーをなくすことができていますが、油や肉を食べると出てしまうというのを繰り返している事実。

なんなのか。

これに、答えを見いだすことができたのがイチローさんのブログでした。

リーキガットを治さないかぎり、完治はできないということ。

そして、アトピーもリュウマチも潰瘍性大腸炎もすべてなおしかたが同じだということ。

はじめはやみくもにたんぱく質をとっても、腸から漏れてしまい、アレルギー悪化です。ですから、アミノ酸レベルのものをとることも考えて、ボーンブロスやグルタミンをとっています。

胃酸もたんぱく質からできているのですね。息子は最大に具合が悪かったとき、肉の油に吐き気を催し、何もかも消化不良となりました。食物アレルギーの人は消化酵素も不足しているのですね。

そんなこと、イチローさんの情報とすっかり当てはまること。ものすごい納得ができ、実行にうつしています。

さらに、いろんな細かいことにも言及されていてたすかります。アトピー、アレルギーのために色々と試してきたことがやはりあり、ほとんどその事について触れられているのにも驚きました。

また、一番は食事にあるということ。そうすると、どんな食事?と迷うところです。昭和30年代の食事と他ではかかれていましたが、抽象的でなかなか頭に浮かびませんでした。イチローさんの食もとても具体的に示してくださっているので参考にしています。

難病なんて言葉、軽はずみに使うべきではないですよね。患者が受ける精神的ダメージははかりしれません。原因不明の病という点ではアトピーも同じで、わたしも最初に病名をつけられ、一生治らないと宣告されたとき、目の前がまっ暗になりました。

しかし実際には、現代医療では原因を特定できないというだけの話でした。そもそも現代医療は対症療法です。ケガや骨折など外科的な分野ではとても有効ですが、原因が体内にあってそれが細胞レベルになると無力です。風邪でさえ治療できない。現代医療にとっては風邪も難病。勝手に治ってくれるから、そう呼ばないだけです。

話が逸れましたが、息子さんもきっとよくなりますよ。わたしはそう思います。近くにいるお母さんも信じてください。よくも悪くも強いイメージは現実化します。全力で支えてあげてください。つらい思いをしている子どもを支えてあげられる、それも親の特権だとわたしは思います。